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「たっくん、ほんまに毎回照れすぎちゃう?」
まぜべや収録後、セイちゃんがたっくんをからかった。
ゲーム中、少しだけ”お決まり”のようになってきた、たっくんへのお色気攻撃。
ナオがチューすると毎回照れるたっくんに、なんで毎回そんな効いてるん、と突っ込む。
「だって急に来るからさ…」
「いやでもほんまにデレデレしてるで?(笑)」
「もうほんまにやらしい男やわ〜、」
セイちゃんに便乗して、からかってみる。
普段はたっくんにあんまりこういう絡みはせえへんけど、セイちゃんとなら言えるかな、なんて思いながら。
「おい誰がやねん。」
たっくんが目を見開きながら、照れたような顔で、少し笑ってそう返した。
珍しく突っ込んでくれたたっくんに嬉しくなって、無駄に絡みたくなる。
「も〜、そんな事言うて、ほんまはナオに弱いんやろ?♡」
「…や、まぁ確かに弱いけど(笑)」
「え?」
はいはい、とか、そんな事ないよ、とか、そんな返しを想像していたら、素直に認めるたっくんに内心驚く。
どう返していいか分からず、セイちゃんに助けを求めようとした瞬間、セイちゃんが立ち上がってカイリュウ達がいる方に行ってしまった。
もー!どんだけマイペースやねん!と思いつつ、たっくんと2人になった途端に急に緊張が走る。
たっくんとは、普段あまり2人になる機会がなくて、こういう時正直戸惑う。
それはお互いに、そうだと思う。
「ナオちゃん?」
「あ、うん?」
行ってしまったセイちゃんの背中を眺めていたら、たっくんに声をかけられ我に返る。
「あっち行ってきてもいいよ?」
「え?なんで?」
「行きたそうな顔してるから。(笑)」
「…え、出てた、?」
「出てた。」
え、やば、ばり気まずいねんけど。
別にたっくんが嫌とかやない。でも、なんか緊張して上手く喋れへんねん。
……なんて言うても、やっぱり気まずいだけやんな。
「いいよ?セイトと喋りたいんでしょ?」
「…なんで分かんの?」
「顔見たらわかるよ」
「え、そんな出てもうてる…っ??」
「うーん。まぁ、出てるっていうか。そうかなって思っただけ。」
「……なんかすごいな、たっくん。」
「んー。まぁ、ナオちゃん見てたらわかるよ」
「…え〜?ナオ、そんな見られてるん?♡」
「見てるかもね。(笑)」
「…きゃー♡好きになっていいですかぁ?♡」
「だめ。(笑)」
「だめなんかい!」
冗談を言いながらも、他のメンバーとは違う大人な顔に、少しだけ素を出してしまった。
***
「ナオヤ、」
仕事終わり、帰ろうと事務所で荷物を片付けていると目の前にいたランがふと名前を呼んだ。
「ん?」
顔を上げると、ランの手が顔に伸びてきて一瞬びっくりする。
その手が髪に触れ、すぐに離れた。
「なんか付いてた。」
「え、ありがと〜ランちゃん♡」
お礼を言うと、いいえ、どういたしまして。と笑うラン。
しっかし、今日も顔ちっさいな〜…ほんでどんだけイケメンやねん。
そう思いながら、ついつい顔をじっと見た。
「ん?なん?」
「ううん、今日もイケメンやなぁ〜?」
「ははっ…(笑)もうすっぴんやのに?」
「ナオはすっぴんが1番好き」
「ありがと。(笑)ほんまに褒めるの上手やね、ナオは」
照れながらそう返し、じゃあまた明日ね、と帰って行った。
褒めてるんやなくて、ほんまに思ってるから言うてるんやで?
そんな事を思いながら、帰ろうと部屋を出た。
エレベーターのボタンを押して、待っていると隣にふっ、と人影を感じた。
「ナオちゃん、おつかれ。」
「っ、!たっくん、おつかれさま〜!」
隣を見ると、人影の正体はたっくんだった。
「今から帰るの?」
「うん、帰るで?たっくんは?」
「俺も帰るよ」
少しの沈黙。
無意識にエレベーターのボタンを連打していた。
「ナオちゃん。」
「ん?」
「そんなに押しても早く来ないよ。(笑)」
たっくんと2人だと、やっぱり変に緊張してしまう。沈黙が気まずくて、思わず”エレベーター早くして!”という気持ちが出てしまった。
……あ、さっき、ランが先に乗ったからや…
一緒に帰ってたらよかった!
そんな事まで思った。
「ナオちゃん、乗んないの?」
余計なことを考えていると、エレベーターはすでに来ていて、中で待つたっくんの声でやっと気づく。
慌てて乗り込むと、たっくんが笑いながら閉めるボタンを押した。
エレベーターが降りていく。
何話そう、そう考えていると、後ろからたっくんの声がした。
「……ナオちゃんさ、」
「んっ、?」
「俺に緊張してる?(笑)」
見透かされているように、直球でそう聞いてきた。
逃げ場のないエレベーター。
ここでそんな事言うん、ほんまにやめて?
何とか頭を働かせながら、返事をした。
「え?してへんしてへん!なんで?」
「それ、嘘ついてる顔だ。」
「……っえ、?そんなことないって、」
目が合って、じっと見られる。
心の中が見破られそうなその視線に、内心焦る。
「正直気まずい?(笑)」
「っ……いや、…たっくんと、あんま2人にならへんから、何話そっかな〜?とは思ってたで、?」
思わず本音が漏れてしまった。
「…何、話そっか。」
本音を漏らしても、ふ、っと余裕な顔でそんなことを言う。
……なんで緊張すんのやろ、って思ってたけど、たっくんのペースにされるからや。とふと気付いたりした。
「……え、えぇ〜?そうやなぁ…」
いつも会話に困ると、”相手を褒める”という技を使う。
よし、それや、と思いたっくんを見た。
「あ、たっくん今日の服めっちゃええやん!いつもお洒落やけど、今日もほんまかっこええなぁ♡」
少しだけ、取り繕った感が出た気がした。
いや、ほんまに思ってることやけど。
さっき、ランを褒めたときよりも、ぎこちなくなってしまった。
「ありがと。褒めるねー(笑)」
「だってかっこいいから」
「ナオちゃんは、可愛いよ。」
ニコッと笑って、余計な言葉を言わずに”可愛い”とサラッと褒めるたっくん。
は〜、こらモテるやろな〜…
「知ってます〜♡」
「あはは、そうね。(笑)」
「ちょっとどこが可愛いかも言ってもらっていいですか〜?」
「え?顔。」
「えっ?」
即答で「顔」と返ってきて、理解が追いつかなかった。
顔は、正直褒められ慣れているし、自分でも自信がついた部分だった。
でも、たっくんがそんなことを言うと思っていなくて、ただただびっくりした。
「……ま、まぁ確かに可愛いけど〜?♡他にもあるやろっ!(笑)」
「え?ない。顔。(笑)」
「はっ、はぁっ、?!」
「顔が好き。俺は。」
「顔」と言い張るたっくんに動揺してしまう。
普通、もっと褒めるやろ?!なんなんこいつ?!いや嬉しいけど?嬉しいけどなんか腹立つねんけど?!
「いやなに?顔って、顔だけかよ!」
「うん、顔だけ。(笑)」
「えっ、なにそれ……」
「あ、着いたよ」
エレベーターのドアが開き、早々に降りるたっくん。
「じゃあまた明日ね、ナオちゃん。」
「えっ…あ、うん、ばいばい、、っ」
手を振って、帰っていく。
笑っているのに、感情のせいか、煽っているように見えた。
#nmmn注意
𓈒 ໋☪︎
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コメント
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また新しい🍓ですね✨ここからどうなっていくのか楽しみー