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てるぽけです。あと、ちょっと病み系だけど、最後ハッピーエンドだから
でも苦手な人は回れ右で
夜中の25時、俺はマンションのベランダに出る。やっぱり真冬だから身体が凍りそうなほどさむい。いままで少し降っていた雪は、もうとっくの昔にとけてしまった。
傷ついた手首、なぜだかふと外に出てみたがいつのまにか悪心が芽生えてしまい、俺はつめたいフェンスをのぼり、手を離してみる。自分をそうさせた理由は、いろいろとあるが、話すと長くなる。
ガラッとドアが開く。
「ぽけくんまだおきてたんだ」
そう言うとてるちゃんはフェンスによりかかる。上がる白い息。
「さむー」
てるちゃんがあまりにも普通にしゃべっているので、自分が無言になってしまう。
「さきもどってるね」
「あ、あと朝ごはんいらないよね」
「ばいばい」
ドアが閉まる
まさか、最初からてるちゃんは知ってたから、、、知ってたからそんなこといったの?
俺が自殺して明日にはいないから、「朝ごはんいらないよね」っていったの?
「あぁぁ、、もう終わりじゃん、しねないじゃん」
なんとかのぼったフェンスから降りる。そのことがやっとで、下のつめたいコンクリートの地面に座り込む。
朝ピピピっと言う音で目が覚める
どうしたんだっけ。
寝ぼけた頭で寝室をでる。
「おはよ、ぽけくん」
「朝ごはんできてるよ」
その場に立ちすくむ、目頭が熱い、てるちゃんの顔と同時に夜のことがフラッシュバックされていく。
なにも言葉が出てこないが、声を振り絞り言葉を放つ。
「ありがと」
ありがと、、、?あぁ夜のことか、あのときポケが自殺しようとしててこわかったなぁ。
まぁ最初からぜーんぶ知ってたんだけどね。リスカもODもポケの好きなものも音楽も、食べ物も、ポケがつけてる香水だって、、、
こんなだいすきなポケくん、勝手に死なれたら困るんだけど。
これから、いーっぱい美味しいもの食べたり、デートしたりえっちもしたいし、ね