テラーノベル
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最終話です。どうぞ。
楽屋。
じんとはソファに座ったまま、
膝の上のだいちを見ている。
完全に熟睡。
「……重い」
小さくつぶやく。
勇斗が笑う。
「でも降ろしたら起きるぞ」
舜太も頷く。
「絶対泣くやつやな」
じんとはため息をつく。
「なんで俺なんだよ……」
その時。
だいちが少し動く。
「ん……」
小さく目をこする。
そして、ゆっくり顔を上げる。
「じんと?」
まだ少し眠そうな声。
「起きたか」
じんとが言う。
だいちはじっとじんとを見る。
それから——
楽屋の空気が止まる。
「あれ?」
声が、いつも通り。
だいちは周りを見る。
勇斗。
舜太。
そして自分の体を見る。
「……え?」
じんとの膝の上。
状況理解。
「ちょ、待って」
だいちは慌てて立ち上がる。
「なんで俺、膝の上!?」
勇斗と舜太、爆笑。
「戻った!」
「やっと大人や!」
だいちは完全に混乱。
「いやいやいや、何これ!?」
舜太が笑いながら言う。
「ずっと幼児化しとった」
「は?」
勇斗が追い打ち。
「仁人にだっこって言ってたぞ」
だいち、固まる。
ゆっくりじんとを見る。
じんとは腕を組んでいる。
「……覚えてないの?」
「ない」
勇斗がニヤニヤ。
「仁人すきーって言ってた」
「言ってない!!」
だいち、顔真っ赤。
舜太が笑う。
「めっちゃ甘えとったで」
「うそだろ!?」
楽屋は爆笑。
だいちは頭を抱える。
「終わった……」
じんとは小さく笑う。
「まあいいじゃん」
そして一言。
「かわいかったし」
楽屋、静まる。
だいちの顔がさらに赤くなる。
勇斗と舜太、大爆笑。
「仁人が言うと破壊力やばい!」
だいちは顔を隠す。
「もう二度とその話すんな!!」
でも——
さっきまでじんとの膝で寝ていたことは、
確かだった。
ED
「太智が小さくなりまして。」完結です。リクエスト者様、ここまで読んでくれた方、ほんとにありがとうございます!
優奈
羽音໒꒱@不定期投稿
あい
コメント
2件
まじ塩レ尊ぃ゙。 まじ天才すぎて滅