メイン 橙、緑、青、赤
サブメイン 桃、水、黒
サブ 灰、紫
⚠︎学パロです
⚠︎今回もけいちゃんが出てきます
⚠︎俺がけいちゃん好きなんです、ハハッ(?)
これらがいいならどうぞ ~!
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…笑うって、なんなんやろ。
楽しいから笑う?
嬉しいから笑う?
感動したから笑う?
…ずっと隠してた。
泣けない俺は、みんなに感情をちゃんと伝えられてるんかな。
○○
愛すってなんなんだろう。
友情?
恋?
思いやり?
…いつになったら俺は…
人を愛すことができるの。
自分を愛すことが…できるの、?
○○
ym「……やから、さっきからそう言うとるやろ」
俺がびっくりして叫ぶのに、冷静に対応する山田。
俺の隣には、「うるさいな…」と笑いながら呆れるうたと、
びっくりして声が出ないきゅーとこむぎ。
ちっとも興味がなさそうにゲームをいじるたくぱん。
…本当お前ら自由だな。
ut「泣けなくなるとか、なんでそんなこと分かったんだよ」
ym「やってさぁ ~、いつもの感動映画見ても泣けへんし、
こちょこちょされて笑いすぎても泣けへんし!!
こんなの絶対病気やと思わへん!?」
ut「うるさいうるさい、分かった…あと、きゅーとこむぎは我に帰れ」
kyu「だ、だって ~、びっくりするじゃないですかぁ!!」
km「なんで俺に先に言わんかってん!?」
ym「…別に言ってもなんのためにもならんやん」
騒がしいな本当に…。
泣かなくなる、なんてこと本当にあるのか、?
信じられないし、あいつが嘘をついて変なことを言っているだけかもしれない。
前も普通にあいつドッキリしてたし。
ut「普通に病院行けばいいじゃん…」
ym「お前みたいなクソメガネにはわからんわ ~w」
tk「馬鹿じゃないの」
ym「あ”ぁッッ!?なんやとゴミドリ!!!」
hr「この反応の違さよ」
目の前で
「俺舐められてない…??副部長なのにぃ………」
と不憫らしいいつものうたを見せる。
俺は幼馴染として、少し頭を撫でてやった。
幼馴染としてだからな!!!!!
km「お前らいちゃいちゃしとる場合ちゃうやろ!?」
kyu「そうですよぉ!
山田さん泣けないんですよッ、可哀想ですぅッッ!」
hr「え、お前ら本当に信じてんのかよ、!?」
ut「…いちゃいちゃしてないんだけど、」
目の前で「こうしちゃあいられない」と言いたげな目でぎゃあぎゃあと騒ぐこむぎときゅー。
まあこいつら馬鹿だし、間に受けるのは当たり前、だろうな…
tk「本当に病気なのか,?
誰かに見てもらった方がいいんじゃないの、?」
ym「あぁ?
やってさ、病院行って泣けなくなりましたなんて言っても
馬鹿にしか思われへんやろ ~…」
tk「お前元々バカじゃん」
ym「ピキッ、
うわ、イラッと来たわ ~、」
医者、医者ねぇ ~…
まぁ、確かに変な目で見られるのは間違いないわ。
だから、保険の先生とかに見て貰えばいいのでは…、?
…いや、待てよ。
すんげぇピッタリなやつ、ここの部活にいたわ。
ガララララ
ki「あ” ~ 、説教しんどぉ ~………」
ut「あ、けいに見て貰えばいいんじゃ、?」
ki「お、?なになに、?
話題ッッ!?」
うたと思ってること全くおんなじだった……。
けいは実は親が東大卒なんだよな。
まぁ、テンションだけえぐいけど。
だから、けいは治療とかもできるし実験とかもできるってこと。
なのに常識的にはバカだから、あんま信用できねえんだけどな。
hr「こいつ、泣けなくなったんだってさ」
ki「え?泣けなくなるとは、?」
tk「ほら、けいもわかってないだろ…」
kyu「や、山田さんが泣けなくなったんですッッ!!」
きゅーが大声で叫ぶ。
こいつも案外山田のこと心配してるのかもしれないな…
いや、案外とかいうのは良くないか。
一人でそう思いながら、ため息をつく。
隣のうたも
「何を馬鹿げたことを……もういい、仕事しよ」
そんなことを言うような目で書類に手をつけた。
ki「ほ ~ん……ぁ、やっべ、提出物出し忘れたわ。」
kyu「え?」
ki「先生にまた説教される…
はるてぃーとうたっちゃんがなんとか止めといてくれるよな!?」
ut「嫌だ」
hr「止めるとでも?」
ki「あらやだ辛辣……」
「ひどぉ ~い」と嘘泣きしながら言うけい。
…なんだろ、女子なのにこんなに腹立ったの久しぶりかもしれない。
km「ちょ、課題どころじゃないねんて!」
ki「課題どころってなんやねん!!
B組に落ちたくないんですぅ ~!!」
km「そんなん勉強すればええやん!
なぁ山田ッ?」
ym「せやでせやで ~、課題だし忘れるとかw」
ki「うわ、『課題だし忘れるとか』…
F組だけには言われたくない言葉ランキング2位ぐらい」
tk「じゃあ1位は?」
ki「『お前馬鹿やな』!」
tk「あぁ…」
ym「納得してんじゃねえよゴミドリ!!」
tk「事実だし。」
隣のけいがうーんと唸る。
何か考えてんのか、それともくだらないことしようとしてんのかわからないけど。
こいつの考えるときは,基本的に静かにしといた方がいい。
ちゃんと正確なことが多いから。
いや、みんな忘れてるかもしれねえけど、
こいつ一応俺らと同じA組だからな、??
だから、ちゃんと頭もいいし考えられる。
先ほどまで喧嘩していたたくぱんと山田も静かに、おとなしくするほど。
ki「…山田、目、見してもらってええか、?」
ym「ん、ええけど……」
ki「保健室行こや、俺一応保健室委員長と幼馴染やし。」
ym「おう……
お前ら、山田様がいなくなって悲しいかもしれんけどくれぐれも泣くなよ!!」
ut「いや、泣かねえよ…」
km「泣くわけないやろぉ !!!うぇ ~ん!!w」
hr「いや、嘘泣きなのわかりやすッ、…」
…俺は、隣のけいをじっとみた。
いつもとは違う、真面目で何かを考えているような、そんな顔。
hr「…ま、気にする必要もないか」
○○
ki「はい、目見して ~」
ym「ん ~…まぶしッ、!!」
ki「はいはい、我慢しろ ~…」
山田の目を自分で開けて、わざわざ眩しい光が目に当たる。
眩しい…ねんけど!!
…でも、本当に泣けへんのやもん、
色々チャレンジした。
クラスメイトにめっちゃこちょこちょしてもらった。
いつもの感動する映画だって何回も見た。
ホラーだって見た。
…やけど,一向に泣けん。
なんでやろ、なんて思ったりもした。
でも、不便なんて全然ないから別にええんかな、なんて思ってる。
だって、山田みんなの前では泣かへんし。
みんなを心配させたくなくて、ずっと泣かないでいる。
それって、ええ事、やろ、?
ki「…ん ~、異常、は…ないみたいやな」
ym「え、?やったら山田はなんで泣けへんの、?」
ki「…考えられるのは,精神的な問題やな」
ym「…、??」
せんしんてき、…??
山田の精神がなんか異常なんか?
それって困るんかな…?
ki「…ほら、
きゅーちゃんは『自分のありのままの姿でいたい』。
ゆーまっちは『期待とプレッシャーから救われたい』。
こむは『誰かに認められて、生きる意味を知りたい』。
…でも、誰も一向的に相談なんてできへんやったやろ、?」
ym「…!
そう、やな……」
目の前のけいが真剣な表情をしてるから、山田はちょっとびっくりして固まってもうた。
…結構みんな、事情を抱えてんねんな。
こむぎやってそうやし、きゅーやって、ゆーまやって…。
…でも山田は何か問題を抱えとる?
山田は人生楽しいし、別にこれといった苦労はない……
精神的な問題…なんて。
ki「…最近、苦しかった時とかあらへん、?
こんなのが辛い、もう無理みたいなこと。」
ym「……ん ~、考えてみたけど別にあらへんなぁ…」
ki「…そっか、…目に異常はないねんけどな」
ym「なんでやろな…まぁみてくれてあんがとなけい、
助かったわぁ ~」
ki「…おん、全然ええんやで、w戻ろか」
コメント
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おお!
待ってました…。 一言。 『好きです。』
けいちゃん"ッッッ…待ってました。好きです…