※事後表現(?)
※マサ光
※口調迷子
誤字など多いと思うのでご了承ください…^-^
したあとひかるが
気まずくなって逃げちゃう話
ひかる「…」
朝の6時眩しい日差しにひかるは目を覚ました。
寝ぼけた目で右を向くと心地よさそうに寝息を立て眠っている自分の彼氏がいる。
そう、ついに昨日してしまったのだ。
付き合ってからキスまでは上手くいってたのだがそこからなかなか進めず悩んでいたところ黒井からメールで『俺ん家来て』とLINEがきたのだ
夜遅くにきたので少し驚きはしたがすぐ支度をし姉ちゃんにメールで『友達の家行ってくる』とLINEしてからすぐに家を出た
これでもちゃんと連絡はするほうだ
黒井の家に着きインターホンを鳴らすといつも通りの黒井が笑顔で出てきた
てっきりそういう誘いかと思った自分が恥ずかしいとその時の自分はそう思っていたが間違ってなかったようだ
黒井の部屋に入った途端、肩に衝撃がきたと共に視界がぐるっとまわった
いつの間にかベットの上で仰向けとなっていた
思考が遅れたがどうやら押し倒されたらしい
目の前にいる黒井は先程の人とは別人なのではないかと思うほどの目をしていた
まるで獲物を狩る獣のようだ
そして今に至るのだ
押し倒されてからはあまりよく覚えていないが自分が黒井のモノによって有り得ないほどに感じてしまい今までに出たことがないような高い声で喘いでしまったことが頭に焼き付いている
いざその時のことを思い出してみると恥ずかしさで頬に熱が帯びる
表現は悪いがあんなメスみたいな声を出して黒井としてしまったと思うともっと恥ずかしくなってくる
やり直したいと考えてしまうが普通に無理だろう
いや、やり直そうと思えばできるのか
能力で
そんなことより
こんな状態で黒井にどんな顔をして話せばいいのか分からない
今のまま黒井に会ったら
恥ずかしさで死ねそうだ
羞恥心を紛らわせるためにじぶんの髪をぐしゃりと両手で掴んだ
本当にどうしようと 思考がぐるぐるとまわる
もうまともに考えることも出来ない
そんな状態でたどり着いたひかるの答えは
そうだ、逃げよう
何を思ったのかまともに考えることができない頭でやっとでたどり着いた答えが逃げることだった
思いついたらすぐ実行と一応と持ってきていた着替えの服を着てもともと着ていた服をカバンにしまい
黒井の家を一瞬と言っていいほどの速さで出た
ともかくこの場から離れたい一心の思いで自分の家へと向かった
家に着いてからもまともに頭を動かすことも出来ずにいたので体に身を任せてそのままベットに沈むように眠りに入った
起きた頃には夕方頃になっており
ようやく落ち着きを取り戻してきた
そしてやっと状況を理解した
今冷静に考えると自分の行動にため息がでる
なぜあそこで逃げてきてしまったのか
状況がもっと悪化してしまった
ひかる「はぁ…どうしよう」
するとテーブルに置いてあるスマホがブブとなった
なんの通知か確認しようとベットを降り立ち上がろうとした瞬間
腰に激痛が走った
急な痛みに驚きバランスを崩して倒れてしまった
ベットに倒れ込んだので倒れた痛みは無いが
なぜ気づかなかったのだろうか
黒井としたんだからそりゃあ体のどこかに痛みは感じるはず
なぜこんなことも気づかなかったんだ
あの時はあの場から離れたい一心で腰の痛みなど全く気づかなかった
またため息がでる
立ち上がるのはまだ難しいので手を伸ばしてスマホをとることにした
すると悩みの種、黒井から連絡がきていた
心臓がバクバクする
見ようか、今のうちに状況を伝えればまだ間に合うかもしれない
だが黒井が怒っている可能性もある
色々考えた結果
通知のところから見れるのでとりあえず既読は付けずにみることにした
黒井からは2件きていて最初の連絡は見れないが2件目の連絡はみれる
そこには
嫌だったかな
と送られてきていた
予想外のものが送られてきた
黒井が自分の心配をしてくれている
悪いのは逃げてしまった自分なのに
先程より鼓動がはやくなり、心臓が痛い
自分の心臓の音しか聞こえない
しばらく思考が止まっていたが
姉ちゃんが下の階からご飯だよと呼びかけてくれた
その声ではっと自分が停止していることに気づいた
スマホをもう一度見る
黒井に気が取られていたが黒井以外にも姉ちゃんから連絡がきていた
あいよ気をつけて
と返信がきていた
まぁ姉ちゃんの事は結構どうでもいいのだが
一応心配はしてくれていたようだ
今の状態で黒井に連絡しても良くない気がしてあとで返信することにした
姉ちゃんが下の階から食べないのーと2回目の呼びかけがきた
何回も言わせるのも悪いので食べるーと軽く返事して1階に向かうことにした
腰の痛みは先程よりかは落ち着いてきたので立ち上がることは出来たがやはりまだ痛い
痛みを感じながら階段を降りた
黒井視点
黒井「やっちまった…」
昨日は身を任せひかるにあんなことをしてしまった
まずそこまではいいのだがいや良くないが
一番の原因ひかるがいないのだ
嫌だった? 逃げてしまった? 気持ちよくなかった?
など色んな嫌な考えが頭を回る
昨日のことも思い出したが本当にどうしようか
でもひかる可愛かったな
いやそんな事を考える暇は無い
首をぶんぶんとふる
はっと気づいたようにスマホを手に取る
ひかるに連絡をとることにした
かといってもなんと送ればいいのだろうか
考えながらうってるといつの間にか目が痛くなるほどの長文になっていた
これはやめようと
タタタっと文字を全て消していく
ここは一言で終わらせよう
少し考えた結果
ごめん
嫌だったかな
と送ろうと送信を押そうとしたがまた迷ってしまい
どうしようか悩んでいると
玄関の扉がガチャッと開いた音がした
親が帰ってきたらしい
その音に驚き思わず送信を押してしまった
またやっちまった
送ってしまったものはしょうがない
返信が来るまで待とうと考えながら服を着る
そしてそのまま1階へと降りた
ひかる視点
いつの間にか外も暗くなり明日が近づいてくる
それまでには返信をしないといけない
なぜなら明日からは学校で確実に黒井と会うからだ
そんなことを考えながらベットに向かう
ごろりと寝っ転がり
スマホに向かう
未だに既読すらつけていない
なんと送ろうかと考えていると緊張で心臓がばくばくいってくる
一旦落ち着こうとツイ…Xを開いた
なぜか自然と闇川のアカウントを開いていた
闇川のポストを見ているとクセになり見るのがやめられなくなる
もっと有名になった方がいい気がする
見ていると目が霞んでいき限界がきて意識を飛ばしてしまった
次の日
ひかる「はぁ…」
Xを見始めたあたりから記憶がないどうやら寝てしまったようだ
本当に最悪だ
黒井にどんな顔して会いに行けばいいのかが分からない
とりあえず学校には行かないといけないので立ち上がろうとする
すると腰に激痛が走る
あれ…デジャブかな
しかし今度の痛みはあの時の痛みと比じゃないほどの痛みだった
立ち上がることすらできない
もういろいろと本当に最悪だ
ひかる「……………休むか。」
黒井視点
朝になったがひかるからは何も連絡がきていない
本格的にやばい
学校でなんて話しかけよう
そもそも話しかけて欲しくないかも
本当に嫌だったのかな
そんな事を考えても状況は変わらないまま 刻一刻と時間は迫ってくる
でも学校には行かないといけないので支度をしながら
色んなことを頭で考える
今会ってもひかるにどんな顔でどんなことを言えばいいのか
俺があそこでひかるにあんなことをしなければこんなことになってなかったかもしれないのにと自分を責める
あのままゲームをして家まで送って…
いやそもそもあんな夜遅くに家に呼ばなければ
まわりのことなど気にせずにずっと同じことを考えながら校門をくぐる
もう学校についてしまった
無意識に足を動かしていたので気づかなかった
そんな事を考えているといつの間にかもう教室の前だ
大丈夫きっと大丈夫と自分の心臓を落ち着かせる恐る恐ると扉に手をかけた
深呼吸をし、勢いよく扉を開ける
ひかるの席を真っ先に見た
そこにはひかるの姿はなかった
するとタイミングよく先生が教室に入ってきた
どうやらひかるは休みらしい
黒井「休み…?」
その時は少し落ち着いたが
休みとなるとその原因は自分なのではないかと嫌な考えをしてしまう
あ、今日はもうダメかもしれない
今日の1日はずっとぼけーと何も考えずに過ごしていた
いつの間にか授業は終わっているし
いつの間にか家に着いているし
いつの間にか次の日になっているし
今日も学校かと思うと体が重くなる
昨日は来なかったけど今日はひかる来るんじゃないかと思っていたが来なかった
このままでいいのだろうか
このまま喧嘩別れ的な形でおわってしまうのだろうか
ずっとひかるが来なかったらと思うと胸が痛くなる
どうしたらいいか分からずこのイラつきを自分の机にぶつける
黒井「あぁもうどうすれば…」
その時後ろから聞き覚えのある声がし肩をポンと叩かれた
後ろを振り返るとギャルズ達がいた
未来「どしたん。マサ」
へー子「うちらで良ければ聞くよ」
黒井「未来、へー子…」
精神的にもきつかったのでこういう仲間がいるのは結構嬉しい
未来とへー子が察してくれたのか未来はひかるの席に座り
へー子がひかるの机にもたれ掛かる
黒井「実は…」
2人になるべく簡潔に分かりやすく伝えた
ただ自分たちのことだと言うと気まずいのでここはお決まりの友達のことだということにした
未来「あーね。つまりマサの友達が彼女と気まずい何かがあって話しかけずらいと」
へー子「その何かはおしえてくれんの?」
黒井「それはちょっと個人情報だから…!」
へー子「まじか笑」
その何かを言ってしまったら
ダメな気がしたので言わないことにした
女子にそんなことを相談してしまったら良くない気がした
未来「んー、うちが思うにその友達逃げてるだけだと思うんだけど」
黒井「…え?」
未来が髪をくるくると指でいじりながら黒井に言う
俺的には逃げてるつもりは無いのだが他の人から見たらそう見えるのだろうか
未来に続きへー子が口を開く
へー子「え分かる。その友達、彼女さんになんか言われるの怖がってそれ以上進めなくなってんじゃんね 」
未来「そそ。返信来なくても直接家に行ったりもできるしね」
黒井「…」
2人の意見を聞いて自分の行動を思い返してみたがそうかもしれない
俺は怖がっていたのかもしれない
ひかるの家に直接行くことも出来たはず
でも何か言われるんじゃないかと考えしまっていた。
LINEもあれ以来何も送っていない
今わかってしまうとはさすがに落ち込む
すると未来が後付けするように話を始める
未来「これ憶測に過ぎんけどさ。その彼女さん友達のこと嫌いな訳ではなさそうよな」
黒井「そうなのかな…」
へー子「そーよ。ギャルの勘ってやつ」
それ女の勘じゃん。 バレたかー
未来がへー子にツッコミを入れるように話している
2人の話を改めて考えたが
やはり俺はにげてるのだろう
確かにひかるに言われて嫌なことなんてたくさんある
やっとの思いで付き合えたのにこのまま終わるのは嫌だ
黒井「…よしっ!」
決心がついたように勢いよく立ち上がる
2人のおかげで決心がついた
相してよかった
黒井「ありがとう!へー子!未来!おれ頑張るよ!」
すぐにかばんを背負って教室から廊下へと走り抜ける
未来「がんばー」
へー子
「もう自分のことにしちゃってんじゃん笑」
未来「それなー……あ、待って」
へー子「どしたん未来」
未来「あの2人上手くいくわ。」
へー子「あー視えちゃったか未来。」
ひかる視点
腰の痛みが本当に酷く2日も休んでしまった ひかるは部屋でゲームをしていた
もう腰の痛みはほぼほぼなくなり明日からは学校に行ける状態になっていた
学校はもう放課後かーと外の真っ赤な夕焼けを見ながら考えていた
結局黒井に返信することすら出来ずにいた
こういう時には外の空気を吸おうと窓を全開に開けた
冷たい空気が肺に入っていくのが分かる
こういう時間もいいなと考えながら夕焼けをぼけーと見つめる
こうしていると何もかも忘れていられる
学校の事も未来の将来のことも勉強のことも
黒井のことも…
いや黒井のことは忘れちゃダメだと自分でツッコミをいれる
そろそろ寒くなってきたので窓に手をかけ閉めようとした時
真下から聞き覚えのある声がした
何回も聞いてきたこの声間違えるわけが無い
黒井「ひかるーー!!!」
黒井だった
いやめっちゃ近所迷惑
そんなことよりなんでいるんだ
あんなことあったのにLINEもずっと未読無視してるのによく来れたな
こっちは気まずいってのに
また叫ぼうとしてるのか黒井は息を吸い込んでいる
最初の声で目立ってしまったのか横を通る近所の人がちらちらとこちらを見てくる
また叫ばれてもっと注目を浴びるのはごめんだ
その前にとめないと 急いで玄関へと向かう
黒井「ひかッ」
ひかる「まって分かったから」
危ないギリセーフ
いやアウトだな
一気に近所の人から注目を集めてしまった
とりあえず逃げるように黒井の手首を掴み家に入った
別に疲れた訳でもないのに息がきれたので一旦深呼吸をした
落ち着きを取り戻しまた黒井の方に体を向ける
すると黒井が口を開き
黒井「ひかる!おr」
とっさに黒井の口を抑える
ここで話されるのは少し気が引ける
ひかる「分かったから。一旦俺の部屋な?」
黒井「んむ」
分かったということだろうか
まず黒井を自分の部屋へと連れていく
部屋に着いたが、
正直何を言われるか少し怖かった
怒られるのではないかなどいろいろと考えたがここでまた逃げてしまったら絶対に後悔すると思い自分の部屋に連れてきたのだ
何を言われても文句は無い
自分のせいなのだから
さぁ来い…!
黒井「ごめん!!」
ひかる「…え?」
思考が止まる
てっきり怒っているかと思っていたが違うらしい
驚きが隠せない
黒井が話を進める
黒井「俺。ひかるになんの許可も取らずにさ
あんなことしちゃってほんとにごめん。でも俺ひかるとするの好き。ひかるがこんな俺をまだ好きでいてくれるなら、もう1回付き合い直したい!」
ひかる「…」
真剣な顔で目を合わせて言ってくる
いろいろと情報がありすぎるがその真剣な顔をみるとなぜか笑いが込み上げてくる
黒井は真面目に真剣に話してくれてるんだぞ
ここで笑ってしまったら何もかもぶち壊しだ
あ、やばいだめだ
ひかる「……ふっw」
はいもう終わり
黒井がぽかーんとした顔で見てくる
黒井「なっなんでそんな笑うのさ!こっちは真剣に言ってるのに!」
ひかる「いや…wごめ…っw なんか…面白くて」
黒井「もう台無しだー」
いや笑ってる暇はないだろ
俺からも謝らないと
笑いを押さえ込んでちゃんと真剣に話す
ひかり「…俺もごめんな。逃げたの。なんか恥ずかしくて、あんな気持ち悪い声出したのにその状態でどんな顔して黒井と話せばいいのか分からくなっちゃって…」
自分なりに言いたいことをまとめてみたがどうだろうかやっぱ正直になるって難しい
恐る恐る黒井の顔を見てみると
どうやら驚いているっぽい
そんなに変だったか…?
すると俺の手をガシッと掴んできた
結構びっくりして少し光ってしまった
黒井「え、いやじゃなかったってこと?!」
ひかる「え、いやまぁ… 」
恥ずかしそうにひかるは答える
さすがにこういうことには慣れてないので言いづらい
黒井「…なんだぁ、良かったぁ…」
体制を崩し、 ため息を吐く
黒井「俺てっきり…あー…良かった。」
黒井が安心したようにひかるに向けて笑う
てっきりの後が気になるがまぁいいだろう
すると黒井が思いついたように話す
黒井「あ、それで俺の返事は?」
もう一度付き合い直したいのことだろうか
あそこで笑ってしまったから台無しになってしまったが
そんなのもちろん
ひかる「あぁ、まぁよろしく…?」
黒井がぱぁぁと効果音が出そうな顔で勢いよく俺に飛びついてくる
ひかる「おわっ…」
黒井「ありがと!ひかる」
ひかる「…おう」
OMK
あの後ひかるの家でそのまま一緒にゲームをしていた
黒井「ていうかひかる。自分の声気持ち悪いとか言ってなかった?」
ひかる「え?まぁ、うん。」
ひかるが当たり前のことのように話す
すると黒井が
黒井「俺。あの時のひかるの声可愛くてめっちゃ好きだけどな」
照れながら目を合わせてくる
褒めてくれているのか?
そう思うとこっちも照れて顔に熱がこもってくる
気まずい空気になってしまった
どうしよ
すると黒井がゲームで俺に攻撃した
ひかる「えずる」
黒井「へへ」
終わり
次のお話はR-18にしようと思っています
別の投稿では漫画やサムネのイラストなどを投稿していますので、よければ見てみてください
リクエストお待ちしております*ˊᵕˋ*
コメント
10件
はぁぁぁぁ、、もう死にそう最高すぎる、マサ光に出会えて私は悔い無し
フォロー失礼します! めっちゃ最高です✨️