滝のように汗が流れてきていた。
(どうしよう?手だって継がれてるし…。ああ。やっぱりダメだ。このまま死んで……。刃が、落とされて………)
刃が落とされ、ダンッという音が響いた。(首と銅が離れたよぅ)だがこの音は凛には聞こえなかった。
「………っは!!はぁ…は…。ここ………。」
ベッドに凛は寝ていた。
(どこ?…首が銅と離れてない。カツェラの部屋?でも男物じゃないし………?)
凛はなかなか起き上がれない。
「え…あっ?!お嬢様が起きられました!は…早く皆様を読んできて!!あぁあ~!お嬢様無理しないで下さいね!」
凛はなにが起きているのかがさっぱり分かっていない。いろいろな情報が入ってくるので凛の頭がパンクしそうだ。
(お嬢様?起きた?なんなの?私は凛で…エト、カツェラに転生して、首を切られて………)
バタバタと何人もの人がこちらに走ってくる音がした。大きな音を立ててドアが開かれた。
「オリビア!!やっと起きたのね!?」
「もう大丈夫なのか?」
(女の子と男の子…。二人とも美人。後ろの大人二人も美形で…………。乙女…ゲーム…。への、転生……。)
凛は推理力に長けていた。(っぽい)頭に入ってきた事を質問に変えた。
「オリビアったら、5日間も寝ていたのよ。」
「オリビアって…………(?)」
「少し記憶があれね……。でも仕様がないわ。崖から落ちたんですもの。」
(?!崖から落ちた……それでこの子は死んだんだ…かわいそうに……。)
「オリビアっいうのはね貴女のことよ。それとお姉さんのビオラと、お兄さんのリアム。」
(私がオリビア…姉と兄がビオラとリアム……やっぱりここは……運命のブーケの世界?)
コメント
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フレンドになれますかね