僕が望むもの¿?
📚「はい!カット!今日の撮影終わり!」
🐏「お疲れ様ー!」
🍌「やっと終わったねぇー、でもこれから編集だと思うと気が重いよぉ、」
今日もこんな会話をして撮影が終わる。僕らはぽっぴんず。ゲーム実況をしている。チャンネル登録者はお陰様で60万人を超えた。これも全部仲間達のおかげ。その中で僕はリーダーをしてる。 メンバー内でも付き合ってるカップルはいる。それは、🐏ちゃんと🍌君。どうやら、🐏ちゃんから告白したらしい。 実は僕も、好きな人はいる。でも、絶対に付き合えないに決まってる。だって相手は、
🐝「📚ー!パソコンぶっ壊れたんだけど!」
そう、僕の親友でもあり、僕の片想い相手の🐝。
🐝とは、昔からの幼馴染で、その頃からずっと好きだった。笑顔がカッコよくて、何かと手伝ってくれるくらい優しくて、僕はそう言うところが好きだった。でも相手は紛れもなく “男” 男だから、付き合うことは“不可能”に等しかった。
🐝「なるほど、ここはこうするのか、📚のおかげで勉強になったわ!ありがとな!」
📚「別に、良いけど、あ、じゃあもう帰るね、」
🐝「おう!また明日な!」
📚「うん、またね、」
路上
📚「はぁ、今日も緊張して、あんまり話せなかった、」
帰り道、いつも僕はこうやって反省をする。反省して明日に活かそうとしてるが、やっぱり、素直に話すことはできない。いつも冷たく突き放してしまう。でもそんな時、
ピコンッ
📚「…🐝からLINE、?」
内容は、
🐝「…📚、俺のこと嫌い、?」
と言うものだった。そして僕はすぐに、
📚「嫌いなわけないじゃん、どうしたの?」
と返した。すると、
🐝「いや、最近📚、俺のこと避けてるような気がしてさ、」
確かに、🐝の事は避けてはいた。
📚「それはごめん、忙しくて、」
また嘘をついた。全然…忙しくは無い…むしろ暇である。
🐝「📚、単刀直入に言って良いか?」 📚「何を?」
何を言うつもりなんだろうか。
🐝「俺、お前のこと好き。嫌だったら良いけど、付き合って欲しい」
📚「え?」
これを見た時、僕の思考は停止した。 告白された、?ずっと片想いしてた相手に、?嬉しい、けど、……🐝は僕なんかで良いのか、?
📚「少し考えるから、時間ちょうだい。」
🐝「おう!何日でも待つぜ!」
…やっぱり君は、優しい。 家に帰ってベットに寝転がった。僕はベットの上で告白の件について考えていた。
📚「僕が🐝と付き合うと言うことは、完全に僕のものになるって事、だよね、…🐝の恋人が僕みたいな人間で良いわけがない、…断ろう」
そう言って僕は🐝のLINEを開いた。
📚「🐝。さっきの話なんだけど、」
🐝「?どした?返事決まった?」
📚「うん、あのさ、」
🐝「うん、」
📚「🐝のことは大好きなんだけど、ごめん、付き合うことはできない。」
🐝「そっか、まぁ、そうだよな!ごめんな、!」
…自分で返信したのにとても胸が締め付けられた。
あれから数分後……
ピコンッ
また一通のLINEが来た。
📚「?誰だ?」
相手は案の定🐝だった。メッセージ内容は、
🐝「やっぱり諦めきれない。やっぱり付き合ってほしい。」
との事だった。
📚「だから、無理だって、」
そう返事を返すも、
🐝「お願い。絶対後悔はさせないから、!」
と来た。僕は内心嬉しかったが、
現実に振り返って、今のが夢だったと確信する。
📚「…あぁ、そうだ、僕断ったんだった、」
LINEのやり取りを見ても、夢のような事には起きていないのだと現実に戻った。
勝手な妄想繰り広げていただけ。
この恋は2度と実ることはないんだ。
だってこれは、
📚「…🐝の為だから」
🐝にはちゃんと女性と付き合って欲しい。
こんな僕じゃなくて。
そうやってベランダの手すりに手をかける。
📚「…月が綺麗だな、」
そう言った後に僕の体は宙に浮いた。
コメント
4件
📚くん 、最期が悲しい 、 やっぱり善意があって断ったけど本当は付き合いたいって気持ちもあったんだろうな、
うわぁ… 最後K s 📚くんもしかして… 感動したよ🥲