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_____ニュース
若者の間である絵本が話題になっている。それは…
「童話の悪役たち」というタイトルの子供向けのほん。一見よくある小説のようだが、その本がどうしてそこまで話題になったのか。SNSの反響によると、まるで悪役が目の前にいるような臨場感とリアルさ、そして何より救いのない状況に共感の声が続出し、累計いいね数が1000万を超えていると言う。今回はその著者であるマリア様にお話を伺いました。
「童話の悪役たち、ねぇ……ま、うちは流行りには乗らないタイプだし!」
「やっべ!仕事行かないと遅れる!」
私は会社員の23歳。と言っても普通の会社員ではなく、一応アイドル活動をしている。それほど人気という訳でもないが、コアなファンが多く、グッズの売上も同期のアイドルに比べたらあるほうだ。ちなみに私は紫色を担当している。ファンからは「歌うまの紫」として人気らしい。…歌上手い自覚ないけど。
「……買ってみようかな」
私は柄にもなく普段読まない本を読んでみたいと思った。流行りには乗りたくないひねくれた性格の私がどうして読みたくなったのか分からないが、自身の好奇心を満たすために仕事終わりに本屋によってみることにした。
「お疲れ様でした!」
仕事が終わり、足早に帰宅する。どうやら最寄り駅の駅ビルに本屋が入っているらしい。そこへ行くことにした。
電車で約30分ほどで最寄りの駅に着いた。
「あ、あった」
早く家に帰りたいため、なるべく時間はかけたくない。ササッと探して買って帰りたいところだ。あの本は人気のため、目に付きやすい位置に配置されていた。
「¥1000+税かぁ……高いな……」
高いとは思いつつも手に取ってレジへ向かう。
「買えたけどいつ読もうかな…」
買ったはいいものの読むのはあまり乗り気では無い。でも、これもアイドルとしてファンとの交流を深めるための道具になると思ったら自然と読む気になった。
「今日帰ったら読もうかな」
と、重い足を引きずりながら家へ帰った。
「ただいまマイルーム」
この日は朝の9:00集合でそこからヘアメイクをしてもらい、ショート動画撮影してから新曲のレコーディングをし、お昼休憩を挟んでダンスの振り入れをした。相当疲れているのだろう。体が重く感じる。疲れたためこのまま寝たいが、本は読みたい。
「よし、読むかぁ」
と、本を開いた瞬間。
「うわッ!?」
ありえないほどの明るい光が私を包む。眩しすぎて思わず目を閉じる。そして、目を開いたら_____
「ここはどこ、?」
見たこともない場所にいた。ここはどこなのだろう…何も情報がないため、外へ出てみることにした。外は日本とは全く違う中世ヨーロッパのような街並みで、道路は石のブロックでできており、道沿いには街灯が立ち並んでおり、噴水のある大きい広場には露店がずらりと並んでいた。日本で言う商店街のようなところなのだろうか…車はなく、代わりに馬車が通っている。本当にここはどこなのだろう。理解できずその場に立ちすくんでいると、1人の男が声を掛けてきた。
?「お嬢さん、お困りですか?」
彼は明るいトーン言った。恐る恐る彼の顔を見ると、そこにはまるで童話に出てくるような美しい容貌の男がこちらに微笑んでいた。
「あ、えっと……」
?「もしかして、迷子かな?」
「いえ……私ここの人間じゃなくて」
?「そうなのかい?君は一体どこから来たんだい?」
「私は日本から…」
?「にほん……?それはどこだい?」
「アジアにある日本………というか、なんで日本を知らないんですか、?」
?「だってここ……イギリスだし」
「は、?」
私は理解が追いつかなかった。なんでイギリスに……?というか私英語できないはずなのにどうして言葉が通じるの?それもだし今のイギリスってこんな街じゃないわよね、?ここは一体何年なの……?
「今って何年ですか、?」
?「何年って……17XX年だろう?」
「へ、?」
300年前くらいにタイムスリップしてる!?なんで!?私は2025年にいたはず……!それがどうして1700年代のイギリスに……?ていうか家は!?何もかも分からないんですけど!?
?「もしかして……家出かい?」
「あ、いや……そもそも家がないというか、家がどこだか分からないというか……」
ゴニョゴニョと口ごもると、その男は言った。
?「なら、僕の屋敷で住み込みで働くかい?」
「ほんとですか、?」
?「うん!君みたいな可愛い子なら大歓迎だよ!」
可愛い子って……この男、割とチャラいのかもしれない。さっきよりもさらにワントーン声色が明るい彼に、私は思わず失礼なことを考えてしまった。
?「じゃ、まずは自己紹介しないと。僕は」
♥️「ハート・ヴィヴァルディだよ」
「ヴィヴァルディさん…」
♥️「それで、君の名前は?」
「倉本 真莉愛です」
♥️「クラモト マリア……?」
「あ、逆か……真莉愛 倉本です」
♥️「ならマリアと呼ばせてもらおう!僕のことはハートと呼んでくれ!」
「ハートさん、?」
♥️「さんもいらない!ハートでいいぞ!」
「ハート……」
♥️「うん、よくできました」
そう言って爽やかな笑みを浮かべる。ほんとにチャラいな……誰にでもこういうことしてるのかな……
♥️「よし!そしたら僕の城まで案内しよう!さ、馬車に乗って!」
「あ、はい…」
こうして私は、会ったばかりの彼の城で働くことになった。初対面の男と2人きりで馬車に乗るのはなんだか気まずい。そう思っていると、彼の方から話しかけてくれた。
♥️「君が言ってた、ニホン?って国はどういう国なんだい?」
「日本は……というか、私300年後から来たみたいで……」
♥️「300年後!?てことはタイムスリップってこと!?」
「になりますかね…あはは」
思わず苦笑いしてしまった。私としてもここに来てしまったのは不本意だ。
♥️「まさかタイムスリップしてくる人がいるなんて…笑」
というかこの男笑いすぎじゃない?なんか腹たってきたんですけど。
「私も意図せずにここに来てしまったんです!というか笑いすぎです!」
♥️「ごめんごめん!つい、ね笑」
♥️「あ、そうそう!君には難しい仕事は任せないから安心してね!」
「仕事って、どういう仕事なんですか?」
♥️「そうだねぇ……僕を癒す仕事かな!」
「癒す仕事、ですか……」
♥️「そうそう!君は存在するだけで癒しだからね!」
「そうですか、?」
♥️「うんうん!僕が言うんだから間違いないよ!」
「は、はぁ…?」
まぁ正直やけに顔の整ったイケメンを癒すだけの仕事なら現代でやってたアイドルの仕事に比べたら激務ではないか。
♥️「あ、もうすぐ着くよ!」
「え、あれが……?」
♥️「そうそう!あれが僕が住むお城!」
「もしかして……大金持ちですか?王様とか」
♥️「正解!僕はこのあべこべな世界の王様さ!」
「なんだかどこかで聞いたことあるような……あ!」
間違いない!このお城の感じ!それとあべこべな世界!これは間違いなく……
「アリスの世界だ……」
♥️「アリス……?君は彼女を知っているのかな?」
さっきまでにこやかだった顔が一瞬にして曇った。
♥️「アリス……彼女は僕にとっての悪役だよ……僕は生まれつき”呪い”をもって生まれてるんだ。彼女に殺されるっていうね。」
「え、?」
♥️「定められた運命をたどるなんて……嫌な話だよね。でもこれは僕の意思ではどうしようもないことだから。」
「……」
♥️「あ、着いたよ!」
「あ、はい……」
アリスに殺される”運命”、?彼はなぜ殺されなければならないの、?それにどうして決められているってわかるの?童話のアリスは呼んだ頃あるけど、アリスに殺されるなんて書いてなかったわよね…倒される、ならあるけど……もしかして彼ってハートの女王だったりするの?でも彼は男だし……?どういうこと?
♥️「ここが君の部屋ね!僕の部屋は隣だから何かあったら来てね〜!ちなみに夜のお誘いも大歓迎だよ〜♪」
「あ、あの」
♥️「あ、もしかして夜のお誘い?積極的〜♪」
「そうじゃなくて…」
♥️「む、?」
「あなたはどうして決められた”運命”や”呪い”のことを知っているんですか?」
♥️「………両親から聞いたんだ。僕は生まれつき”呪い”を持っている。呪いは専門の研究者がいて、ひと目見たらなんの呪いかわかるらしい。そして、辿る運命まで……」
「え、、」
♥️「そう…僕は君もわかる通りアリスに殺されるハートの王の呪いだよ」
「そうなんですか……」
♥️「けどね、呪いを受ける代わりに異能を持ってるんだ!」
「異能、ですか?」
♥️「そうそう!例えば僕は、目に入る範囲の人間を従わせることができるんだ!」
「へぇ…」
♥️「それと、呪いには種類があってね、先天性のものもあれば後天性のものもあるんだ。軽いものから重いものまで合わせると100件以上の事例が報告されてるんだって!」
「100件も……」
♥️「ちなみに僕のは重いやつだよ!」
「なんでそんな明るく話せるんですか、?」
♥️「大丈夫!だって僕最強だもん!」
「それはなんか違う気が…」
♥️「まぁまぁそう言わずに!後天性の呪いは人為的なものが多いんだ。でもその代償に呪いをかけた人間も呪いにかかってしまう。 」
「人を呪わば穴二つってやつですね…」
♥️「まぁそれはちょっと分かんないけどね」
「……治す方法はないんですか?」
♥️「今はまだ見つかってないみたい…でも、治ったら僕の異能が使えなくなっちゃうじゃん?それは嫌だもん!」
「……」
♥️「それと、君も念の為専門家に診てもらった方がいいね」
「なんでですか、?」
♥️「だっておかしいじゃん?300年後から急にタイムスリップしちゃうなんて」
「確かにそうですね…」
♥️「もしかしたら何らかの呪いがかかってる可能性もあるし」
「……」
♥️「だとしたら!君の異能はなんなんだろうね!」
「まだ呪いって決まったわけじゃ…」
コンコン
部屋にドアをノックする音が響いた。
♥️「はーい!」
?「お待たせ」
♥️「お、早いね!この子は僕の専属の呪いの専門家だよ!」
👑「クイーン・グリムヒルドです」
「あ、マリア・クラモトです」
♥️「この子もしかしたら呪い持ちかもしれないから!」
👑「そうか……見てみる」
♥️「よろしくねー!」
👑「うーん……」
♥️「どう?」
👑「もしかしたらこの子……今まで見てきた中で一番重いかもしれない」
♥️「え、?」
「え?」
👑「これは……300年前にタイムスリップしてしまう……しかも戻れない挙句ここで何者かによって殺されるのが見える……」
「え……」
♥️「……」
👑「その代わり異能も強いみたい」
♥️「異能は!!」
👑「………魔法」
♥️「魔法!?」
👑「うん……なんでもできるみたい。」
♥️「それって僕より強いってこと?」
👑「そうなるね……」
♥️「えぇずるい!」
👑「これは国王に報告しに行かないと…」
♥️「そうだね!期待の新人だ!」
「期待の新人、?」
👑「そう!」
「新人……?」
♥️「俺たちはいわゆる国家警察のようなもの。国王の勅令で動き悪を制圧する組織に所属しているんだ。」
「悪を制圧…?」
👑「そうだ。俺たちは警察なんだ。国王が俺たちの異能を評価して国家警察に任命した。」
「へ、へぇ…」
♥️「今からお前も行くぞ!国王の城へ!」
「へ、?」
👑「無礼のないようにな」
「は、はぁ……」
こうして私は国王の城へ向かうことになった。今日は移動だけで一日が終わってしまいそうだ。この世界に来ただけでも頭がいっぱいなのにまさか国王に会うだなんて…本当に私はついてない。オマケに呪いにもかかってるし…これは本当かどうかは分からないけど。魔法って言うけど正直スマホがあればなんでもできるしね。超能力とかそういう類のもの以外は。そうこう考えているうちに国王の城へ着いたらしい。馬車が止まり、ハートに声をかけられた。
♥️「着いたよ!」
「ほんと、ハートって明るいよね…」
♥️「こうでないとやってられない時もあるからな!」
「まぁそうよね…呪い持ちなんだから…」
👑「まぁお前はハートより重い呪い持ちだがな」
「そう…私はあまり悪いとは思わないわ」
♥️「なんでだい?」
「だって…こうしてあなたたちと出逢えたのもこの”呪い”のお陰でしょ?そう考えたら気楽じゃない。殺されるのが怖くないって言ったら嘘になる…けど、人間なら誰しも寿命ってものがあるでしょ?早かれ遅かれ人間ならいずれ死ぬのよ。そう考えたら今をもっと楽しく生きようって思うし。」
👑「君は……体だけじゃなく心も強いんだね」
「まぁ…前世はアイドルでしたし」
♥️「あいどる、?」
「まぁ…この世界で例えるなら踊り子のようなものかな…踊りと歌を同時にやるのよ。」
👑「そんなことができるのか!?」
「ま、まぁ一応ダンスもボイトレもしてたし…」
♥️「それだけでどの踊り子や歌手よりもすごいことだがな!」
「そうかしら…」
👑「とにかく…まずは1度国王にお会いしないと」
「あ、そうだったわ…」
♥️「よし、行くぞ!」
「そうね」
国王の城はハートの城よりも大きかった。そりゃ国王なのだから当たり前か。その大きさに私は足がすくんでしまった。
👑「どうした?怖いのか?」
「ちょっと…」
♥️「大丈夫!僕たちがいるだろう?」
「……そうね」
勇気をだして1歩目を踏み出した。門番の騎士や護衛の騎士が私をまじまじと見つめる。それだけで口から心臓が出てしまいそうなくらい緊張していた。私は危険人物のように扱われるのが当然だと思う。なんせ急にこの世界に飛ばされてその上”呪い持ち”、さらに強力な異能の持ち主なのだから。この世界に元々居た人物ではない以上警戒されても仕方がないのだろう。
♥️「ほら、ここの扉の先に国王様がいらっしゃるからね」
「あー緊張する…」
👑「礼儀正しい行動を心がけたら大丈夫だ」
「うん…」
私は意を決してその扉を開けた。
?「よく来たなハート、クイーン」
♥️「突然の訪問申し訳ございません。本日は新たな”呪い持ち”を発見したので報告させて頂こうと思いまして。」
?「そうか……わかった。そなた、名前はなんという?」
「わ、私はマリア・クラモトと申します……」
?「そうか…ではマリア、君の呪いはなんだ?」
「え、そ、それは……」
👑「彼女はこの時代の者ではありません。数百年後の未来から突如としてこの世に飛ばされ、ここで何者かによって殺される運命を辿るという呪いです。」
?「そうか…なかなか重い呪いなのだな…異能はなんだ?」
「えっと、魔法だそうです……」
?「魔法だと……?今までそのような異能は1度も例がないな」
👑「そうですね…私も目にしたことがないので詳細については分かり兼ねるのですが…おそらく思ったこと、口にしたことが実現出来る強力な異能だと思われます。」
?「そうか……よし、わかった。マリア、今日から国家警察……ブルードの仲間だな!」
「あ、ありがとうございます…」
♥️「良かったなマリア!」
「そ、そうなのかな、?」
👑「場合によってはここで処刑されてもおかしくなかったからね」
「ゾッとすること言わないでよ…」
?「よし、仲間になるからにはメンバーを紹介しよう!まずは私だな!私はこの国の王の」
💎「ルイ・クライシアだ!」
「はい、よろしくお願い致します」
💎「あぁ、よろしく頼む!ハートとクイーンについては既に知っているだろう!他のメンバーも紹介しよう!」
?「俺は中東の魔法使いの呪い持ちの」
🐍「テイル・スネークだ」
?「僕は狼の呪い持ちの」
🐺「ワイルド・ウルフだ」
?「私は巨人の呪い持ちの」
🙎♂️「アレン・ビッグだ」
💎「あと今任務で外に出ているたこの呪い持ちのミカエル・ドリエラと醜い魔女の呪い持ちのグレーシア・ウィッチも居るぞ!」
「意外と多いんですね……」
💎「そうだな!これから任務にも徐々に関わることになる。誰と任務に行っても良いよう親睦を深めるといい!」
「はい、!」
💎「早速だけどマリア!君には今日から任務に同行してもらおう!」
「今日から、ですか…」
💎「うん!まずは君の実力を見ないと!」
「はい、かしこまりました」
💎「今日は……ワイルド!一緒に同行してあげて」
🐺「はい、かしこまりました」
💎「じゃ、みんな集まってくれてありがとうね!解散!」
こうして私は狼の呪い持ちのワイルドさんの任務に同行することになった。
🐺「行くぞ、女」
「は、はい…」
何よ女って!そりゃいいでしょうね!あなたは顔が良くてオマケに体も大きくて!男女ともにモテるでしょうからね!
「何よもう…」
🐺「なんか言った?」
「別に…」
🐺「最初に言っておくけど、俺お前と仲良くする気ねぇから」
「そんなん言われなくてもわかっとるわドアホ!」
いけないいけない……関西の血が騒ぐわ…こういう勘違い男がいちばん嫌いなのよね……全く、嫌なこと思い出させないでくれる?
🐺「ここ、着いた」
「へぇ、ここが任務の場所…」
🐺「あぁ、ターゲットはあいつ」
「あの男たちですか?」
🐺「そう、あいつらが違法薬物の取引をしている。俺はあいつの始末をする。足引っ張んなよ女」
「わかってる」
🐺「じゃ、行ってくるから」
「はいはい」
🐺「あんたはそこで見てて」
「はいはい」
🐺「💢」
🐺「異能発動」
「わぁ…」
彼は狼男の異能なのね……彼らしいって言うかなんというか…というかなんであんなイライラしてるわけ?イライラしたいのはうちなんですけど!っていうか彼の後ろに別の男が…!気づいてない?もしかして私がやるしかない?えーでもあいつ私に当たり強いしなぁ…仲間ってことに免じて助けてやるか。でもどうやって?魔法なんて使ったことないのに…そもそも私にできるのか……ま、1回やってみるか!私は元々アニオタのアイドルで人気だし厨二病精神はあるはずよ!その知識を使えば…!
「バン」🔫
男「( ゚∀゚):∵グハッ!!」
「お、できた」
🐺「は、?」
「後ろにいたよ、見て無さすぎ」
🐺「あ、おう……」
「よそ見厳禁、前から来てるよ」
🐺「あ、」
「全く…」🤌🏻´-
男「(○゚∀゚)ガハッ∵∴」
「だからあれほど……」
🐺「お、……」
「お?」
🐺「お前すごいな!」(˶’ᵕ’˶ )︎و”フリフリ
「え、?」
🐺「一瞬で任務完了だぜ!やるな!」
………はぁぁぁぁぁぁぁ!?私あんたが女って呼んできたこと許してないからね!態度悪いのも!
「別に……」
🐺「そんな……そんな冷たくしないでくれ…」
「冷たくしてきたのはあんたでしょうが…」
🐺「謝るから、許してくれ……(´._.`)シュン」
なんか………狼って言うより大型犬みたいね……お手とか言ったらするのかしら?
「………お手」
🐺「あ、やめろそれ!本当に抗えねぇんだよ!」⊂( ˙꒳˙ _ )チョコン
「へぇ……」ニヤッ
🐺「お、お前ずるいぞ!そんな強いなら最初から言ってくれればよかったのに……」
「あんた強さで人をはかるわけ?」
🐺「し、仕方ねぇだろ!それが狼の特性なんだから!」
「ふーん……ま、いいわ。今回は許したげる。今回だけよ?」ニコッ
🐺「なッ!?!?////」
プロアイドル様舐めんなっつーの。男の扱い方なんか現代で勉強済みなんだよアホ。………お っと、口が悪かったな。気をつけよう。こんなのみんなに知られたら幻滅されるに決まってる。
「ほら、帰ろ?」
🐺「おう!」(˶’ᵕ’˶ )︎و”フリフリ
なんか意外とこいつ………
「可愛い…」
🐺「なッ俺が可愛いだと!?目腐ってんじゃねぇの?」
「ほんとにあんたね……次は許さへんで?」ニヤッ
🐺Σ( ˙꒳˙ ;)
「本当……可愛いわねあんた」ヨシヨシ(。´・ω・)ノ゙
🐺「あ、頭撫でるな…////」(˶’ᵕ’˶ )︎و”フリフリ
「はい、ほら馬車に乗って」
🐺「お、おう……」
🐺なんだアイツ……そもそもなんであんなに強ぇんだ?てかあいつ……俺を弄びやがって!こちとら英国の有名貴族様なんだぞ!でも、あいつに頭撫でられるの意外と…………って、何考えてんだ俺ッ!!!////
これじゃまるで俺が変態みてぇじゃねぇか!
「ほら、着いたわ」
🐺「へ、?あ、おう……」
「なんか浮かない顔ね、どうしたの?」
🐺「べ、別にッ!」
「そう?ならいいけど」
🐺…………可愛い。俺あいつのこと狙っちゃお!
「あ、あいつらの死体って持ってきてよかったの?」
🐺「は、??」
「一応始末した死体は持ってきた方がいいかなぁって思って」
🐺「普通もっと驚くだろ?目の前で人が死んでんだぞ!?」
「ま、まぁね…度胸だけは1人前ってプロデューサーにもよく言われてたし…」
🐺「ぷろでゅーさー、?まぁなんだか知らんけど凄いことだぞ!褒めてつかわそう!」
「何あんた、うちより偉なったつもりか?頭が高いねんしゃがめ」
🐺「う、……」
「Good boy」ヨシヨシ(。´・ω・)ノ゙
🐺「お、俺を犬扱いすんな!」
♥️「おや、任務は終わったのかい?」
🐺「ハートぉ……こいつが俺の事犬みてぇに扱うんだよ!何とか言ってやってくれよ!」
「犬みたいも何もあんたは犬とちゃうか?笑笑」
♥️「え、マリア……?」
「えーっと………(ノ≧ڡ≦)☆」(忘れろ)
♥️「え、」ドキッ
🐺「お、おいハート!こいつは俺のもんだぞ!」
♥️「へぇ……ならライバルってわけか」ニコッ
🐺グルルルル…
「こーら、威嚇しちゃダメでしょ?ワイルド♡」
🐺「わん!」
🐺「あッ………/////」
♥️「へぇ……弱いものには目もくれないあのワイルドがこんなになるなんて……マリア、一体どんな手を使ったんだい?」
「どんな手って……後ろにいた男を銃で殺してワイルドがよそ見して気づかなかった男を捻り潰しただけだよ」
♥️「…………え?」
「え、だから」
♥️「もういいもういい!あまりにも残酷なことを軽々しく口にするから驚いちゃって…」
「そう?」
♥️「うん………それはそうと、初任務お疲れ様」
「うん」
♥️「国王様に報告してきな」ニコッ
「そうする」
「ほら、行くよ」
🐺「おう」
あいつの首………首輪が似合いそうね。って、私ったらなんてこと考えてるのかしら……
🐺「国王様!任務完了致しました!」
💎「早かったね!半分はマリアの活躍ってとこかな?」
🐺「いや、俺が!」
「あ”?」
🐺Σ( ˙꒳˙ ;)
🐺(U ´・ω・`)クゥン
「全く……ワイルドがよそ見してたので私が潰しました。2人とも無傷なはずです。」
💎「え、?」
「?」
💎「無傷なのかい、?」
「まぁ…」
🐺「お、俺はここが…」
「ん?あれ、ほんとだなんか刺さってるね」
🐺「と、取ってくれ…」
「ん、いいよ」スッ
🐺「い”ッ…」
「ありゃ、これ返しがついてる……痛かったでしょ」
🐺「ま、まぁ…俺は一応痛みには強い方だから大丈夫だったが…」
💎「すぐに専属の医師に見せるといい」
「治癒」
🐺「あれ、?痛くねぇ……それよか傷も治ってるぞ!」
💎「君は治癒が使えるのかい?」
「まぁ…私の厨二病知識のお陰で」
💎「ちゅうに、?まぁいいや!とにかくふたりが無事なら何より!」
「良かったです。それと、これが今回のターゲットです。」(現れろ)
💎「!?」
🐺「!?」
「安心してください、拘束はしてありますから動くことはないはずです。1人だけ意識を残してあとは全員殺しました。こいつからは情報を聞き出そうと思います。なんのためにしたのか、協力者がいるのか、それと……」
「私に殺されてくれるか、?」ニコッ
💎「そ、そうするといい……」
1回言ってみたかったのよねこういうセリフ!私は敵に回さないほうがいいって分からせてあげなきゃ!
「では、私はこれで。今から尋問してきます。 」
💎「あ、あぁ……」
🐺( ゚д゚)ポカーン
💎「まさかあそこまで残虐だとは……これはいい王妃候補が舞い降りてきたようだな……」
🐺「い、いくら国王様でも彼女は譲れません!」
💎「おや、ワイルドも彼女にぞっこんかい?」
🐺「え、別にそんなんじゃ……」
💎「なら私が貰ってもいいかい?」
🐺「嫌です!」
💎「そうかい…なら今日からワイルドと私はライバルだね」ニコッ
🐺国王相手に勝てる気がしねぇ……!!!
「ねぇ、あんた」
男「な、なんだッ! 」
「誰に指示された?」
男「へっ、女ごときにそんなこと言うかよ!」
「なら、もっかいひねり潰されたいわけ?」
男「そ、それはやめてくれッ!ただでさえ関節がありえない方向に曲がってて死ぬほど痛ぇんだよ!」
「そう…(無関心)」
「それで、言う気になった?」
男「頼むからこれ以上痛いことはしないでくれ…」
「わかったから……」
男「俺は……マフィアのボスに頼まれて取引をしたんだ」
「そう……」
男「家族を人質に取られて……やるしか無かったんだ!わかってくれ!!!」
「………嘘」
男「へ、?」
「バレバレなんだけど……真実を言う気ある?それとも拷問でもして吐かせようかなぁ………そうだなぁ……火あぶりしてもいいし腕の一本や二本逝っとく?笑笑笑」
男「言う!言うからッ!」
「わかってる、君は優しい子だよね」
男「わかってくれるのか、?」
「どうしてあんなことしちゃったのか言ってご覧?」
男「お、俺は……家族を養うために金が必要だった。マフィアのボスにいい仕事があるって紹介されたのが違法薬物の取引だった。家族を守るためにはやるしか無かった。」
「脅されたってのは嘘だったんだ」
男「あ、あぁ…」
「ふーん…ま、今回は見逃そっか!」
男「本当か!?」
「なーんて、言うとでも思った?」
男「え、?」
「ご丁寧に説明ありがと。でもこの国の掟を破っちゃった以上もう生かしては置けないね」ニコッ
男「や、やめてくれッ!俺にも家族が!」
「だったらそんな闇の仕事に頼るんじゃなくて真剣に職を探せば良かったんじゃない?君、家族に内緒にして違法賭博とか薬物とかやり放題みたいだし」
男「な、なんでそれを…」
「はい、嘘」
男「は、?」
「そういうことなんだろうなって思って適当に言っただけなんだけど……まさか当たってるとはね。ボロが出たお前の負け。どう?最高に惨めじゃない?」
男「ふ、ふざけんなクソ女!」
「何が?私はあんたの口から情報を聞き出した、それだけじゃない?」
男「クソがッ!」
「それとも、私と何をしたかったのかな?」((((( *˙˙)トコトコ…
男「え、」
「こんなふうに私の腰を触って」
男「え、ちょアンタッ!」
「こうやって私の唇にキスして」
男「お、おい俺には妻がッ…」
「深い深いキスをして」
男「ッ!?///」
「ここにあんたの粗末なものを入れたかったわけ?」
男「ッ/////」
「残念」ガリッ
男「ッ!?!?」
男「(*´’Д’):;*:;カハッ」
👅(男のべろを噛みきった)
「ふ、いいざま」
👑「、、、」
「あら、いたの」
👑「!?」
「尋問は終わりよ」
👑「お、おう……」
👑あいつ………正気じゃねぇ!どうしてあんなにも冷静に人の命を奪えるんだ?いや俺も同じようなものだが……いつだって手が震えてる。任務だってわかってても逃げたくてしょうがねぇのに……
「ねぇ」
👑「は、?」
「あんたもキス、したかったの?」
👑「は、はぁ!?んなわけ……」
「したいなら後でしたげる、もちろんそれ以上もね、?」
👑「!?////」
「じゃ、私はこれで」
👑というかあいつ…まるで人間の気配じゃねぇ……どうなってやがんだ…まじでイカれてんな……
「〜〜〜〜♪」
♥️「お、尋問終わったー?」
「うん」
♥️「てか口の周り血だらけじゃない?どしたの?」
「ん」👅
♥️「!?!?」
「殺っちゃった♡」
♥️「え、」
「ふふふー」
♥️「ね、ねぇ」
「んー?」
♥️「君って結構狂ってるね…」
「そう?」
♥️「うん……」
「(´Д`)ハァ…演技って疲れる…」
♥️「え、?」
「私はそんなイカれた女じゃないっつーの」
♥️「まさか任務のために、?」
「そう。私、元いた世界では俳優もやってたのよ」
♥️「まじ、?」
「まぁね。オファーが来れば受けてたかな。」
♥️「す、すごい……」
「人を殺すのが怖くない訳じゃない。それでも任務のためにはやらなきゃいけない。なら少しでも意識が逸れるように演技した方が気が楽じゃない?」
♥️「そ、それはそうだけど…」
「ま、あれは本当の私じゃないから安心して」
♥️「う、うん…」
「クイーン今日来るかなぁ」
♥️「どういうこと?」
「いや、なんでもー♪」
♥️「ちょ、教えてよ!」
「やなこった!」
♥️「教えろー!」
「ふふ〜♪」
?「………あいつ」