遅れて飛び出てとうじょー!!暇すぎるからまた書く!
そんじゃスタート!
あ、今回も頭フル回転で書きます!
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「答え合わせをしよう。」
まどかのその言葉に誠一は驚く。
あの意味の分からない資料だけで何が分かるのか。恵美はサボり癖はすごいが、探偵としては相当優秀。でもだ、あの状況で何か分かるとは思えない。
「分かったんか?!」
「あぁ。これは、分からない訳だ。複雑すぎるからね」
「複雑?」
「一ノ瀬菜穂と、柳原律を呼んで。」
「はい。」
数分後スワロウテイルの事務所に集められた一ノ瀬菜穂と柳原律
「今回の事件の犯人が分かった。」
「犯人が?」
「今回の事件の犯人は、柳原律。君だ」
「え?私が、、?」
「柳原律、いや。一ノ瀬明さんって呼んだ方がいいのかもしれないね。」
「急に何を、、」
柳原の頬に汗が流れる。
「え?、、」
健三、誠一も驚きを隠せずには居られない。1番驚いていたのは一ノ瀬菜穂だろう。
「いや、嘘、、ですよね?」
「この人が、、私のお父さんだなんて、、」
「柳原が話したことは全て架空の話だ。もちろん「柳原律」という男も架空の人物だ。一ノ瀬明という男が生んだ架空の話に僕達は騙された。全く複雑な事をする人だ。」
「急に何を、、私は正真正銘柳原律ですが、、」
何を急にと焦ったような驚いたような複雑な顔をし、まどかを見つめる。
「架空の人物だなんてそんな、」
「君の名前は「一ノ瀬明」だろ。そしてネオン株式会社の社長は「柳原律」ではない。君が社長登録で「柳原律」として入れた。本当の社長は一ノ瀬明だ。」
「そんなの君の妄想だろ?私が一ノ瀬明?何を、、」
「君の足は義足だと言ったね。それ、嘘だろ?」
「本当です、、触ってもらってもいいんですよ?」
「君は足を骨折していた。だから逃げ遅れた。そして瓦礫に埋もれたところを自力で抜け出しその場を去った。なぜなら警察にバレたら厄介なことになるから。君は骨折した足を引きずって爆破現場を去った。」
「はは、やはり優秀な名探偵には私の嘘はバレバレでしたか、。そうですよ。私が一ノ瀬明です。」
「、、、!嘘。嘘よ、、」
「だって!お父さんは柳原さんの事を私に話してくれたんですよ! 」
「嘘だ。」
まどかはきっちりと、全てを見透かす様な目で言う。
「一ノ瀬明の計画はそこから始まっていた。子供に柳原律という男の名前を出すことで複雑性を出す。子供に柳原律という男の名前を出すことで将来子供がこのことを警察やネストに言う時に複雑性を出させるため。菜穂に柳原という男の存在をあたかもこの世にいるかのように話した。」
「あーあ 。やっぱりそこまで分かっちゃいますか。」
「私が嘘をついていたこと。まさか骨折していたところまで見透かされていたとは、、ここまでは計算外でしたね。」
「そうです。健三さんらに話したことは全て嘘。ネオンビルを爆破させたのは私です。」
「どうしてそんなことをしたんや。 」
拳を握りしめ、今すぐにでも殴りたい、そんな気持ちを抑える。
「辛くてね。契約も取れない。商品を販売しても赤字続き。そよおかげで社長である私が責任をおわな。新入社員の人達がミスを連発してね。クビにしたけど責任は残り続ける。こんな会社が嫌になって爆破事件を起こした。ネオンと爆破物を混ぜた実験をしていてね。そこに他の物質を混ぜて爆破事件にした。まさかあんなに爆破が起きるなんて予想はしていなかった、だけど目的を果たせたならそれでいい。」
「あんた、そんな理由で会社を、、!100人の人を、、!」
「私は正しいことをした。身も心をボロボロにしてしまった社員達を私は解放した。社長として正しいことをした。 」
「阿呆らしい。そんな理由で。 」
健三も鋭く冷ややかな目を一ノ瀬明に向ける。
だが1番その中で鋭かったのは恵美まどかだった。まどかの視線は冷たく。鋭い。まるで道端に放置された生ゴミを見るような目で一ノ瀬明を見つめる。その目は一ノ瀬の顔をずっと見つめる。
「社長として正しいことをした?馬鹿なのか?いや、大バカか。そんな阿呆らしい理由で人を殺すなよ。契約が取れない?ミスが連発?それは全て君の新人教育が劣っているからじゃないのか?それを全て新人のせいにする。責任に押しつぶされそうだった?阿呆らしい事を言うものだ。いいか。僕は嘘つきが大嫌いだ。阿呆みたいな理由で人を葬った。許されることじゃない。その位君の頭でも理解できるだろ?」
大人泣かせの言葉を一ノ瀬に浴びせ続ける。冷酷な視線と、鋭く一言一言が胸の奥底に突き刺さる様な言葉に、一ノ瀬は背筋が凍りつく。
「確かに、探偵さんの言う通りだ。私は阿呆で、愚か。なんということをしたのか、、」
「お父さん、、」
ずっと黙っていた一ノ瀬菜穂が口を開く。
「ずっと騙していてごめんね。君の知らないところでお父さんは犯罪者になっていたよ。」
「、、、!!」
ぱしんっ!
頬をビンタする音が事務所に鳴り響く。菜穂が明の頬を大きくビンタした。
「馬鹿じゃないの?!アホなの?!いや、!大バカよ!!そんな理由で人を殺してんじゃないわよ!!!」
今にも泣きたくなるような顔をしながら、怒りを露わにする。当たり前だ。ずっと亡くなったと言われていた父親が犯罪者となって今目の前に現れたから。
「菜穂、、」
菜穂に叩かれた頬を手で抑えながら言う。
「私はなんて事を、、謝っても許されないことを、、あぁ。」
「許されると思っていたんですか?この事を」
「なんという愚かで非道な頭を。 」
明はその場で泣き崩れた。
「あ”ぁ、なんてことを、、!私を!殺してくれ、、!」
「あとは警察に任せよう。」
その場で泣き崩れる一ノ瀬を綺麗にスルーをして警察に通報する。その場にいた一ノ瀬菜穂もハンカチで口を抑え泣いていた。泣くのわかる。実の父親が人殺しだったから。そして歴史に刻む大犯罪を犯していたから。
一ノ瀬明はそのまま警察に引き渡されて言った。警察に連行されいく時、菜穂ににっこりと笑って見せた。無意味だ。菜穂が明に寄せていた信頼ももうない。なのに菜穂に向かって笑って見せた。また、信用を取り戻どそうと思う気持ちがその笑顔に込められていた。
「なんという無意味な。」
健三が小さい声で言う。
「そうかな。僕は無意味だとは思わないよ。確かに一ノ瀬明は許されない大犯罪を犯した。だけど少しは気を許そうと思ったんじゃないかな。菜穂も」
ずっと泣いていた菜穂も口を開いた。
「確かにお父さんは許されない大犯罪をしました。でも私はお父さんを攻めようとは思いません。」
「うん。そうした方がえぇ。」
誠一が強く頷いた。そうして菜穂はまどか達に頭を下げた。
「もう一度事件を解決してくれてありがとうございます!」
深く。言葉では表せない程の感謝の気持ちで溢れていた。まどか達は一ノ瀬を玄関まで送っていった。だんだん小さくなっていく一ノ瀬の背中をずっと眺めていた。
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だーぁぁ!!!お疲れ様ぁぁぁぁ!!!!
てか頭フル回転で書いてたけど全然意味が分からん!!!とりあえずこれで解決かな!
あ、漢字の読み方載せとくね〜
一ノ瀬菜穂 「いちのせなほ」
一ノ瀬明 「いちのせあきら」
柳原律 「やなぎはらりつ」