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雨

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「雨」のメインビジュアル

1 - 第1話

♥

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2023年08月14日

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雨は最悪だ。


傘を指しても体の何処かしら絶対濡れるし


靴に雨が染み込んで足が冷たくなるし


湿気で髪の毛が広がるし


なにより気分が上がらない。


それに、傘を忘れた時は


絶望という言葉しか出なくなる。


放課後、靴を履き替えて外を出ようとした瞬間


雨が俺を地獄に落とし入れた。


いつも折りたたみ傘なんて持っていると思うか?


友達からネジ外れのうりと呼ばれる俺だぞ?w


ははっと内心笑っても空はわらってはくれない。


🐑「傘ないんだけど…………」


隣の俺と同じように傘を忘れたっぽい人はなかなかやまない雨を見ながらそう呟く。

こいつは同じクラスのヒロくん。

別に仲良くはない。

ただのクラスメイトって感じ。


🎸「お前も傘忘れたん?」


🐑「うん………えっと、うりさん、も?」


不安げな瞳の彼に、俺は気づいたら声をかけていた。

名前知ってるのにわざとお前なんて使ってるのにヒロくんは俺の名前を呼んだ。


🎸「そー、早く止むといいなー」


🐑「そうだね、」


俺もヒロくんも会話を続けるのが苦手らしくそこで会話は途切れた。


🐑「え、えっとうりさん…って普段何してるの?」


ぎこち無い喋り方で俺に聞く。


🎸「ギターとか弾いてるかも」

🐑「え、ギター弾けんの!!カッコイイ〜!!」


普通に答えただけなのに、

すっごい盛り上がってて少し驚く。


🐑「今度俺に聞かせて!!」

🎸「別に、いいけど……」

🐑「やったぁ!!!!約束、ね!」


ニコっと笑いながら小指を差し出すヒロくんに

きゅんっと胸が鳴った。


🎸「お、おう………」


ヒロくんの小指と俺の小指を絡めるとヒロくんは嬉しそうにその手をブンブン振った。


🐑「へへw、嬉しなぁ」


ヒロくんがへにゃという効果音が付きそうな感じで笑うと俺の中に何かが芽生えた。


この瞬間、俺はヒロくんに恋に落ちた。


雨が降っていなかったら、

ヒロくんと話すことなんてなかった。


雨が恋を呼んだ。



🌷「ヒロくーん!!!」

🐑「あ、なおきりさんっ!!!」


雨が少し収まってきた頃、ヒロくんの名前を呼ぶ声がした。

ヒロくんは俺の知らない、その人の近くに走りよって先程までとは違う笑顔で話ていた。


🌷「先帰っててって言ったじゃないですかぁ〜もぅッ!はっ、まさか僕を待つために……?!」

🐑「いゃ、傘忘れちゃってさ…w」

🌷「ちぇー、違った。まぁ、傘あるんで帰りましょ?」

🐑「うん!あ、なおきりさん傘もう一本ある?」

🌷「ありますよ?」

🐑「友達が忘れちゃったみたいでさ、貸してもいい?」

🌷「ヒロくんの友達ならオーケーです」


なおきりさんから傘を受け取って俺の方に走り寄ってくる。


🐑「これ!なおきりさんの傘だけど使って!!」

🎸「いゃ、いいよw、濡れて帰るし」

🌷「先輩命令です!使いやがれください!!」

🐑「同い年でしょうがw」


ヒロくんが別の人と仲いいことに勝手に嫉妬して、強がる俺はちょーぜつダサい。

結局俺が折れてなおきりさん、の傘を使うことになった。


🐑「バイバイうりさん!」

🌷「バイバーイ!!!」


手を振って一緒の傘に入って歩き出す2人。

ヒロくんの肩にかけていたバックから見えたのはNの文字をした青色のキーホルダー。

まさか、と思いなおきりさんのバッグも見てみるがそこには灰色のHの文字をしたキーホールダーが付けられていた。


相合傘して、同じキーホルダーつけて


こんなの付き合ってるとしか言いようがないでしょ。


恋に気づいた瞬間に失恋かよ



やっぱ雨は最悪だ。





なんか知らんけど気づいたらいってたフォロワー様50人記念!

没しかけた連載スタートです!

この話では僕の下手くそで中途半端なぴちのイラストを添削してもらおうのコーナーも今のテンションだけで作りますので、見ていってくれると嬉しいです!

早速可愛く(?)かけた🦊ちゃん🍪さんを晒します

画像 3週間前くらいにかいた銅はどうだい🦊ちゃん。

ドヤッて感じでダジャレ言っててほしいんですよ🦊チャンにはぁ!!!!



画像 画質が悪い?うるせぇ(((((

数十分前にアンテイメージでかいたけど1ミリも違うんだよなぁ、アンテマジで知らんけど←


絵柄迷子だし服のシワ適当すぎてキモいわ、やめて!!!!!!(?)

以上です!!

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