コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
今日あなたに恋をしました_
✧·˚⌖. ꙳✧·˚⌖. ꙳✧·˚⌖. ꙳✧·˚⌖. ꙳✧·˚⌖. ꙳
第3章
あの日のキャンディー
有間 翔弥
高校1年生、入学式に遅れてやって来たのと顔に傷があったためヤンキーと噂をされている
白井 瑚夏
高校1年生 翔弥が雨を止むのを待っていた時に傘を貸していた_
本編
入学式に遅れてきた有間くんに傘を貸そうとする
「あ、あの有間くん、傘ないの?」
「あ?あーうんそう無い」
「じゃあこれ貸すよ女の子ものだけど 」
「ありがとう今度返す」
「あ、うん」
翌日
有間くんが近ずいて来て
「白井この前の傘とお礼のやつ」
と言って小傘とキャンディーを渡してきた
可愛い包みだな
有間君の印象がガラリと変わった
こんな可愛い包み持ってるんだ
「ありがとう!」
と私は有間君に返事をした
私の親友、奏ちゃんにこの事を話してみた
「え〜瑚夏の為に用意したんじゃない?」
と返事をする
「絶対ないよ〜そういうキャンディーいっぱいあるからあげるね的な感じでしょ」
と私は思った事をそのまま言う
と後ろから
「そんなんじゃねぇよ買ったんだよ」
と後ろから有間君が言う
「え?そうなの?」
「うん」
なんか、嬉しい、私の為って思っていいんだよね、?
そんな事を思ってたら放課後だ
「おい白井」
と言われて振り返ると─
有間君だ
「どうしたの?」
首を傾げながら言うと少し有間君顔赤い、?
「あー、一緒に帰らねぇ?」
「え?あ、うん!いいよ〜」
有間君がぱぁッと顔が明るくなった
「まじ?やった」
帰ってると男の子が水風船を投げてきた
「キャッ!」
「白井?!大丈夫かよ!」
避けたと思ったけどやっぱり服の下が濡れてるなー、最悪
ぎゅっと手を有間君に握られる
え、?ちょっどこ行くの?!
「有間君、?」
「ちょっと着いてきて」
「ん、これ着ろ」
「え、あ、ありがとう」
有間君が自分の服を貸してくれた
ちょっとオーバーサイズだけど似合ってるかな
「着替えたか?」
「あ、うん! 」
「すまん、ちょっとおっきかったか」
「あ、大丈夫!大丈夫!」
「……やっば、」
ちょっとまた顔赤いじゃん
「あのさ、白井じゃなくて瑚夏って呼んでいいか?」
「え?うん!もちろん!」
「瑚夏も俺の事翔弥って呼んで」
「わかった!翔弥君!」
「ん、」
ちょっと照れてる?
「そろそろ帰るね!ごめん!今度服返すね!」
「あ、おうわかった 」
帰り途中
ん〜、貸してくれたお礼に翔弥君みたいになんかあげようかな、
あ、あれ翔弥君に貰った飴があるお店だ、あそこで買おうかな
よし、買おう
お店の人が喋りかけてきた
「お客様こちら自分の思いを伝える飴コーナーなんですよ〜」
「あ、そうなんですね、」
翔弥君に貰った飴の言葉なんだろ、
えっと、あ、これだ、
“密かな想い”
どんな想いだろ、?
じゃあ私はこれにしよう
“感謝”
これが伝えるにはピッタリだ
翌日
「あ、あのさこれシャツとこれ、」
翔弥にシャツと飴を渡す
「あ、ありがとう」
「これの言葉って感謝だっけ 」
「あ、そう! 」
4時間目は体育
体育は普通に苦手、よりによって女子はバレーボール……
あ、男子はバスケなんだ
女の子がキャーキャー言っているなー、なんだろ
「え?!有間君もう4点も決めてるよ?!かっこいい!」
有間君、すっかり人気者になってる……
何故か心がズキンッ!っと痛んだ
「キャー!有間君!こっち向いて〜!」
翔弥君アイドルみたい……
私もあんなふうにキャーキャー言ってみたい……
いいなぁ、
ポニーテールを触ると_
あれ?シュシュがない、!どうしよう!
「おい」
あ、翔弥君だ、
「翔弥君?どうしたの?」
「ん、これお前のシュシュだろ落ちてだぞ」
「え?あ、!見つけてくれてありがと!」
「お、おう、」
「じゃな」
「あ、うん、!」
翌日
奏が、
「瑚夏だけに有間君って優しいよね」
「もしかして好きなんじゃない?」
と言ってきた
「そんなことないよ」
だってみんなに優しいから
「そんな事あるでしょ」
「実際瑚夏有間君の事好きなんでしょ?」
好き……って言われた時は
必死に隠さなきゃって思っちゃった
「そ、そんなことないよ」
「嘘だ〜、 」
「私有間君なんか好きじゃないから!」
「そっか」
後ろを振り返ると翔弥君が居た
え、今の聞かれてた、?
これ、本当の事言った方がいいよね絶対
よしまたあの店に行こう
キャンディーを選んだこの言葉は
“愛の告白”
これで伝わればいいけど
それと手紙も
(この言葉が翔弥君への本当の気持ちです受け取ってください)
と書いた
これでいいよね、
朝早く学校に来て翔弥君の机の中に手紙とキャンディーを置いた
みんなが登校してくると
奏が
「おはよ!」
と元気な声で言ってくれた
「あ、奏おはよ」
「今日元気ないねどうしたの?」
「あ、なんでもないよ」
正解
だって翔弥君、君の返事が待ちどうしいんだもん
「瑚夏!」
と誰かに呼ばれた気がする
「?どうしたの?」
翔弥君だ……
「……ちょっと来て」
驚きながらも私は
「わかった」
図書室だ、
「あのさこれ見たよ俺の事好きじゃないんじゃ……」
「あれは違うの!混乱してて、」
「なんだ、そういう事か」
「これの言葉って愛の告白だよな」
「そのままの意味で受け取っていいのか?」
「……うん、」
私は下を見ながら返事をした
「なぁ、瑚夏」
「なぁに?」
「俺、瑚夏の事が”好きだ”」
え、?好き?もしかして両思い?
ずっと前から私はあの日キャンディーを貰った時からううん傘を貸した時からあなたが好きだった
「ほんとに、?」
「あぁ、本当だ 」
「私も、翔弥君のことが_」
「”好き”」
「え、じゃあ俺ら両思い?」
「うん、そういう事になるね」
「マジかよ、めっちゃ嬉しい」
「瑚夏……俺と付き合ってくれないか?」
「はい、!」
私達は手をつなぎながらキスをした
終
☆作者から☆
第3章 あの日のキャンディー
楽しんでくれたでしょうか?
不良だと思われてた子翔弥は傘を貸してくれた瑚夏に恋をしてしまう
と言う恋愛ストーリーとなっています
第4章も楽しんでいただけたら幸いです
☆第4章公開日決定☆
10月24日(金)公開