コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
着々と進めようかなと()
「」太宰
[]敦
暫くの間、気持ち悪くて仕方が無かった。
自業自得だと分かっている。
だが、辞められないのだ。
単純に、気持ち悪いのが好きだという訳では無い。
なら何故わざわざそんな事するのかと言うと、ドス君からの心配されていると云う状況が堪らなく嬉しいからなのだ。
これは性的感情なのかもしれない。
唯、今言えるのは、そんな事どうだっていいという事だけだ。
この先のことなんて考えなくったっていい、
今、目の前にある事だけを見つめていればいいのだ。
私はドスくんさえ居ればいい。
ドスくん以外、要らない。
不意に思うことがある。
ドスくんは本当にこれで幸せであると言えるのかという事だ。
今まで、私は自分の事しか考えていない。
ドスくんは一体、どう思っているのか、……。
知りたい。どうしても知りたい。
だが、知ってしまったらもう、この関係のままで居られなくなってしまう気がして。
嫌だ。
何時か聞ける日が来るのを待とうと思う。
同じような日々が続く。
もう飽きた。
ドスくんは全く家に帰ってこない。
その為、会話も出来ない。
仕事が大変なんだろう。
私は家から出られないというのに、凄いと思うね、。
探偵社員の皆には迷惑を掛けて馬鹿りだ。
申し訳ないと思う。
真面に出社出来ていないというのに皆、優しく接してくれるのだ。
偶に焼菓子等を持ってきてくれたりする。
良い仲間を持ったものだ。
私には勿体無いぐらいの、ね、。
毎回、家に来た時は適当に接して、お茶も出さずに帰らせて仕舞う。
次回のはちゃんと話をしよう。
そうだ、その時の為に話す内容でも考えていよう。
きっと楽しい筈だ。
そうだな、何時も貰って馬鹿りで申し訳ないし、菓子でも作ってお返しでもしよう!!
我ながら、良い考えじゃあないか…?!
早速、明日作ってみよう、
今から材料を買って、明日作るのだ!
何を作ろうかが悩み所だ…。
そうだ!ドーナツを作ろう!
今食べたいのもあるが、きっと皆好きだろう!…、
買い物がこんなにも大変だったなんて、…。
何を買うにも種類が多すぎるし、値段が高い、。
何時もはドスくんが買ってきてくれているからそんなの知らなかった。
なんだか申し訳ないから、ドスくんの分も作ってあげよう…。
げッッ…もう1時…。
今から急いで作らなきゃ、
間に合わないかも、。。
「材料が足りない…、」
しかも重要っぽいやつだ、。
き、きっと砂糖が代わりの役割を勤めてくれるだろう…!、
「…完成、!!」
真っ黒になってしまったが、きっと美味しだろう…!
「さて、味見味見〜♩」
「ゔッッ…、お”ぇ、、。」
あまりにも不味い、。
これは絶対人間が食べても良いものではない…
私、何か変な事したっけ……???
思い当たる事がない…。
まあ、いいだろう、!
「…できたっ!!!、!!」
勿体無いが、ドーナツは捨てた
あんなもの、手渡せる訳が無い。
その代わりに皆に文(ふみ)を一通ずつ書いた。
勿論、ドスくんの分もだ。
話せていないし、文だから伝えられることもあるだろう、?
明日、敦くんを家に来るよう呼んでおいた。
私から呼んだ事に随分と驚いていて、少し面白かった。
他の社員の皆さんも呼びましょうかと聞かれたが、小恥ずかしいので断った。
「、気に入って、くれるといいな、。」
(次の日)
ぴんぽーん
と愉快な音色をインターホンが鳴らして、人が来た事を私に知らせた。
敦くんが来たのだ…!!!
「いいよ、入ってきて」
と、敦くんを招き入れた。
[お、お邪魔、します、!]
何だか少し緊張している様子だ。
私が何かするのではと思っているのだろう。
まあ、いいや。
「はいこれ。
皆にもちゃんと渡しておいてね。」
恥ずかしさをかき消すように、何時もの私を演じて渡した。
敦くんはまたびっくりしていて、わかりましたと元気良く返事をした。
「またね。」
もう帰ってもらう。
私も疲れてしまったし、ちゃんと、文を渡すことが出来た。
もう寝よう。
ドスくんは今日も早く帰ってこれそうにない。
確か、明日はお休みだったと思い出し、明日、手渡しで渡そうと思う。
一旦切ります!
長かったよね、お疲れ様!!