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すたーと




春千夜Side


全部バレた。全部全部。みんなに気付かれてた。

俺は心配してほしくない。もっと苦しくなるから。俺のせいでそんな顔してほしくない。もう、自分が辛いかも分かんねぇんだよ…。いつの間にか泣いて、切って…笑えてないときあって。何してんだよ。なんでこんなに…。薬で一時的に忘れられる。その時が幸せで…。




竜胆Side


春千夜もあんなことしてた…。なんで…気付いてたのに…寄り添ってやれなかったのかな…。彼氏だろ?情けねぇよ…。

春千夜にもうこれ以上辛い思いをしてほしくない。


俺はそう思い、春千夜の部屋に向かった。




コンコンッ🚪


春『はい』


竜『俺』


春『りんど?』


竜『うん』


春『はいっていいよ』


ガチャ🚪


竜『春千夜』


竜『心配されるの嫌?』


春『なんで?』


竜『俺春千夜元気にしたい』


春『ありがと』


春『俺のせいでみんなにあんな顔させたくない』


竜『そっか』


竜『俺のこと頼っていいからね?』ニコッ


春『ふふ‥//ありがと…』


竜『ん』







視点なし



あの日から春千夜は夜泣くことも少なくなってリスカをすることも減った。みんなで幸せな毎日を過ごしている。だが、蘭が最近忙しそうに何かをしている。

蘭がパソコンを触っているとき、誰かが来ると慌ててパソコンを閉じたりするのだ。みんなそれを気にしている。







蘭Side






俺って…弱いな。ただ、恋がうまくいかなかっただけ。なのに…なんでなんで…!!こんな痩せて、腕は傷だらけで…醜いの?。春千夜の方がもっと苦しんでる‥!俺なんかが…心配される権利ねぇよ。春千夜を助けなくちゃいけない。






蘭『…』スタスタ




俺は棚の上にある梵天結成したときに撮った写真の前で突っ立っていた。




蘭『笑えてたのにな…』




蘭『この頃は…痩せてなかった。』




蘭『腕に傷もない』




蘭『隈もない』




蘭『あぁ…なんで…なんでなのかな』




蘭『もう…全部‥』






忘れたいな…

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