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ども!こはるんです♪
初!!ノベルですね💕︎こちらで何を話すかと言いますと、『天空戦争』です!!うちの子恋愛小説では明かされていない情報も出てきますよ〜?♪
シリアス展開頑張って書きますのでよろしくお願いします😊(かれんちゃん目線です)
それでは、お話へ٩(ˊᗜˋ*)وLet’s go!
ー…これは、後の戦争の話だ。
「かれん〜!!♪」
そう嬉しそうに声をかけてくれたのは、義理の姉・████だ。
🪽「お姉ちゃん!どうしたの?」
💎「ん〜?かれんに会えて嬉しかっただけだよ♪」
🪽「えっ…!?…そ、そうなんだ…♪///」
この時はとても幸せだった。……そう幸せ
“だった”の。
「████様ッッ!!そして天界全体に通告するッ!!」
『*天界が魔界の者に攻められているッ!!* 』
「……え…?」
この時誰もが呆然としていた。それもそのはずだ。魔界の者と言ったら、天使らの天敵ともなる者達だからだ。穢される恐れがあった。
「魔界の者だと…ッッ!?」「穢らわしいわ…ッッ」
「天界が崩れてしまうぞッ…!?」
ざわめく天界にただ一つ、彼女の声が響く。
「皆さん。わたくし達は誇り高き天界の民です。そしてわたくしはその皆様を統べる者。そのわたくしが、必ずや安泰へと導きます。 」
冷静な口調のはずなのに、とてつもない統率者としての威厳を感じて止まない。彼女の言葉を聞いた者は、皆落ち着きを取り戻した。
「…すごい、お姉ちゃん…!」
……でも、お姉ちゃんはこの状況をどう打破しようとしているのか。相手は天敵…ただ攻めに行ってしまっては、天界は崩壊するが妥当だ。
「お姉ちゃん…っ」
目に不安を浮かばせお姉ちゃんを見る。
「…大丈夫よ、かれん。 お姉ちゃんに任せなさい♪」
あたしの顔を見るなりお姉ちゃんは明るく笑ってくれた。嬉しかった。でも、それ以上に怖かった。…”また大切な人が消えるのでは無いかと”。
「誰かッ!こっちにも治癒をッッ!!」
「こっちにもお願い…ッッ!!」
「今すぐ行きますッ…!!」
天使は役割が大きく三つに分けられる。
一つは前線に出て戦うレント・エンジェラー。レント・エンジェラーはメインで戦うが、その分死者が多い。
二つはレント・エンジェラーを援護するア・ライト。ア・ライト はレント・ エンジェラー程では無いが、前線を破られたとき、一気にやられてしまうのが問題だ。
三つは傷ついた天使達を治癒するル・エデン。その通り治癒を専門とする者だが、戦闘に不向きな天使が多くいるのも事実だ。
(……私は稀に生まれてくるレント・ エンジェラーと ル・エデン持ちなんだよね…)
そう、あたしは二つ持ち。だからこそ困るのだ。
……今みたいに、“どちらも崩壊寸前の時は”。
という音と同時に、大半の天使の身体が抉られた。何とも惨い殺り方なのか。
「…ッ!どう…しよう…ッ…」
「ハハッ!どーするもこーするもねェだろ?♪」
「…ッ!?」
…あたし達にとってこれまでに無い程の不愉快な声が耳に入る。…そう、悪魔だ。
「…ッこの…ッッ!!」「悪魔め…ッ!!」
大勢の天使が、込み上げてくる怒りをぶつけるように悪魔に攻撃を仕掛ける。だが、悪魔は複数で成る天使と違い、一人一人の個体が強力な種族。
その力の差は圧倒的だった。
あたしも加勢に入ろうとしたその時、何者かの手が肩に触れた。
「お!お前はまだ可愛いじゃん♪」
と言う不快な声と共に。
「…ッ!!」
あたしは弓を引く。そして出来る限りの聖力を込め、矢を放つ。あたしの弓は一発が重機並の強さを誇る。
「何とか当たったみたい…」
これで悪魔を少し減らせた。そう安心したのも束の間、憎き悪魔達はゾロゾロと増えてゆく。
「こんなのキリが無いわ…ッ!!」
「聖力がもう残っていないぞ…ッ!!」
……益々まずい。死傷者は二万人をゆうに超えている。
天使達の主・最高神を狙って攻撃する悪魔を抹殺するのが天使達の役目。でもその天使がやられてしまっては元も子も無い。
(…お姉ちゃん、どうするの…ッ…?)
そんな不安が募る。
「████様を守るのだッ!!」
「悪魔を近づけるなッッ!!」
最初はそんな声が聞こえていたが、今はもう聞こえない。
「…ッッ!?」
何だろう。この威圧感は。
そして、この聖力と魔力の波動は。
「…やるしか無い様ね、アリウス。」
「ハッ…!やる?偉そうな奴だ。」
来てしまったのだ。魔王アリウスが。
激しい衝突音と共に最高権力者同士の戦いが始まってしまった。
(早い…ッ!!)
目で追えない程の速度で繰り広げられる戦いを前に、あたし達は何も出来ないでいた。
パチンッ
と指を鳴らすアリウス。その瞬間、突如として大勢の天使達が自害を始めた。
「ッ!?何をしたのアリウスッ…!!」
焦るお姉ちゃんと、それを見るなり悦に浸り出すアリウス。
「いやァ、やっぱ良いなァ??」
信じられない。余りにも度が過ぎている外道だ。
だが、お姉ちゃんよりアリウスが能力面で勝っているのは事実。そう考えていた次の瞬間。
(………え……)
何、今の感覚。感じた事が無い位の恐怖をたった今感じた。まさか、アリウス?…いや、アリウス並ばもっと不快感がある魔力を感じる筈だ。
……じゃあ、お姉ちゃん…?
そう思い、振り返った。すると、いつもの姉では無かった。
君主が違う筈の悪魔達までもが動けなくなっている。
「…アリウス」
そう魔王の名を呼んだと同時にお姉ちゃんは消えたかと思った次の時、
と言う凄まじい叫び声が聞こえた。…何が起こったのか分からなかった。理解出来なかった。
魔王アリウス以外。何故なら、
「……貴方が動いたせいで急所がズレたわ」
「クソッッ…!俺はズラしたんだよッッ…!!」
「あら、そう。わたくしなら、全て避けられるのにね。」
「ッ!?…チッ…!!」
と怒りと悔しさを混じらせ舌を鳴らすアリウス。
……今のお姉ちゃんは、本当にお姉ちゃん…?
そう疑う程に違って見えた。畏怖の意味で。
「…ふふっ、悔しそう。……ん?あら、貴方、再生出来るんじゃないの?」
「…ッこの…ッ!!」
「…あぁ、そうね。わたくしが貴方の魔力、全て取り出してしまったものね?」
……おかしい。魔王に勝る神がいるなど。聖力は魔力に弱いはず。そして何より恐ろしいのは、
**お姉ちゃんの目が笑っていない事だ。**いつもあんなに優しい笑顔を見せるお姉ちゃんなのに。
「…████…ッッ!!」
……ん?これは…お姉ちゃんの真の名前?
どうして今までこのノイズに気が付かなかったのだろう。魔王が言ったことで気が付いたのか。
お姉ちゃんの名前。それは…
「…セル、ヴェーテ…ッッ…!!」
あたしがお姉ちゃんの名前を呼んだ時、すでに勝敗はついていた。
お姉ちゃんは、自身の背後から無数のマスケット銃の様な物を浮かばせ、それをアリウスに向ける。
パァァッと銃に聖力を注ぐ。そうした後、神は構え、魔王の元へ天使のように微笑み、飛ぶ。
次に瞬きをした時には 聖槍が、魔王・アリウスの全てを貫いていた。魔王の跡形も無くなる程に。
「…終わった、の…?」
あたしは安心して気が抜けたのか、その後すぐに倒れてしまった。
「……ん」
「…かれん」
「…ん…?」
💎「かれん!起きたのね♪も〜、お姉ちゃん心配したんだからね?」
🪽「……おねぇ、ちゃん…?」
💎「ふふっ、よしよし♪」
と言いながらあたしの頭を撫でてくれた。
(……いつものお姉ちゃんだ…)
安心した。またいつもの明るいお姉ちゃんで。
💎「…ねぇ、かれん。」
🪽「どうしたの?」
💎「もし、貴方にも私のように真名があるとしたら、知りたい? 」
🪽「……真名…」
💎「……かれん自身が真名を知ったとしても、私は『かれん』って呼ぶよ。」
🪽「…!……じゃあ、知りたい。」
💎「うん、分かった。かれんの真名は『サナーレ』よ。」
🪽「…サナーレ…」
……何故か、真名で呼ばれると不思議な気持ちになる。本当のあたしを呼んでくれているみたい。
🪽「…ありがとう。お姉ちゃん!♪」
💎「いいえ〜♪」
此度の戦争から暫く経った頃、神は言った。
「生き残った天界の民の皆さん。これから、天界の再構築を開始します。」
と言った。
「ル・エデンの方はこちらに」
天使は一定の魔力に曝されると、「光」になり
形を保てなくなってしまう。そんな天使達を蘇生出来るのは神であるセルヴェーテ・お姉ちゃんしかいない。そしてそのセルヴェーテを手伝えるのは、ル・エデンだ。
『……魔に曝された悲しき天の使い達よ。この最高神・セルヴェーテの元にお戻りなさい。セルヴェーテが、汝らに温かな光を授けよう。』
そうセルヴェーテが呼びかけると、多くの僅かに光る者達がセルヴェーテに寄っていった。
「…ふふっ、皆さん。よく頑張りましたね。」
と、セルヴェーテは微笑む。こうして天使達は復活する事が出来た。なんだか、あたし達まで心が浄化されてゆく気がした。
こうして、《天空戦争》は幕を閉じた。
それから数百年後。
セルヴェーテはとある女性を導く。
「……」(スヤスヤ
『…お、お姉ちゃん…??なんで人間が…??』
『え〜?だって…この子、前世が余りにも可哀想だったんだもん〜♪』
『……え』
『あ、てかさ!この子、二百年くらい前のわたくしそっくりじゃない!?✨️』
『……髪型位では??…てか……お姉ちゃんの方が綺麗だし…///』
『え”ッ…嬉しいけど…』
『この子の方がッ!何倍もッ!!いい子なんだよッ!?』
『えぇ〜…わ、分かったよ…』
『ちょ、引かないでよ〜!!』
💎「…え、なんコレ…??」
(……どうして天界の姿に…!?)
🪽「あれ、なんで偽装解けてるの?」
💎「わ、分かんない…」
そして、今に至る。
💎「…ッ!離してください…ッッ!!///」
⚡️「やだ〜♪」(ギュー♡
💎「ん”ん”ッッ!!///」
🪽(……お姉ちゃん…良かったね…♪)
🎼「…どこ見てんの?♪」
🪽「ひゃッ…!?ち、近い…っ!!///」
《END》
はーい!いかがだったでしょうか?
天界の皆んな、よく頑張ったねッッ…!!😭
💎ちゃんと🪽ちゃんの本当の名前が明かされましたね〜♪(セルヴェーテ&サナーレ)
💎ちゃんは人間界ではロリ系なのに、元の姿はお姉さんなんですよね〜💕
……なんか、本当、良がっだねッッ!!(号泣)
特殊な用語が多くてごめんなさいッ!!結果ハッピーエンドで👍そんじゃ✋🙂