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リクエストって大丈夫ですか? もし大丈夫でしたら、岡山×広島でほのぼ~のデートさせて欲しいんですけど、、、出来ますか?(地雷でしたらすみません)
ぁぁぁ可愛い可愛い可愛い😇😇😇
かわいいカップル達ですね!
どうも皆様、テス勉の数学でSAN値ピンチのサカナです
今回は@兵庫好き様より、「兄貴×2尾行中」の続きとなります!
本当に申し訳ないことに、かなり放置してしまっている状態なので、急いで書き上げました
遅れてしまって申し訳ございません…!!
兵阪と滋賀京がダブルデートします、比較的メインは兵阪です
先日、告白を受けた大阪と京都。
驚き照れながらも是と答え、近畿に2組のカップルが誕生した。
ではカップルですること、と言えばなんだろうか?
手繋ぎ、キス、ハグ、行為…色々なことがあるだろう。
だがそこに至るまで、それをするためにはまず何が必要か。
デートだ。
手を繋いで色々なところを見て周り、帰り際にはキスやらハグやらして、お持ち帰りからの…などなど、デートからのシチュエーションは無限にある。
もちろん彼らは付き合って一月も経っていないので、まだまだ清い関係だ。
恋人になったのだから、兵庫も滋賀ももちろん「デートがしたい」と言って誘った。
既に同棲状態なので、その予定はあっという間に組まれることとなり、現在はデート内容を決めているところだ。
兵庫「USJに行くのは決定として…お昼前くらいから自由行動にでもします?」
大阪「そやなぁ。全員デートとかしたことないから、そういうんもわからんし」
京都「何時くらいに集合し直すん?」
滋賀「行くの7時半からやろ?自由行動が11時やとして、5時とか、そのくらい?」
兵庫「そんくらいでええと思う。一応デートとして行くし、ずっと一緒やったらムードないもんな」
大阪「そやな。もう大体決まったか?」
京都「日時、行き先、当日の行動、これくらい決まればいけるやろ」
滋賀「デート楽しみやな!」
兵庫「兄貴、いっぱい楽しみましょーね!」
大阪「おうよ!効率ええ周り方教えたるわ!」
京都「そないに今からテンションあげてもしゃあないやろ…」
口ではそう言いながらも、嬉しそうに顔を綻ばせる京都だった。
そうして迎えたダブルデート当日。
全員が早起きして予定時間が早まったものの、特に何の問題もなく辿り着いた。
京都「やっぱ人多いな…」
大阪「一応閑散期やから、これでも少ない方なんやで」
滋賀「テーマパークはそら人気あるよな…迷子なりそう」
兵庫「確かに…もしなったら、地球儀のとこにでも集まりましょっか」
京都「そやなあ…滋賀とか大阪は小さいし、見失いやすくて怖いわあ」
兵庫「そうっすねえ…」
京都「…やったら、手でも繋いで行けばええかな」
兵庫「!!!そうっすね!!! 」
ぶっきらぼうに言い放ち、京都は滋賀の、兵庫は大阪の手をぎゅっと握った。
大阪「京都お前…たまにはええこと言うやん…!!!」
京都「お前らが小さいから仕方なくや!仕方なく!!」
滋賀「…また何かが歪む音した…」
兵庫「性癖歪まされてる…」
そんなこんなで軽くイチャつきながら、開園まで楽しく過ごしている。
開園前だから、本当はまだ手を繋がなくてもいい。
でも、理由をつけないとイチャイチャできないめんどくさくも可愛い子がいるようなので、仕方ない。
開園直後、マップを覚えている大阪を中心に4人でUSJ内を回った。
比較的若者な兵庫や滋賀、ノリがいい大阪は全力ではしゃぎ、暴走しすぎない程度に京都が治めるという形になっているのだが、 閑散期でも人が多くて何度かはぐれかけた。
しかしその度に背が高い兵庫が目印になったり手を繋いだ状態で引き寄せたりで、なんとか危機は回避されている。
そうして遊んだ午前。
ダブルデートとは名ばかりになっているが、今からは違う。
兵庫「んじゃ、こっからは自由行動っすね」
大阪「4時くらいにまた集合やんな!待ち合わせはここでええな?」
京都「せやな。んじゃ、また後でや」
滋賀「気いつけてな〜!」
自由行動…もとい、カップル2人っきりの時間である。
滋賀「…さて、どっか行きたいとことかある?」
京都「んー…どこでもええよ。僕、こういうとこあんま来うへんからわからんし」
滋賀「それもそうやな。京都がテーマパークにいる図想像つかへん」
京都「今おるねんけどな」
滋賀「違和感すごい」
京都「せやろな」
着物でUSJ、という人はいるだろうが、やっぱり京都のイメージと明るいテーマパークには違和感を覚えるようで、滋賀は不思議そうに恋人を見つめている。
滋賀「…とりあえずお昼でも食べる?」
京都「早めやないと混みそうやしなぁ…そうしよか」
滋賀は京都の手を握り直し、マップを見ながらお店へと入って行った。
そして彼らと同じ頃、兵庫と大阪は食べ歩きをしていた。
兵庫「ガッツリいったら多分吐きますし、やっぱ食べ歩きが1番っすよねえ」
大阪「向こうは知らんけど、こっちは絶叫系乗る気満々やからな。軽いので終わらせとくんが吉ってこった」
兵庫「そっすねえ!」
もぐもぐと小さい一口でほっぺを膨らませて食べる大阪が可愛くて、さっきからガン見している兵庫。
正直なことを言うと、軽食より大阪を食べたいと思い始めている。
兵庫は肉食系だった。
大阪「…なあ兵庫」
兵庫「?なんですか?」
大阪「そのさぁ…敬語やめてくれへん?」
兵庫「へ?」
美味しいものを食べてキラキラした顔とは打って変わり、大阪は不満気に兵庫の目を見つめた。
大阪「なんか…距離感じる」
兵庫「距離…」
大阪「兄貴って言われるんとか、前までは別によかったんやけど…」
兵庫「やけど…?」
大阪「…こ、恋人って感じしいひんからやーなった!」
その瞬間、兵庫に電流走る。
「可愛い」という単語で頭がパンクし、ぽかーんと放心状態になってしまった。
意外なことに、大阪はツンデレ寄りだ。
人と仲良くするし、ベタベタくっつきもする。
しかしふらふら〜っと動いてばかりで、本音をぶつけて甘えることはあまりない。
だから大阪が、そんな大阪がだ。
恋人っぽくないから嫌!と明確な意思表示を、赤面で宣言した。
あまりにもかわいい。これは罪に問える。
大阪「…?兵庫?」
兵庫は急なかわいい行動に尊みが爆発し、動かなくなってしまった。
大阪は残り少なくなった軽食を口に詰め込んで手を空かせ、ショートしたままの兵庫の手を握ってみる。
大阪「兵庫〜?」
兵庫「……ッは!」
大阪「ど、どしたん?急に黙りこくってもうて…どっか悪い?」
兵庫「い、いえ…兄貴がかわいすぎてキャパオーバーなってました…すんません」
大阪「…敬語やめろって言うた」
兵庫「大阪がかわいくてキャパオーバーなった!!!」
大阪「それでよし!!!」
午後5時
京都「…あいつら遅いなあ」
滋賀「大阪の車で来たし、僕ら帰れへんね」
京都「何やっとるんやろ」
滋賀「イチャイチャしてるんかな」
待ち合わせ場所で待つ2人。
10分待っても来ないことに、滋賀はチャンスだと感じた。
今なら、京都にキスができるかもしれない。
何度チャレンジしても恥ずかしがって断られるので、不意打ちなら上手くいく気がする。
京都「兵庫もおるのに…いや、いるから余計にか…」
滋賀「なあ京都」
京都「ん?なn」
ちゅっ
滋賀「…へへっ、ようやく恋人らしくなったやん?」
兵庫と大阪が戻ったのはこの5分後だったが、帰るまで京都は無言だった。