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何でも許せる方のみお進みください。
取り敢えずひどいし理不尽
※ 首絞め表現を含みます
ゾムside
人は、日の光に当たらず真っ暗な部屋に閉じこもっていると、
時間感覚がおかしくなるらしい。
実際にそうだ。もういつここに来たのかすらもわからず、
無音の部屋で、俺は呆然と途方に暮れていた。
どうしてロボロはあんなにも狂ってしまったのだろうか?
何故そのドス黒い愛情を、俺へと向けるのだろうか?
考えると、色々な感情がごちゃ混ぜになって、思わず涙が溢れた。
みんなに、あいたい。
大丈夫、まだ大丈夫。
心の中でそう強く言い聞かせて、胸あたりで拳を握る。
こうでもしないと、気がおかしくなってしまいそうだった。
「 嗚〜呼、そんなに泣いちゃって………何かあったんか?」
俺の前で、しゃがんでいる人物がいることに気づく。
いうまでもなく、俺を泣かせている張本人の登場である。
誰のせいだと……
心の中で愚痴を呟く。
睨んだりしたら何をされるかもわからないため、視線を下へと移した。
「そんな怖がらんでええよ。きょうはぞむにプレゼントがあんねん!」
元気よくそういうと、俺に向かって大きめの包装された箱を押し付けた。
「な?開けてみて〜?」
わくわく。
そう言いたげな雰囲気が溢れ出ていた。
恐る恐るリボンに手をかけ、
箱に触れた。
つん。
箱を開けた瞬間、鼻が曲がるような匂いがあたりに充満する。
思わず鼻を押さえて、中身に視線を移して………
「っは“……」
がたん
俺の手から箱が滑り落ちた。
首、首だ。
しょっぴくんの。
「はーっ、ひゅッ、かはッ………ッ」
息がうまくできず、酸素を取り入れようと口をはくはくと動かす。
「んはは。気に入ってくれた?俺も嬉しいわ❤︎」
優しく、俺の頭を撫でて、食い入るように俺の顔を見る。
それからゆっくりと手を俺の首へと持っていき…………
強く締め付けた
「あ”ッ、がは”ッーやめ“ッツ」
痛い。痛い。痛い。
喉が潰れそう。
息ができない。
くるしい。くるしい。
怖い。
いやだ。
やだやだやだやだ
じぶんのこころのなかにあったなにかが、くずれるようなきがして、
ただひたすら、げんじつからにげるようにしたいから、めをそらした
涙で視界が霞んで、世界がモノクロに包まれた気がした。
頭がぼんやりとしてきて、俺の視界は再び反転した。
もう全てから逃げてしまいたくて、
光へと伸ばした手を、引っ込めた。
おれのこころが、まっくろにそまったきがした
「………♡」
回覧ありがとうございました。
まじでしょっぴくんごめんなさい。
多分これあと1話で完結するかもしれん。
それじゃ、最後まで可哀想なゾムさんと愛の思いロボロさんをお楽しみください。