〜葉月蒼〜
昨日教えてもらった莉奈の家をのんびり足で向かう。空、綺麗だなぁ。あの雲羊みたい。くだらないことを考えながら歩く俺は、莉奈を迎えに行くにあたいするのか?絶対しないな笑まず、俺は莉奈の隣に居ていいのか?朝の清々しい気持ちが急に暗くなっていく。雷でも落ちそうな雰囲気だ。でもそんなのはつかの間、莉奈の家が見えてきて、莉奈が飼っているわんこがつぶらな瞳で俺を見つめる。はぁ(*´Д`*)可愛い!!昨日見てもう一目惚れしたわんこだ。ハスキーやっぱかっこいいし可愛いよな。頭を人撫でしてピンポンを押す。ハスキーに癒されながら莉奈が出てくるのを待った。
「蒼、おはよう!待った?」
莉奈が出てきた。俺はハスキーを撫でていた手を止め莉奈のほうを向く。
「ううん、全然!この子可愛いね!!」
「でしょ( *¯ ꒳¯*)ルーキーって言うんだ!」
「いい名前✨ルーキー!」
ルーキーに別れの挨拶をして、俺たちは学校へと向かう。莉奈の家に来る前は、なんの話をしようか不安だったが、莉奈を目の前にするとどんどん話が出てくる。普通逆だろ笑なんて思うけど俺案外本番に強いのかも。あらたな自分に気づくことが出来たのだった。
あともう少しで学校に着くというところで信号に引っかかった。莉奈の情報によるとここの信号は長いらしい。俺にとっては莉奈と一緒にいれる時間だし,,,嬉しいなぁ✨あぁ、もう!またこんなこと考えて,,,莉奈に気づかれたら引かれちゃうだろ!!でもやっぱり考えるのやめられないよな,,,また、莉奈のことで頭がいっぱいになる。本人は隣にいるというのに。
「あ、」
莉奈がそう小さく言った。どうしたんだろ?何かあったのかな?莉奈が見つめる先を俺も見つめる。そこにはいかにもボスですというオーラを放った女子軍団がいたのだった。
コメント
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良すぎます✨あの莉奈目線女子軍団のところですよね✨