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期間空いちゃって申し訳ない🙇♂️
かなり細かく書いてたら遅くなってしまった。しかもなんか短いし…。
ま、まあ。今回は突撃シーンなんで、その中にすおさく入れるの頑張ってたんよ💦
てことで、いってらっしゃ~い(^_^)/
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屋敷のエントランスに待機していたのは、ここへ来たときと同じ車だった。後部座席に乗り込むと、松永が深く一礼して見送る。松:ご武運を、蘇枋様、桜様。
蘇:うん。
車内は一転、重苦しい静寂に包まれた。マフィアのボスと嫁となるオレ。誰も口を開かない。オレは窓の外に流れる街灯の光を追っていたが、ふと蘇枋の横顔を見る。いつもの胡散臭い笑みはなく、ただ、冷徹なリーダーの目があった。
間もなく、車は深い森の奥、錆びた鉄条網に囲まれた巨大な廃墟の前に止まった。
蘇:着いたよ、桜君。
蘇枋の言葉に、オレの猫耳がピクッと反応した。
過去の記憶が、薄い壁を叩くようなざわめきとなって蘇る。
蘇枋は無線機を取り上げ、簡潔に命じた。
蘇:爆薬部隊、突撃開始!
ドォン!
同時に、研究所の裏手に設置された爆薬が炸裂し、分厚い鉄扉が歪む。
蘇:いいか皆、我々の目標はデータ室。そこまでのルートを制圧しろ!
その言葉に、黒スーツの男たちが一斉に散開する。銃声が響くより早く、蘇枋はオレを促した。
蘇:行こう桜君、絶対にオレのそばから離れないでね。
桜:おう。
建物内部は、迷路のような長い廊下が続く。
キュイ、キュイッ!という警報音とともに、白衣の研究員と武装した警備員たちが廊下の奥から現れた。次の瞬間、周囲に潜んでいた紫霧閣の構成員たちが応戦し、激しい銃撃戦が始まった。
乾いた銃声と、金属に弾丸が当たる甲高い音が響き渡る。
スーツ姿の男たちは、銃撃戦の中で流れるように動き、瞬く間に廊下の敵を制圧していく。
蘇:この先、右だ!
蘇枋が指示を出す。制圧された廊下は、すでに敵の呻き声と硝煙の匂いだけが残されていた。蘇枋は、倒れた敵を踏み越えることなく、オレの隣で立ち止まった。
蘇:データ室までのルートは制圧完了。さて、ここからが本番だね。
蘇枋は、静かにオレに向き直ると、黒い手袋を脱いでポケットに入れた。
そして、その素手をオレの傷一つない左手に絡ませた。
まるで、慣れた恋人のように。
桜:ッ!?///
オレは全身に電流が走ったような熱を感じて猫耳がピンと張り、一瞬で真っ赤になった。
指の隙間から伝わる、蘇枋の手のひらの温かさに、胸の奥がドクドクと鳴り響く。
桜:んで…ここ恋、人つな、ぎなんて…!!///
蘇枋は、真っ直ぐ前を見据えたまま、小さく笑った。
蘇:こうしておけば、君がオレから逃げられないでしょ?
その声には悪意などなく、ただ意地の悪い冗談のような響きがあった。
桜:ふざけ…っ!!
蘇枋は桜の抗議を無視し、絡めた手をグイッと引いた。
蘇:さあ、急ごう。松永から聞いた通り、院長は待ってるよ。
桜の体は拒否をしたが、心は指先から伝わる温かさに縛り付けられていた。
激しい銃撃戦を抜けた後の、二人きりの廊下。絡められた手の温もりだけが、全ての恐怖を覆い隠すように、桜の心を支配していた。
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今回はここまで。
次からついに院長とのバトルシーンになるから、まじで時間かかるかもしれない…。
その代わり、このバトル終わったら頑張ってすおさく要素詰めるから許してくれえ!!
♡、フォロー、コメント待ってます(^^)