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一応こさみこが付き合ってる設定です。
地雷の人はバックしてください!
「起きて!」
「ん〜…あと5分」
「みこちゃんってば!」
声の主を無視してお布団の中にさらに入ろうとするも、こさめちゃんは躊躇なく俺の布団を引っぺがした。
「さむいっ!」
俺は即座に引っぺがされた布団を取り返そうと体を少し起こした。
その瞬間、こさめちゃんにほっぺを両手でつかまれ窓の方向に顔を向けさせられた。
「見て、みこちゃん!」
「ん……雪……?」
窓の外は銀世界が広がっていた。
建物も車も本当に真っ白けだ。
「えらい積もっとるなあ」
こさめちゃんはにぱーっと笑った。
「みこちゃん、今すぐ外行くよっ!」
よく見るともうこさめちゃんはコートと手袋にマフラーを装備していた。
……準備が早い。
「んん、ちょい着替えてくるから待ってて」
「じゃ、先行ってるね!」
こさめちゃんはドタバタと階段を降りていった。
よっぽど楽しみなのだろう。
「俺も早よ準備しよ」
「う゛っ、寒いっ……」
扉を開けた瞬間強烈な寒気が襲ってきた。
さっきまで暖房のきいた部屋にいたからなお辛い。
なんであんな元気なん、こさめちゃん…。
「へぶっ!?」
家のドアを閉めたところで俺の顔に雪玉が直撃した。
「ふっふっふー!引っかかったな?」
雪玉が飛んできたほうを見ると得意げなこさめちゃん。
「〜〜!やったな〜!」
俺も足元の雪を掬ってこさめちゃんに向かって投げる。
「わあっ!?」
俺の投げた雪はこさめちゃんの脳天に見事当たり、こさめちゃんは後ろにずっこけた。
慌てて駆け寄る。
「ご、ごめん!」
「くぅっ……やり返されると思わんかった、」
こさめちゃんの手を引っ張ってなんとか起き上がらせる。
悔しげな顔と目が合う。…かわええ。
「なあこさめちゃん、次は雪だるま作らん?」
「もーみこちゃん!そこは『雪だるまつくーろー♪』って言うもんでしょ!」
『ドアを開けて〜♪』とこさめちゃんがむだに美声で歌い上げる。
「よし、でっかいの作ろ!」
「わっ!?」
こさめちゃんが手袋をこっちに投げた。
雪も溶かしちゃいそうなぐらい眩しい笑顔。
……なんかこさめちゃんの笑顔見るとこっちまで笑顔になってまうんよな。
「ちょ、こっち見てニヤつかないでよ!」
こさめちゃんの視線が地面に落ちた。
……やばい、顔に出てた?
ちょっと恥ずかしくなって反省する。
耳まで真っ赤に染まったこさめちゃんは誤魔化すように俺の手を引いた。
# 綺麗 に 腐った 罰
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「も〜、一緒に作るんだから早くこっち来て!」
「うん!」
最後にこさめちゃんが雪だるまの顔にニンジンを差す。
「できた!」
ポンポンと形を整えながらこさめちゃんは満足気に微笑む。
雪だるまもこさめちゃんと並ぶと結構ビッグに見える。
「随分大きいの作れたな!」
「ふふん!こさちゃんの働きかけがでかいね!」
こさめちゃんがドヤ顔を決める。
とりあえず、そーやな、なんて同調する。
……何か忘れているような、
「あー!」
「何?みこちゃん」
突然大声をあげた俺にこさめちゃんはきょとんとした顔をする。
俺はそんなこさめちゃんと向き合い直す。
そういえばまだ言えてなかった!
「こさめちゃん、明けましておめでとう!」
「……あ」
俺がそう言うとこさめちゃんはやっべ忘れてた☆という顔を浮かべた。
多分雪が降ってたのが嬉しくて頭から抜け落ちてしまったのだろう。こさめちゃんらしいけど。
でもすぐにニパッとした笑顔に戻った。
「みこちゃん、明けましておめでと!」
白い息を吐きながら元気よくそう言った。
……そして、
「「今年もよろしく!」」
綺麗にハモった。
お互いぱちくりと顔を見合わせる。
何だかこさめちゃんのぽかんとした顔が可笑しくって笑いがこみ上げてきた。
こさめちゃんもぷっと吹き出した。
どうやらあっちもツボにハマったらしい。
「ふはっ…!」
「ひひひっ!」
二人で呼吸困難寸前になるまで笑った。
俺らはとびきりゲラである。
しばらくしてから目の端に涙を溜めながらこさめちゃんが口を開いた。
「ちょ、真似しないでよね〜!」
「ま、真似ちゃうしっ!?」
そう言いながらこさめちゃんは俺の腕にくっついてきた。
「ね、そろそろおせち準備しよ!」
「!……そうやな」
何だかそのまま戻るのもちょっぴり名残惜しかったのでついでに雪だるまの写真を撮った。
もうすぐ付き合って3カ月。
クリスマスもお正月も君といれて楽しかったなあ。
春にはお花見に行きたいし、夏にはお祭り行って二人で花火も見たいな、なんて考える。
あのときは「今年も」だなんて言ったけど、本当はこれからもずっとよろしくって言いたかったんよ。
これからもよろしくな、こさめちゃん。
なんて、心の中でこっそり呟いた。