「 うーん。 」
悩んで帰るのは音島きいだった。
「 んお、きい。どうかしたか? 」
そして、聞いていたのは石井謙信と節直哉。
「 いや…あの冲田ってやつ。俺知ってんのよね… 」
「 ぬぇ?!それまたなんで…? 」
「 中学んとき、公式戦で彼奴に負けた。元セッターだと思う。 」
「 え?!じゃ、じゃあなんでマネで…? 」
「 わかんない… 」
「 仲平中学校。3年。冲田霙です。 」
インタビューはあんまり好きじゃない。
活躍してるのは俺じゃなくてスパイカーの人たちだし。
罪悪感を感じる。
俺はレシーブして貰わないと仕事できないし、なんにもできない。
「 お、おい!霙?!大丈夫か?! 」
試合中の事だった。レシーブした際に足首がプツンと何気が切れたような気がした。
その時、足に力が入らず、立てなかった。
怪我。靭帯損傷。今は直ってなんともないものの、もう一度あの時みたいに動けない。
そう医者にも言われて、自分でも実感した。もう潮時だって。
…… でも。
俺は大好きなバレーに関わりたい。
其れが出来るならどんな雑用だって熟す。
俺がバレーボールを忘れちゃわないように。
冲田 霙 おきた みぞれ
ポジション:マネージャー
身長:167
体重:53.5
誕生日:7月11日
クラス:1年
好物:配信者、チョコ
最近の悩み:早起きし過ぎちゃう。
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