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ゾム視点
フラッシュバックによるショック
気絶した原因はこれだった。
記憶喪失の影響もあって、刺激が強すぎたらしい。
あの後、幼少期のことを詳しく聞いた。
俺は虐待、人身売買、実験施設を通って来ているらしい。
15才程でここに入り、1年も経たずに幹部になった…
自分の情報がパソコン一つでここまで分かるとはな。
…ショッピのハッキング技術ってエグいな
幹部や基地の情報に留まらず 、各国の情勢、国家機密にまで手を出しているのだそう。
怖すぎ…
▷
気絶騒動の後、ショッピとの行動が多くなった。
そして、戦争前日の夜。
嬉しそうな奴もいれば、怠そうな奴もいる。
shp「楽しみっすね…!」
ショッピはいつにも増して生き生きとしていた。
他の幹部も、いつもと様子が違った。
ここは幹部専用の待機室。
皆が目を輝かせ、狂ったようにニタァと 笑っている。
「楽しみだ」、「早く殺りたい」と、狂気じみた声が飛び交っている。
いや怖すぎ…
ショッピとは何となく普通に話せるようになったが、他の幹部との関わりはほぼゼロ。
連携が取れるとも思わなかった。
話す勇気?ありませんが?
てゆーか誰も話しかけようとしてこない。それもそのはず。 無視され続けているから。
記憶を失ってから、俺に対する皆の反応が豹変した、とショッピは伝えてくれた。
前は、もっと慕われていて、こんな避けられる人じゃなかった、って。
そんなの、信じられない。
今の状況で、どう信じろと…?
今は、だれも…
見向きもしないから。
皆話している中、俺だけが、黙っ…
sha「ぞむやぁぁぁ!!!!!!!」
ut「はっ!?おま…」
rb「…っ…!ゾムぅぅぅぅ!!!覚えとるかぁぁ!?」
突然飛び付かれ、思考が完全停止した。
今の今まで無視されてきたのに?なんで…
rb「俺無理や!耐えられへん!!」
sha「話すななんて命令が出たって…おかしいやろ!!」
「は、な…すな…?」
sha「久しぶりやなぁ!!ゾム〜!意識復活して直後ぶりやん!…なんか…初々しくなったか?w」
「ぇ、っ…あー…と、…そ、の…」
戸惑って、言葉に詰まってしまった。
聞きたいことを聞く前に、後ろで圧がした。
静かな怒りを感じ、背筋が凍る。
shp gr「「話すななんて、命令??」」
いつもより低いショッピの声。
総統のさらに低い声と重なって、威圧感が八割増。
shp「総統っ!?」
gr「俺は、そんな命令を出した覚えはない。」
shp「俺も初耳何やけど?何それ」
ut「知らんの?滅茶苦茶出回っとるで」
gr「知ってる奴等は全員来い。詳しく聞かせてくれ」
無視されていた理由が分かった。
誰かが流した噂が原因だった。
ロボロとシャオロンに抱きつかれたまま、話を聞いた。
2人は話の途中で舌打ちしたり、怒りの声を漏らしていた
▷
〇噂の詳細と真相
・ゾムが無視され始めた頃、兵士たちの間で「ゾムという幹部に目をつけられると危ない」という根も葉もない噂が流れていた。
・その噂は新しく入った、つまり、兵士との仲が比較的良い幹部の耳にも届き始めた。
・日が経つごとにその噂は規模が大きくなり、「話すと呪われる」「目を合わせたら襲われる」などのことも囁かれた。
・その噂の発信源は未だ誰も分かっていない。総統からの命令だと噂されたが、証拠もなく、推測の域に留まった。
▷
ut「ご、ごめんなゾム…酷いことして、信じた俺が馬鹿やったわ…マジで…」
em「仲良かった兵士からの伝えだったので…信用とか色々あって…ごめんなさい。心の中では駄目だと思っていたんですが…」
「…いや…、その…」
rb「これからは俺等が守ったるから!!」
tn「あんま関われる機会がなかったけど…まさかこんな事になっとるとはな…」
gr「根も葉もない噂をすぐ鵜呑みにするなよ…」
sha「てか…誰が…こんな事言うたん…? 」
それだけが分かっていない。
「誰が発信源なのか」、それだけ不明だ。
あら不気味。
でも、俺のことは…今じゃない。 だから…
「このことは、さ……後で話そや?」
shp「ゑ?」
tn「…せやな、今は明日のことについて詳しく話すべきや」
明日の戦争は相手の宣戦布告によるもの。
結構大切なものらしい。
明日の話題に幹部全員が向き合い始め、
総統が作戦会議を開始させた。
わこマリ。
だらだら〜と言葉を繋げましたけども…
いやー噂流した奴は許されませんねー。
考えて、書いてるの俺だけどねー。(最低過ぎるー
次回は戦闘がメインとなります。
流血とか効果音とか、結構楽しんでつけている感じです。
あ、苦手な方は回れ右、よろしくお願いします!
ではまた!
おつマリ。
コメント
5件
そゆことかぁ〜?! 噂ね?噂、、、誰が流した? まさか兵士?(;°ロ°) 続き楽しみ✨️(´。✪ω✪。 ` )
戦争…ゾムさん大丈夫かなぁ