すたーと
蘭Side
何もかも嫌になった。そんな俺はなぜかムカついてしまい部屋を荒らしてしまった。
正気を取り戻した瞬間呆気にとられた。なんでこんなぐちゃぐちゃになってんだって。
包帯もカッターも散乱してる。仕事の資料とか。
一番びっくりしたのは、梵天結成したときに撮った写真の写真立てが割れていたことだ。
蘭『なんで…何で…ポロ』
蘭『割れてる‥グスッ』
俺はその場にしゃがみこんでしまった。
なんでこんなに俺は醜いんだろう。本当に何もかも忘れたい。
がちゃ!!🚪
蘭『ビクッ』
竜『あに…き…?』
蘭『え…ぁ…ごめッ』
竜『いや…すごい音したから…その』
蘭『あ…ぇ…っと…』
竜『…片付けよっか』
蘭『…一人でやる。』
竜『俺も手伝うよ』
蘭『お前は春千夜のそばに居てあげないと。な?』ニコッ
竜『!!…』
竜『でも…』
蘭『ほらほら…はい行くよ~』((竜胆の背中を押して部屋から出す。
蘭『春千夜のこと笑わせてあげてね?』
バタンッ🚪
蘭『はぁ…』
蘭『俺…笑えてたかな』
蘭『また迷惑かける…。』
俺は部屋を片付けながらそんなことをひとり呟いている。
蘭『忘れられたら…どんなに楽なんだろう…。』
蘭『忘れられる方法…ねぇかな‥?』
竜胆side
兄貴が俺を押し出して扉を閉めた。兄貴のあの笑顔。笑えてない。
なんで…俺の近くにいる人を不幸にするの?神様…ねぇなんで…俺が反社だから‥?俺もうつらいから…やめてよ…。
蘭side
俺は部屋絵お片付け終わり、気分転換に散歩にでも行こうと外へ出た。
蘭『ふぅ…』((公園のベンチに座る
蘭『あれ…血出てる。気づかなかったや…笑』
手から血が出ていた。いつの間に…。
それから俺は1時間位ずっと外にいた。空を見たり…歌ったり…泣いたり…笑ったり。色々思い出すことがあって。もう…思い出したくない。思い出すだけでつらい。そう思ってしまった。
俺はスマホを開いた。
蘭『忘れられる方法…ないかな』
[記憶を消す方法]
そう調べた。色々出てきた。スクロールしていくと如何にも怪しいサイトを見つけた。俺の手は誰かに操られるようにそのサイトを開いていた。
このサイトは記憶を消す薬の通販サイトだった。
蘭『なにこれ…』
そう思いながらも俺は購入をしようとしていた。
返品はできない。2日くらいで届くらしい。
蘭『買うか…』
ポチ
蘭『買っちゃった…』
蘭『そろそろ帰るか~…』
蘭『ただいま~…』
竜『お帰り~…って兄ちゃん、傷』
蘭『あぁこれ?傷いつの間にかね~…』
竜『消毒して絆創膏貼っときな』
蘭『うん、ありがと~』
バタン🚪
コメント
2件
頑張って!