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第十七話 説得
tt「なんでや…?」
3日後、俺たちは再び集まって情報交換兼会議を行っていた。
しかし、
tt「みんなnaさんについてなんの情報も得られなかったん?」
そう、naさんについて調べると決めた俺たちはあの後聞き込み等でnaさんの情報を探ろうとしたが、誰1人として特に情報を得られなかったのだ。
etさんの時に何の情報も得られず、挙げ句の果てにはストーカーだと勘違いされた俺はともかく、yaくんやur、そして生粋の陽キャであるjpまでもが何一つ情報を得られなかった。
これは何かがおかしい。
そんな気がしていた。
jp「生徒みんなに片っ端から聞いたんだけどね〜…みんな大した情報は持ってなかった。なんなら一部の子は明らか何か知ってそうな反応だったのに何も知らないようなフリをされたんだよね」
ya「それな?みんな口を揃えてわからないって言うんだよ。同じクラスのヤツがわからない訳ないだろっての」
ur「…正直誰かに口止めされてるとしか思えない」
俺はふとぽつりと呟く。
tt「…もしかしたら、あの子なら何か知ってるかも」
jp「え?」
ya「あの子って?」
俺は1人の少女の顔を思い浮かべる。
tt「…etさん」
・・・
et「…えっと、私に何かよう?」
放課後、俺たちはetさんを自分たちの教室に呼び出した。
etさんは俺の方を見ながら、
et「…もしかして告白?」
なんて言ってくる。
tt「なっ…!?//ちが…」
yaur「「ぜんっぜん違うから」」
すると俺が否定する前にyaくんとurが食い気味に否定する。
et「お、お〜…w普通に冗談だったんだけど…wまあそれで、呼び出した理由は?」
俺はetさんをまっすぐ見つめ、正直に答える。
tt「etさんにnaさんって子のことを聞きたくて呼び出した」
するとetさんの顔が一瞬強張る。
et「naさんのことって…何が聞きたいわけ?」
少しトーンの低い声でetさんは尋ねる。
tt「単刀直入に聞くけど…みんなにnaさんについての情報を口止めしてたのって…etさんやろ」
et「…なんのこと?」
tt「とぼけても無駄やで。これはあくまで俺の勝手な想像やけど…etさんはnaさんのことかばってるんとちゃうの?…naさんが大罪を犯してしまっているから」
俺の言葉にjp、yaくん、urが息を呑む。
しかし、etさんは無表情のままだった。
et「適当なこと言わないで。naさんが大罪を犯してる?それを私が庇ってる?根拠も何もないのにそんなこと言わないでくれる?」
少し強めの口調でetさんは言う。
しかし、俺はそんなetさんに怯まず言葉を続ける。
tt「確かに俺の想像とは言ったけど…根拠がない訳やないで」
et「ぇ…」
tt「例えば…コレとかな」
俺はUSBメモリを掲げる。
et「なに…それ…」
tt「ここには食堂に仕掛けてた監視カメラの映像が保存されてる」
jpyaur「「「…え?」」」
et「…っ!ま、待って、食堂に監視カメラなんてないでしょ!」
tt「本来ならな。でも俺らが張り込んでた時、念のため仕掛けさせてもらったんよ。ここにえetさんの姿がバッチリ映ってる。naさんが大罪を犯してるかはわからんけど…少なくともetさんが食堂の事件に関係してるのは確かや」
et「……」
etさんは黙り込む。
本当のことを言うと、監視カメラの映像があるなんて嘘だ。
ただのハッタリ。
映像を見せろなんて言われたらどうしようもない。
…さあ、どうなる。
et「…そうだよ。私が食堂の事件の犯人だよ。でもnaさんは関係ないっ!」
tt「!」
認めた!
tt「…嘘やろ?食堂の事件にはetさんだけでなくnaさんも確実に関わってるはず」
et「違う!本当に私だけ!naさんは関係ないの!そもそもnaさんが大罪を犯してるなんてあり得ないから!」
etさんは必死な様子でそう叫ぶ。
その様子は完全にnaさんを庇っているとしか思えなかった。
tt「…そう思いたいだけなんやないの?」
et「は…?」
tt「友達が大罪を犯してるだなんて信じたくないからそう言ってるんやないの?」
俺はまっすぐetさんを見つめてそう言う。
et「…違う」
tt「大罪を犯してるとわかってしまったらこれまで通り関われないから…信じたくないだけなんやないの?」
et「違う!!」
etさんは大声で叫んだ。
et「私はっ…!私とnaさんはっ…!たかが大罪ごときで変わってしまうような関係じゃない!私はっ…私はnaさんを救いたいだけなの!!これ以上naさんに苦しんでほしくないのっ!!……ぁ」
自分の失言に気づいたetさんはパッと口を抑え、顔を青ざめる。
tt「…やっぱりnaさんは大罪を犯してるんやな」
et「ち、ちがっ…」
tt「…etさん」
俺はetさんの手を取り握る。
tt「大丈夫。俺たちは大罪を犯しかけている人たちを救いたいだけやねん」
et「…え?」
tt「俺らはmf生徒会長に頼まれて、大罪を犯しかけている生徒を救ってるねん。だからnaさんのことも救いたい」
俺はゆっくり語りかける。
tt「お願いetさん。本当のことを教えて。…naさんを救うためにも」
et「……」
etさんの瞳が不安げに揺れる。
et「…ほんとに?ほんとに信じていいの?」
ya「…etさん」
すると、今まで黙って俺たちの様子を見守っていたyaくんたちがふいに言葉を発した。
ya「ttのこと、俺たちのこと信じてよ。俺たちが絶対naさんのこと救ってみせるから」
ur「実は俺とyaくんも元は大罪を犯しかけててさ、それをttさんに救ってもらったんだよ」
jp「etさん、俺たちと一緒にnaさんのことを助けよう!!」
その言葉を受けてか、etさんの表情に決意が表れる。
et「…わかった。信じるよ」
tt「…!etさん…!ありがとう!」
俺はetさんにガバッと頭を下げる。
et「そんな感謝するようなこと?w」
tt「するようなことやで!」
et「大袈裟だなぁw」
etさんはくすくす笑う。
先程まで張り詰めていた緊張感が次第に和らいでいく。
tt「じゃあ…etさん」
et「ん?」
tt「naさんについて知ってること、教えてもらってもいい?」
et「…うん」
etさんはゆっくり語り出した。
et「naさんはね…私にとって本当に大切な人なの」
続く
えむ
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コメント
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展開好きです~‼️ あと文章構成上手すぎませんか⁇ 苦手な私にとっては尊敬様です!
本当にこのお話大好きで通知みた瞬間心臓バクバクです💗