まりなside
何だあのキメラ。和服姿で赤みがかった長髪をしていて、一見普通の人間に見える。顔以外は。元々人間の男性だった事が解るキメラは顔に目が6つある。そして意思がある。さっき人間を殺していた。殺した人間は隊服を来ていた。アレがキメラの敵なんだろう
「アイツ!!なんか目が6個もあるんだけど?!」
耳元でした幼馴染みの声。かずしがいることを忘れていた。
………待て、ならば彼奴にはあのキメラと戦うのは不利だ。かずしは触りに行かないといけない。きっと周りに入った瞬間に斬られる
「マリナ……………………………………?!」
今はこの判断しか、、
「かずし、今すぐ走るぞ」(ボソッ
「は?なんで、」
「いいから走れ、!!」
そう俺が声を出した時、1つの視線を感じた。バレてしまったんだ。早くしないと、、!!
かずしside
「いいから走れ、!!」
まりなが声を上げた時、あの六つ目のキメラがこちらを向いた。まりなの考えは此奴から逃げる事だと俺は理解し、そのまま全速力で走った。
ハァハァ……ハァハァ…
俺の荒い息が深緑の中に響く。ここまで来れば大丈夫だと思いまりなに声をかけた
「ここまで来れば大丈夫だろ、ところでここはどこ、」
そう言い俺は振り向いた
「まり、、、、な?」
俺の後ろにはまりなはいなかった。嗚呼、俺は彼奴の考えを理解していなかったんだ、と、今更だが思う
彼奴の考えは
“俺を逃がして自分だけで戦おう”ということだったんだ
全く、あの心配性が。…………何だこれ、紙?
「他の5人を探しといて。オナシャス」
…………………………………スゥーーーッ
「彼奴ノリ軽すぎない?」
さぁて……
「探しといてって言われてもなァ〜」
…………………………………………………………………………あ、
「GPSあるんだった」
コメント
2件
まりなさん、、体張りすぎです。