『浮気』

久しぶりのwki、久しぶりの温もり久しぶりにwkiの匂いに包まれた瞬間だった

💛……っ、ひぐ……う、ぁ……

ryoちゃんは崩れるように泣き出した

我慢していたものを全て吐き出すように

💛ずっと…wkiに……ハグされたかった！

愛してるよって、言われたかったの……っ……

必死に押し殺していた寂しさや苦しさが

全部こぼれ落ちていく

こんなふうに泣くryoちゃんを見るのは

初めてだった

いつも優しくて、甘え下手でも甘えてくれてた

寂しさや不安を真正面からぶつけてくることはなかった

でも今子どもみたいに顔をくしゃくしゃにして

涙を止められなくて叫ぶように喋っていた

ほんとはずっと、ひとりぼっちが嫌いだったんだ、 ぬくもりを求めて

側にいてくれるだけで安心してくれるような

そんなryoちゃんを、自分は1ヶ月も独りにしていた

胸が…張り裂けそうだった

💙…ごめん、ずっと一人にして……ごめんね

ちゃんと目を見て、wkiは言った

ryoちゃんの目は赤くて、まだ涙はこぼれていた、 でもwkiの目をまっすぐ見つめ返してくれる

少しの沈黙、 先に声を出したのはryoちゃんだった

💛ほんとにもういっかい、僕のこと……愛してくれる？

もう迷わない 間違えない 過ちは犯さない

ほんとはずっと答えは変わってなかった

💙うん、ryoちゃんのことずっとずっと……

死んでも愛してる。

wkiがそう言うと ryoちゃんはそっと顔を近づけた

ryoちゃんの目から、また涙が溢れるのを見ながら、 唇が優しく重なった

ryoちゃんの唇は涙で濡れていて

少し冷たかったでも暖かい

ちゃんと生きてる、夢じゃない

キスのあとryoちゃんが少し笑って

小さな声で呟いた

💛……ずっと、愛しててね

💙うん…もう二度と離さない、ずっとryoちゃんのこと愛してる。

もう、寂しさに蓋をさせないように

もう、独りにさせないように

💛……おかえり、wki

また泣きそうなryoちゃんにwkiは微笑む

💙ただいま、ryoちゃん

そしてもう一度、抱きしめた

今度は離さないように

ちゃんと、手をつないで歩いていけるように