コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
わ、わぁぁぁ。
この人、こうやって女子オトしてくんだ、なるほどね!!!
きっとそこら辺の女子ならドキドキでもしちゃうんだろう。
でも私が抱いた感想は…
「馴れ馴れしっ!!!今日会ったばかりの先輩ですんで佐原先輩と呼ばせていただきまーす」
高らかに宣言。
悠「えっ」
鳩が豆鉄砲をくらった?くった?どっちだっけ?
まぁ、そんな感じの顔をする佐原先輩。
残念だな、私にはそんなの効かんぞ。
蒼「いや、普通にはるちゃんの方が正しいでしょ。先輩にこの態度は常識ですって」
雪「なんだ、先輩か。ただ委員会が一緒なだけですよね?」
蒼くんと雪くんの援護射撃。
悠「ふーーーん…なるほど?」
そんな2人を見て佐原先輩は不敵な笑みを浮かべていた。
そんなやりとりをしていると。
先「こらー掃除サボるなー佐原、お前生徒会室の掃除もやるかー?」
と、先生の声。
悠「やでーす。掃除してまーす、1年生に教えてただけでーす」
この先輩、息を吐くように嘘つくじゃん。
「そういえば、先輩はなぜここに?」
ここは私たち1年が渡り廊下担当のはず。
悠「あー、俺たち、そこの中庭掃除担当なの」
と指差した先には渡り廊下から行ける中庭。
なるほど。
別にサボってここにいたわけじゃないんだ。
悠「聞こえてますけど?島村ちゃん」
あっまたやっちまった。
「すすすすいません、すいません」
蒼「…じゃ、俺たちも掃除するんで、失礼します」
完全に敵意剥き出しの蒼くんが私の肩を持つ。
雪「いこ、はるちゃん」
悠「ばいばーい」
ヘラヘラと笑って佐原先輩は手を振る。
そんな先輩を背に私は双子に連れられて掃除を始めるのだった。