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どうも皆様、サカナです

今回は毒りんごです。様より、岡山×広島のほのぼのデートになります!

いいですよね、このカプ

…私、これカプリクエストがくるたびに言っているような…

まあ仕方ないですね、私夢以外に地雷ないもんで、基本全カプに沼るので…

方言は翻訳使ってるんで、めっちゃ不自然なことはご了承くださいませ

あと、もし私が忘れているリクエストとかありましたら、早急にご連絡ください…

遅れてすみませんでした…


















広島「デートしたい!」

会議から帰宅後、広島はそんなことを言い出した。

岡山「…と、突然どうした?」

広島「雑談の時に大阪と愛知が惚気てきたけぇ、わしも行ってみたい!」

どうやら、そういう話が好きな2人に影響されてきたらしい。

広島は例の爆弾による放射能で、足を切断し、白内障を患うことになってしまった。

幸いにも現代医療の力で白内障は回復し、視力は悪いものの日常生活に支障をきたすことは少なくなりはしたが…

やはり、車椅子生活は厳しい面もたくさんある。

少しの段差に気を遣い、落ちれば怪我をし、物を取るにも一苦労。

デートだって難しかった。

自走式とはいえ、手を繋いだ状態で車椅子の移動は危険も多く、自分からキスできないし、特定のお店以外には入ることもできない。

更に難儀なことに、広島は強い光に極度の恐怖を示す。

夏に海へ行ったり、よく晴れた日にピクニックすら、相応の覚悟が必要になってしまう。

そんな状態であるので、岡山と広島はちゃんとしたデートをしたことが極度に少ない。

広島「わしがおったら面倒が増えるなぁわかっとる!でも岡山と思い出作りしてみたいんじゃ…」

キラキラした瞳で見つめる広島。

いくらクールな岡山だとしても、子供のような、だけど真剣なお願いを聞き逃すわけはない。

岡山「迷惑やこー思うてねえよ。おめぇがほんまにええなら、デートくれーなんぼでも連れて行っちゃる」

広島「ほ、本当か!?」

岡山「もちろんだ。おめぇが行きてーところ、どこでもな。俺ぁおめぇの恋人なんじゃけぇな」

ちゅっと小さなリップ音を立てて、岡山は広島の額にキスをした。

広島「…じゃ、じゃあ、向こうの公園まで連れてってくれる?」

岡山「そこまででええのか?」

広島「あぁ!ゆっくりと一緒に周りたいんだ。…つまらんかったか?」

岡山「おえんじゃねえよ。そしたら、準備せにゃあな」

岡山とはライバルでもあるのに、嫌な顔ひとつせずそう言ってくれるから、広島は救われたような気持ちになるのである。











岡山「山口、俺らデート行ってくる。そのうち戻ってくるけぇ、連絡しといてくれ」

広島「堂々と言いやがった…」

山口「デート?ええのぉ!いっぱい楽しんじょいで!」

広島「まあ…ええか、行ってくる」

山口「怪我にゃあ気をつけてね〜」

車椅子を押しながら、岡山は扉を開けた。




広島「今日は曇りじゃけぇ、そがいに身構えることもないのぉ!」

岡山としては雨が心配だったが、もう既に楽しそうな広島にそんなことを言えるはずがない。

元々外で遊んだり動いたり、運動量の多い広島。

歩くのは自分だが、少しでも運動したように感じてもらえればいいな。と思いながら、ゆっくりと公園まで連れて行く。

岡山「急に外へ出たけぇどうか思うたが…丁度ええくれーでよかったな」

広島「絶好のデート日和じゃのぉ!」

岡山と2人きり。

買い物でも送迎でもないデート。

車椅子を押してくれるのはいつも岡山だが、デートという事実に、広島のテンションはいつになく高かった。

岡山の方へ顔を上げて、いたずらっ子のような笑顔を向けている。




そうこうしているうちに、2人は目的地である公園にたどり着いた。

公園内には 家族連れや恋人であろう男女が多く、皆幸せそうに歩いている。

広島「岡山、ちいと遠いくなるんじゃが…もっと向こうの花畑まで連れてってくれんか?」

岡山「めーに行ったところか。わかった」

再び歩き出した岡山は、獣道のようなざらざらした道をゆっくりと進む。

あまり速くては広島が落ちてしまうかもしれないし、そうでなくともガタガタするのは嫌がるからだ。

車輪と石がぶつかるガコガコした音や、ジャリジャリと砂を踏む足音、カタンカタンとわずかに揺れる椅子の上。

広島は段々と眠くなって、うとうとしてきた。

岡山「広島、寝なんなよ」

すぐにバレてしまったようだ。



岡山「ほら、着いたでー」

広島「おお!前にここの花が綺麗じゃったけぇ、また見たい思うとったんじゃ。ありがとの岡山!」

岡山「車椅子は置いて、もうちいと近づいてみるか?」

広島「ええのか!?近うで見たい!」

たくさんのガーベラが咲く花畑まで、広島を抱っこで連れて行く岡山。

服が汚れるのはこの際諦めるとする。

こんなにも楽しそうなのだから、触れ合わせたいのだ。

きゃっきゃとはしゃぐ広島に向けて、岡山はスマホのシャッターを切った。

都道府県のカプ色つおいやつ

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