テラー辞めようか悩んでる。
「は?」
「だから、乳首で感じるわけねーだろって」
怪訝な顔をしながら乳首を摘んでくる蘭に速攻拳を叩き込む。
「どう思った?」
「痛てぇから殺すと思った」
顔面を殴ろうと手を振りかぶったところ止められてしまい不発に終わる。蘭はあからさまにガッカリした表情をしていた。
なんかムカつく。勝手に触ってきたのはそっちだろふざけんな。
「…大体こういう時ってさぁ、なんかちょっとだけ気持ちいいかも♡………みたいになるのがセオリーでしょうが!?最初から感じるなんて変かな…?って反応をするところ!!それなのに春千夜ってば本当に……!!もう…!」
「何言ってんだお前」
「……よし決めた。俺は春千夜の乳首を開発する」
「勝手に決めんな」
「そうと決まれば早速乳首を開発しよう!春千夜!」
「だから決まってねぇよ。…まぁ、そこまで言うなら?仕方ねーから触らせてやるよ。無駄な足掻きだろうけどな」
蘭の手を取って自分の胸へと持っていく。挑発的な笑みを浮かべると、ごくりと、喉が上下するのが見えた。
「急にムード作ってくるの本当にタチ悪いぞ」
「あ?嫌なら触らなくていいぜ」
「嫌とは言ってないけど?」
両胸が手のひらに包まれる。全体を、まるでマッサージをするかのように柔く揉まれた。ふに、と。力を抜いた胸が触られる度に形を変える。
「随分といい具合に育ったね〜。質いいから柔らかくて揉みがいがあるし」
「おっさん臭いこと言うな」
下から掬い上げるようにされたり、左右の胸を中心に寄せられたり、好き勝手に触られる。胸にぎゅっと、手が押し付けられて指先が沈んだ。
揉まれることで血行が良くなったのか身体が段々と暖かくなる。心臓だって、先程よりも確実に鼓動が早くなってきていて。
…いや、まだ感じてないし。気持ちいいのは動きがマッサージに似てるからだし。
「どう?少しは気持ちよくなってきたんじゃない?」
「あー…その、あれ、マッサージみたいでリラックスする感じだから、そういう気持ちいいのとは……」
「何も感じてない訳じゃないんだね?なら良かった」
そう言って一度止めていた手をまた動かし始めた。
……もしかして、感じてないって言えば終わってたんじゃねぇの!?完全に返答ミスった……。
触れられたところが徐々に熱を持ち始め、焦燥感がじわじわと込み上げてくる。
あれだけでかい口を叩いておいて、あっさり感じました。なんて情けなさ過ぎるだろ。
ぐるぐると考えている間も蘭の手は止まらない。
「ひっ…!」
指が胸の尖りを掠めた。
先程まではなんともなかった癖に、一度触れてしまうとそこばかりに意識が集中してしまって、段々ぷくりと膨れていく。
まだ乳首を触る気がないのか付近を指が掠めることはあれど、僅かに主張しつつある先端には全く触れる気配がない。
指が近づいたかと思えば離れていって。いつ触れられるか全く予想できなかった。まるで焦らされてるみたいだ。
さっき一瞬だけ触れたのは、意識させるために意図的にしたことなのか?それとも本当に偶然あたってしまっただけなのか。
どちらにせよそれが絶大な効果を発揮していることには変わりなかった。
だって俺、こんなにも期待しちゃってる。
「…いつ、まで…っ……も、んでる、つもりだよ」
耐えきれなくなって蘭に声をかける。
手の動きがピタリと止まり、顔がこちらを向く。とても愉しそうな表情に心臓がどくんと高鳴った。
「……ち、…ちくび、触るんじゃなかったのかよ」
「ちゃんと感じて貰うために今全体を触ってるの。…もしかして、触って欲しくなっちゃった?」
「……触って欲しくなったら、わるいのかよ」
「まっさかー♡春千夜が悪いことなんて何一つだってないよ?」
気づけなくてごめんね。と、唇に触れるだけのキスをしてすぐに離れていく。
手の平が動いて少し固くなった乳首が擦れた。身体がぴくりと跳ね、そのせいでまた擦れ、反応する。その繰り返しだった。
強い刺激ではないはずなのに、頭が溶けてしまいそうで。微弱な甘い快楽が蓄積されていく。
「ん…っ、…あ、ぁ…ッ……♡」
甘やかな嬌声が静かな部屋に響く。
何度も擦られた乳首はピンと勃っていて、それがもっと触られたがっているように見えて恥ずかしかった。
蘭の指が乳輪に触れる。火照った身体には少し冷たく感じて、思わず小さな吐息が漏れた。
指先がくるくるとなぞるように動き出す。すり、と器用に乳首に当たらないようにしながら擦られる。
触って欲しいと強請ったのにまた焦らすのかと、一言文句を言ってやろうと思った時、もう片方の乳首がぎゅっと摘まれた。瞬間ビリビリと背筋に電流が走る。
最初の時はただ痛いだけだったのに、どうして。
「ひあッ…!ん、っん、ぅ……♡んッ…は、ぁっ……!」
「目、とろんとしてるよ。かわいいなぁ」
親指と人差し指が乳首をすり潰す。腹の奥の方が熱くなって、じんわり腰が重たくなってきた。
片方だけでも蕩けそうなくらいの快楽を感じていて。もし、これで両方とも触れられてしまったら。そう思うと少し不安で。…だけど期待をしている自分もいて。
乳輪を触っていた指が一度離れていく。心臓の音が耳元で鳴っているのかと思う程バクバクとしてうるさい。
次指が近づいてきたら、気持ちイイのが倍になって、くる。
はっ、はっ、と浅い呼吸を繰り返す。蘭の一挙一動から目が離せなくて。
「…ひっ!?や、ぁっ……!♡う、ぁ゛ッん!♡♡」
予想に反し、近づいてきたのは蘭の顔だった。
制止の言葉を紡ぐ間もなく長い舌で舐められる。先端を舌でつついて、ぐりぐりと乳輪に沈むように押し込まれて。
指で触られた時とは全く違う快楽に頭がくらくらした。
カリカリと爪の先で掻かれて、もう片方は優しく舐められる。
種類の違う快楽に、仰け反って感じ入る。ふと、胸を蘭に押し付けているような体勢になってしまっていることに気が付いた。
ただ快楽を逃がしたいだけだったのに、これじゃあもっとと強請っているようじゃないか。
そんな姿を蘭が見逃すはずもなく、より一層乳首への刺激が強くなっていく。
激しさを増す快感に身体をガクガクと震わせていると、突然、鋭利な歯が柔く突き立てられて。
「う゛ァ、あ゛ッ!♡♡」
ばちんッ!と、頭に火花が散った。
噛まれたところがじんじんと痛むのに、それが堪らないくらい気持ちいい。
「ん……ここ真っ赤になっちゃったね。美味そー」
噛まれていた方が、熟れた苺に負けないくらいにぷっくりと、赤く大きく膨れていた。
もう片方も確かに赤くなってはいるが、比べると全然違うのがわかる。左右のアンバランスなその見た目に、ほんの少しの羞恥心と共に深い興奮を覚えた。
「このままだとバランスが悪いから、こっち側も同じくらい真っ赤にしてあげないとね」
僅かに色味が薄い方に蘭の舌が触れた。長い舌が乳首をべろりと舐め上げて、器用に巻き付く。乳輪と乳首を同時に擦られ、くにくに、とまるでノックをするかのようにリズミカルに押し込まれた。
「は、あ゛ぁ、あっ……♡んっ、ぅ゛あ、っあ゛〜〜ッ!♡♡……ひ、っぁ゛!?♡♡あ゛ッあぁっ…!♡まっ、て♡ま゛っ……!♡♡」
突如、下着の中に蘭の手が入ってきて、先走りで濡れそぼっている陰茎をちゅこちゅこと扱かれる。
元々乳首だけの刺激でイきそうなくらいだったのに、直接陰茎に触れられることによって射精感が一気に高まった。
裏筋から亀頭までを指先でつぅーっとなぞられる。重たい玉が持ち上がり、腰が勝手に跳ねて。もう、すぐにでもイッてしまいそうだった。トドメに、乳首をぢゅっ♡と吸われながら、尿道口に爪を突き立てられてしまって。
もう、ダメだった。
「あ゛っ♡♡で、る!♡もう、イく…ッ♡♡い゛っ、…く!♡♡…ん゛っ、ふ、ぅ゛うッ───────!♡♡♡♡」
背を弓なりに反らせ射精する。びゅるびゅると勢いよく出た白濁は下着の広範囲を濡らした。全身の力が抜けて背もたれからずり落ちる。そのままソファベッドに寝そべって、達した余韻に浸った。
飽きた
続きみたいー?
コメントしていきなされ😉
コメント
31件
良い作品だから、辞めないで!
こと人絶対作文上手い!! あっあと 最っ高〜!です!
うぉっほ最高⤴⤴⤴