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月尾珠丸
7巻
…………
「大瀬…大瀬…大瀬!!」
はっ…ここは…
エルシー「大瀬…大丈夫か」
大瀬「えっと大丈…ぁ…頭が…あ…」
エルシー「大瀬?大瀬!」
大瀬(頭が…ズキズキする…痛い…)
エルシー「大瀬…」
大瀬はいびきをかいた。
エルシー「なんだ…寝不足か…まあ丸一日経ったしな…」
はるか「そんな寝てなかったのか…」
???「久しぶりだな…元気にやってるか…?」
大瀬「だ、だれ…?」
???「そうか…まだ分からないんだな…」
大瀬「ちょちょ、待って下さいよ!」
???「いつか分かるだろう。また会おう。」
大瀬「せめて名前だけでも…!」
???「リーフだ。」
あれ…なにか…忘れているような。なんでだろう。
おかしいな。何もないはずなのに。なぜか心当たりがある。誰だ…?本当の家族の誰かか?それとも…
誰なんだ。だめだ。何も分からない。
大瀬「ん…?」
はるか「あ、起きたんだね」
大瀬「ぁ、あぁ…って、ちょ!」
はるか「どうかした?」
大瀬「なんで部屋着なんだよ!」
はるか「え?あ…そっか〜ここ私の家ですけど。」
大瀬「あ〜っんれ…どゆこと…?」
はるか「どうかした?」
大瀬「なんで驚んだんだ…?」
はるか「心配しないで大丈夫親は今日は帰ってこないから」
大瀬「そこではないけど…」
はるか「とりあえず寝てて」
大瀬「おやすみす…」
あれは誰だ…緑の髪。長い…
大瀬「う、うわ!」ナイフが飛んでくる。
はっ!…夢か…
大瀬「ん…?紙が置いてある。『起きないから学校行ってくるね。サボりって言っとく。』は?」
大瀬「制服…あ、家だ」
学校へ急いで向かう。
大瀬「どうしよう…そのまま入るのめんどいな…羽使うか。バサ。ふぅ…とりま屋上に来たしそのまま普通に教室入ろっと」
もちろん大瀬は視線を食らった。
大瀬「遅刻しました〜」
呑気にそう言う。はるかはこそっと笑う。
先生「お〜遅いな。放課後職員室な〜」
大瀬「は〜い」
放課後職員室にて。
先生「お前最近問題起こしすぎだろ。まあ許すが。おれは器が広いからな〜」
大瀬「はい…すいません。」
先生「まあそれだけだ。帰ってゆっくりしな。俺も仕事が大変でよぉ…お前次やらかしたら1時間説教な。」
大瀬「まじかぁ…頑張ります。」
先生「まぁいいよ。はるかも待ってるみたいだしな。」
大瀬「ふぁ?!なんで?」
先生「行って来い〜、あ、お前カラスとかの死体気をつけろよ〜」
大瀬「死体?気をつけます〜さよならー」
(なんでカラスの死体?)
先生「さよなら〜」
はるか「相変わらずだね」
大瀬「結局サボりって言ってないじゃん」
はるか「あ、言うの忘れてた。」
大瀬「カラス死体だってさ。先生が言ってた。」
はるか「多分あの時のだね。さっさと帰るよ〜。今日は泊まらせないから」
大瀬「知ってるわ」
2人は歩いてる途中にカラスや白鳥の死体を見つけた。
はるか「これ持って帰るかぁ…カラスだけあとで回収してエルシーに持ってくるわ」
大瀬「え、復活出来るん?」
はるか「多分行けるよ」
大瀬「すげー」
はるか「じゃあね」
大瀬「また〜」
大瀬(俺は気になることがある。白鳥の死体を1体だけ持ち帰ろう。)
その日の夜中。深夜2時。
はるか「お待たせ〜よろしくね」
大瀬「回収すればいいんでしょ?」
はるか「うん、袋に入れて、可哀想だけど。」
大瀬「おっけ〜」
はるか「回収したら天界に行くから」
大瀬「じゃああっち回収するから」
大瀬(そもそもなんで天空からたくさんの死体が…?業者とか片付けないのか…?)
大瀬「あ。あった。白鳥。これだけはちょっとお借りします…」
(こんな目赤かったっけ…?宝石みたい。)
そして白鳥の死体を持ち上げた瞬間。カランという音をたてて目玉?が落ちた。
大瀬「え…?ビー玉みたい…綺麗だな…」
はるか「そろそろ終わりそうだわ!」
大瀬「あーおけおけ、分かった」
はるか「じゃあ先帰るね、お先失礼」
大瀬「また明日〜」
大瀬(あぶね〜)
大瀬は家に帰り、机にラップをたくさん敷いて白鳥の解体を始めた。中はとてもグロい。何もなかった。念の為換気して処理をした。
大瀬「結局何もなしか…まあこの赤い目ん玉だけ貰っとこうかな…ちょっと匂いきつかったし外出て外の空気吸おう…」
そう言って大瀬は夜の三日月を眺める。
大瀬「この目ん玉めちゃ綺麗だな…ホントにビー玉なんしゃないか…」
と言いながら目玉を月にかぶせて見る。その瞬間目玉に三日月模様がある事に気がついた。
大瀬「三日月模樣か…合わさりそうではあるが…お…
合わさっ…うわぁ!」
合わさった瞬間赤い光が大瀬の体を覆い尽くす。
そして気がついたら。夜の雲の上にいた。たくさんの建物に、たくさんの泉があった。
大瀬「ここは…?ん…白鳥…?え、ここ白鳥の天界ってこと…?」
大瀬はたまたま白鳥の天界に来てしまったようだ。とりあえず建物の影に隠れた。
大瀬「え、まじ…でもいい情報ではあるのか…ん?あれりおやん…終わった…これどうやって帰るの…?見つかったら終わりよな…てかあれりおと…たしか…ルーシルだっけ…何か話してるな…」
大瀬が見ているとりおはそのまま白い羽根でどこかに飛んでいった。
大瀬「どこに行ったんだ…」
ルーシルが何かを言って消えた。
大瀬「『アイサイト』…?とにかくここをでなk…」
ルーシル「ここで何をしている?(^^)」
大瀬「なななななんで?!なんでバレた!?」
ルーシル「アイサイトだ。お前はカラス族か……
まぁちょっといい。話したいことがあった君に。大瀬にな。本当はさっさと殺りたいんだがな?」
大瀬「ひぃ…」
ルーシル「ついてきなさい。」
と言いながら大瀬の腕をつかみグイグイと引っ張る。
ルーシル「さぁ!明日は休みだろ?たくさんお話聞こうではないかぁ!で。なぜここに来れたかわかるか?大瀬。」
大瀬「いや知らないっす、なんか白鳥の目ん玉綺麗だったのでほじくって死体はそのまま処理したんですけど綺麗だったので月と共に見ていたらなんか合わさって今これです。」
ルーシル「はぁ…まず…えっと…何から話したほうがいいのか…実はここに来れるのは私が許可した相手なんだ。」
大瀬「…は?じゃ、なんでここに…」
ルーシル「それが〜実は…お前がまだ子供の時に私が知らぬ間に許可してたらしい…どうやら。」
大瀬「は?別に子供のころあなたと会ったことないんですけど…」
ルーシル「だよなぁ…お前。白いボロボロの女に育てられてなかったか?胸デカの。」
大瀬「胸デカって…はい…まぁ何故それを…!え、?もしかしてあなたが…」
ルーシル「そのもしかしてだな…感づくのが早いこと。」
大瀬「は…でもいつ…」
ルーシル「多分…お前と暮らすとなったときによく…頑張ったみたいな…事を言ってた時に…頭を撫でた時とかじゃないか…?今もそんな感じでやるんだ。」
大瀬「ではなんで…あの時死んだのに…ここにいるのですか?」
8巻に続く