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慣れない仕事でクタクタになった1日の終わり。すずは駅のトイレで慌ててメイクを直し、会社の入っているビルを飛び出した。
すず(急がなきゃ、たくやさん待たせちゃう……!)
マンションのエントランスに辿り着くと、街灯に照らされたたくやが、壁に背中を預けて立っていた。昼間のラフな格好とは違う、少し大人っぽいシャツ姿に、すずの心臓は一気に跳ね上がる。
たくや「あ、お疲れ様、すずちゃん。……そんなに急がなくて大丈夫なのに。顔、赤いよ?」
すず「はぁ、はぁ……お待たせしました! たくやさん、お仕事帰りなのに、すっごくかっこいいです……」
たくや「……不意打ちでそういうこと言うよね。ほら、お腹空いたでしょ? 近くにいい感じのビストロがあるんだ。行こうか」
二人は夜の街を並んで歩き出す。仕事の疲れも忘れ、すずは今日あった出来事を一生懸命話していた。
すず「それで、先輩が……あわわっ!?」
話に夢中になりすぎて、すずは歩道の段差に思いっきり足を引っ掛けた。
たくや「おっと……危ない!」
ガバッ、と強い力で腕を引かれ、すずの体はたくやの胸の中にすっぽりと収まった。鼻先をかすめる、あの清潔感のある石鹸の香りと、シャツ越しに伝わるたくやの体温。
すず「ふぇっ……す、すみません! 恥ずかしい……私、本当にどんくさくて……」
たくや「……怪我してない? びっくりした。すずちゃん、危なっかしくて目が離せないよ」
たくやは苦笑いしながらも、すずの腕を離さない。それどころか、するりと手を滑らせて、すずの小さな手を自分の大きな手で包み込んだ。
たくや「……夜道は暗いし、また転んだら大変だから。駅までこうしてていい?」
すず「あ……はいっ。……ありがとうございます」
繋いだ手から伝わるたくやの体温が、仕事の疲れを溶かしていくみたいだった。
お店に着き、美味しい料理を楽しんでいると、デザートのフォンダンショコラが運ばれてきた。
すず「わあ、美味しそう……! いただきます!」
たくや「あはは、すずちゃん、本当に幸せそうに食べるね」
すず「だって、すっごく甘くて……あ」
中から溢れ出したチョコが、すずの唇にちょこんとついてしまった。
たくや「……すずちゃん、またついてるよ」
すず「えっ、どこですか? こっち?」
慌てて自分の指で口元を拭おうとするすずの手を制して、たくやが身を乗り出し、自分の指先でそっとそのチョコを拭った。
たくや「……とれた。……ねえ、すずちゃん。仕事で疲れてても、すずちゃんの顔を見ると、なんか全部吹っ飛んじゃうな」
すず「……たくやさん」
たくや「これからは、仕事帰りもこうやって会えたら嬉しいんだけど……ダメかな?」
少しだけ不安そうに、でも愛しそうに微笑むたくやに、すずは「私もです!」と大きく頷いた。
ここまで!!!!
暗いことを理由に手を繋ぐ、 たくや君のスマートな優しさ!
こんな出会いがほしすぎる!!
次回も見てね!!!