スタイリッシュな家具が置かれた、だだっ広いリビングに3人は移動して、私と兄はソファーに移動した
弘美さんはコーヒーを淹れにキッチンへ向かった、向かいに座った兄が私に言った
「アイツと離婚しろよ!」
厳しい顔で兄に言われた途端、さっきまで赤ちゃんを見つめていた幸せな、気持ちからいきなり現実を突き付けられた
え?・・・離婚・・・・?俊哉と?
私はパニックになった、そんなこと考えたこともなかった
途端に兄が声を荒げて言った
「お前!まさかアイツの所に戻るつもりなのか?鏡で自分の姿を見ただろう!冗談じゃないぞっ!」
男性の大声に途端に体がビクンと反応する、急に血の気が引き心臓がドキドキし出す
「拓哉・・・そんな急に鈴ちゃんをせかすような言い方・・・」
弘美さんがコーヒーと医者に言われた、午後に飲む処方箋を持ってきてくれた
ちょっと待ってよ・・・別れる決心さえついてないのに?
離婚?・・・
「あのどうしようもないろくでなしの、所に戻るというのか?今度戻ったらお前は、今の怪我どころじゃすまないぞ!」
どうなんだろう?
私は戻りたいのかな?
私は?
私は離婚したいの?
こんな重大な事私一人で決めていいの?もし失敗したら・・・・
途端に呼吸が苦しくなる、そして手がこわばりいつものように、ガタガタ体が震え出した
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