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連絡先を交換してから、二人が一緒に夕飯を食べるのはもう珍しいことではなくなっていた。今日はたくやの部屋で、彼がすずに簡単な料理を教えることになった。
たくや「よし、今日はすずちゃんでもパパッと作れる『特製パラパラ炒飯』を伝授します!」
すず「師匠、よろしくお願いします!…でも私、本当に不器用ですよ? 包丁とか、ちょっと怖いし…」
たくや「あはは、大丈夫。俺がついてるから。まずはネギを切ってみようか」
すずは緊張した面持ちで包丁を握る。トントン、とぎこちない音が静かな部屋に響く。
たくや「あー、ちょっと危ないな。左手は『猫の手』だよ。こう…」
たくやが自然な動作ですずの背後に回り込み、彼女の左手に自分の手を重ねた。
すず「っ……!」
ふわりと、あの出会った日の石鹸の香りが、今はもっと近くで漂ってくる。たくやの大きな手がすずの小さな手を包み込み、ゆっくりと包丁を誘導する。
たくや「…そう、このくらいの幅で。すずちゃん、手が震えてるけど大丈夫?」
すず「あ、はい! 大丈夫です! ちょっと…その、包丁が、重くて…(本当は心臓がうるさすぎるだけなのに!)」
たくや「…あ、ごめん。近すぎた?」
たくやがハッとして手を離し、少し顔を赤くして後ずさりする。
すず「い、いえ! 教えてもらえて助かります! たくやさん、本当に何でもできるんですね。料理も上手だし、優しいし…」
たくや「…そんなことないよ。俺だって、すずちゃんが来るまでは適当に食べてたし。誰かのために作るのが、こんなに楽しいなんて知らなかったんだ」
たくやは少し照れくさそうに視線を逸らしながら、フライパンに火をつけた。
すず「…誰かって、私のことですか?」
たくや「……他に誰がいるのさ笑」
ボソッと呟かれた言葉に、すずの胸がまた大きく跳ねる。
夕飯ができあがり、向かい合って食べる時間。
すず「おいしい…! 自分で切ったネギが入ってると思うと、余計に美味しく感じます」
たくや「だろ? あ、すずちゃん、頬っぺたに米粒ついてる」
すず「えっ、嘘!? どこですか?」
慌てて手で拭おうとするすずの手を制して、たくやが身を乗り出し、指先で優しくその米粒を取った。
たくや「……とれた。すずちゃんって、たまに抜けてるよね。そこがまた、放っておけないっていうか」
すず「…もう、子供扱いしないでください」
たくや「子供扱いなんてしてないよ。……一人の女の子として見てるから、困ってるんだけどな」
冗談っぽく笑いながらも、たくやの瞳は真っ直ぐにすずを捉えていた。
その夜、自分の部屋に戻ったすずは、火照った顔をクッションに埋めた。
スマホに届いた一通の通知。
たくや『今日は楽しかった。明日、仕事終わるの何時? エントランスで待っててもいい?』
すず(…これって、もう「お隣さん」以上の関係になっちゃってるよね!?)
こんなのがリアルであったらなー
そんな人生上手くいかないけど笑
続きも楽しみにしててね😊