テラーノベル
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注意!!
これは「魔王軍への下剋上」の二次創作です!!
キャラ崩壊があるかもです
本編とは一切関係ありません
ではどうぞ
ある仕事を引き受けた
それは、ある男を殺せ、というものだった
魔王サマ直々の仕事だ
魔王サマが言うには集落をいくつも壊滅させたらしい。その中には魔王軍の領土もあるらしく困っているとのことだ
俺は久々に胸が高鳴った
(これで俺も……)
曇天の中意気揚々と仕事に向かった
その男がいるらしい村に行ってみるとそこは長閑な場所だった
到底そこに大量殺人を犯したヤツなど居るとは思えなかった
だが仕事は仕事だ
どんなヤツであろうと殺す、それが俺の使命だ
その男がどこにいるのかはすぐに分かった
気配が段違いだったからだ
更に高鳴る胸を押さえそいつの場所まで向かう
だがその期待とは裏腹にその男を見るなり俺は落胆した
そいつが年端もいかない少年だったからだ
「君、ごっこ遊びは程々に暗くなるまでに家に帰りなよ」
皮肉を込めて少年に言う
「帰る家なんか無いよ…魔王軍に壊されたから…」
その少年は俺が魔王軍だと知ってか知らずか魔王軍の話題を俺に返す
「ふーんまあいいや」
「君は僕が殺すから」
言い終わった瞬間少年の表情が変わる
「…それホント?」
半信半疑で聞かれる
「マジ、大マジ」
対する俺は軽く返す
「じゃあ申し訳ないですけど…僕も貴方を殺すしかありませんね…」
少年がさっき拾ったらしい木の棒を構える
「……なるほどね」
(おそらくコイツの能力は物体の強度を上げる……そうか舐めてかかってるか…)
(まあ後者は無いだろうけどね)
「舐めてたらこんな魔力、出るはずないよね」
言い終わるまでもなく少年が一気に距離を詰めて俺に切りかかってくる
「うーん…少年じゃ味気ないな…君、名前は?」
攻撃を躱しつつ少年に尋ねる
「……ネロ…」
「ふーん、ネロねえ…」
頭の中で少年の名を反芻する
「いい名前じゃん」
「【デュランダル】」
姿勢を低くし少年…ネロの足を狙う
「貴方そこ…名前は…?」
「ええ…今から殺す相手に教える必要ある?」
デュランダルの刃を軽くジャンプして躱す
「僕が教えたんだから、いいでしょ?」
「そうかなっ」
デュランダルを手から消し武器を銃に変え、躊躇わず撃つ
「入った……!」
と思いきや
「間一髪で躱したか…」
「どうです?名前教える気になりました?」
「まだ…かな」
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ミクル
美玉びーず♧_イラコン延長中☆
「そうですか」
とさっきの木の棒を俺に向かって投げる
が、その攻撃は俺には当たらなかった
「空気の壁…ですか」
「これくらいの攻撃を防ぐくらいならできるぜ?」
ニヤリと笑って返す
だが
「…残念です」
ネロはそう言って肩を落とす
「…は?」
直後何かに刺されるような痛みが背中を走る
「っぐ……」
(こいつの能力…!!物体強化じゃないのか…!!)
「…幻覚か」
「あ、気づきました?」
「僕の能力、幻覚を見せられるんです」
すると周りの景色がどろどろ溶けはじめる
いや、戻ってゆく
「……」
「これでお終いですかね…」
背中を刺したままの体勢で顔を上げる
その顔はさっきの少年の顔ではなく、狂気に満ちた笑顔だった
「ふっ…僕をここまで追い詰めたやつは魔王サマ以外いなかったぜ…」
「やっぱり魔王軍の方でした?」
「だがな…甘い」
「⁉︎⁉︎⁉︎」
ネロが反応する間もなく吹っ飛ぶ
「空気を圧縮させ飛ばす、こんなこともできるんだぜ」
飛んだ先は運悪く崖だった
「なるほど、村に見せていたのか…」
さっきまで村だったところは風が吹き荒ぶ荒野だった
「…これで終わったか」
一応最終確認の為崖を降りる
「……ぁ…ぅぅ…っ」
ネロはおそらく放っておいたら死ぬ程の怪我だった
「……」
これで用は終わったので踵を返し帰ろうとする
でもあることを思い立って少年の前に座る
「嗤いにきたん…ですか……」
ネロの声は先程とは違い弱々しかった
「いや別に?僕がこの手で殺してやろうかと」
「幻覚…かもしれない…からですか…?」
「うーん、それもある」
「それも……?」
ネロの睫毛が僅かに動く
「ああ、僕をここここまでした者への敬意?ってヤツ?かな」
「貴方…タナトスさんがそんなことをするとはね…」
「なんだ、名前知ってたのか」
「ええ…風の噂でですけどね」
「貴方…死にたいらしいじゃないですか…」
「え?うん、まあ」
予想外の話題に困惑しつつも返す
「それが…本心なんですか?」
「……………さあな」
長い沈黙の後答える
「…そうですか」
先程と同じように微笑む
それが俺には気味悪く感じられた
「で?話したいことは終わりか?」
その気色悪さを払拭する為にネロへ最後の質問をする
「ええ、聞きたいことは聞けました…」
「そうか…」
ザシュ
何かが切れる音が聞こえた後に黒いコートを身に纏った男が崖の下から現れる
「魔王サマ〜帰ったぜ」
「おおタナトス!遅かったね!」
「まあ…な」
「てかボロボロじゃん強かった? 」
「はあ…君は……」
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急に三人称視点になったり…まじでなんなん君(ドブカス)