テラーノベル
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――高校二年生、放課後。
しゅうとは忘れ物を取りに教室へ戻ってきた。
しゅうと「……あれ?」
窓際に、かざねが立っていた。
夕日に照らされた背中から――白いものが見える。
しゅうと「…………」
かざね「…………」
しゅうと「……それ、何?」
かざね「…………見た?」
しゅうと「見た」
かざね「忘れて」
しゅうと「いや無理だろ」
かざね「……だよね」
かざねは諦めたようにため息をついた。
そして、背中の白い翼を少しだけ広げた。
しゅうと「……本物?」
かざね「本物」
しゅうと「…………」
かざね「俺、天使なんだよね」
しゅうと「…………は?」
かざね「だから天使」
しゅうと「いや待って。天使ってあの天使?」
かざね「他にいる?」
しゅうと「いるかもしれないだろ」
かざね「いないよ」
しゅうとはしばらく翼を眺めていた。
しゅうと「……触っていい?」
かざね「え?」
しゅうと「いや、だって気になるじゃん」
かざね「……ちょっとだけなら」
しゅうとが翼に触れる。
かざね「……くすぐったい」
しゅうと「うわ、本当に羽じゃん」
かざね「だから言ったでしょ」
しゅうと「かざね、学校でずっとこれ隠してたの?」
かざね「うん」
しゅうと「大変じゃん」
かざね「まあね」
少しだけ、かざねの顔が曇った。
しゅうと「……どうした?」
かざね「俺さ」
かざね「人間界に来て、もう三年になるんだ」
しゅうと「三年?」
かざね「うん」
しゅうと「じゃあ、ずっとここにいたの?」
かざね「そう」
しゅうと「なんで?」
かざねは少し黙った。
かざね「……秘密」
しゅうと「なんだよそれ」
かざね「そのうち分かるよ」
みっち🪿🦆🦢
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コメント
2件
初コメ失礼します! めっちゃ面白いです! 人外もかざしゅうも大好きなのでこれは嬉しすぎます……! 続き楽しみに待ってます!
え、めっちゃいいじゃんこれ!夕暮れの教室であのタイミングで翼を見ちゃうって、しゅうとの「触っていい?」もめっちゃ普通の高校生って感じで好きだわ。かざねの「秘密」って言葉の重みが気になる…三年間人間界にいる理由とか、なんで隠れてたのかとか、もっと知りたい!続き読むしかないね🔥