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僕は、レナトスが去った後、3分ぐらいしてからやっと歩き出した。
いつの間にか家の前まで来ていた。僕は覚束無い足取りで家に入った。
「ただいま…」
そう言っても返事は帰ってこない。家の中は静かで、何処からから聞こえてくる水が落ちる音と僕の呼吸音しか聞こえない。この世界に僕以外の人間全員が消えたみたいだ。実際にそうだったらどれ程よかっただろうか。
いつからだろう…。ただいま、と言っても何も返ってこなくなったのは。それに慣れたのは。もう、遠い昔のような気がする。
僕は何もする気が起きなくて階段を登って部屋に入ってから着替えたりせずそのままベットに寝そべった。
部屋に僕の呼吸音だけが響く。
着替えないといけないと頭では分かっているのに、なかなか取り掛かれない。
ハァー
僕は小さく息を吐いた。
「明日…レナトスに謝らないとな。」
その言葉を最後に僕は意識を手放した。
「お母さん!お父さん!早く早く!」(ᐡɞ̴̶̷ ̫ ɞ̴̶̷ᐡ)
と言いながら小さい男の子が遊園地の入り口で跳ねている。⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝ピョンピョン、うさぎのようにとても愛らしく跳ねている。
「も〜、待ちなさい。カルド」
母親らしき人が男の子をカルド、と呼んで
あぁ、これは夢か…
と察した。
「はは、カルドは相変わらず元気だな~」
久しぶりの遊園地ではしゃぐ僕を見て呆れる母さんと笑う父さん。
「ねぇねぇ、今度はあれに乗ろう!」
僕が父さんの手を引っ張りながら言った。
「おっ!いいな。一緒に乗るか!」
父さんはしゃぐ僕に嫌な顔1つせず遊んでくれて、母さんも満更ではなさそうに一緒に遊んでくれた。
幸せだった。
あの頃までは────
つづく
あとがき
不穏が続きますね…。そして、短いですね…。
とゆう事で、こんな暗い雰囲気を吹き飛ばすべく、今回は皆さんに1つ、とってもいらない豆知識を教えましょう。
えーと、その豆知識と言うのはですね…この作品のタイトルである「誰か…」の由来についてです。一言で言うと、作者の願いですね。
「いや…何言ってんの?」て思っている読者さんのためにもっと詳しく説明すると、作者はレナカルが好きなんですよね。そこで、いろいろと読み漁ったんですよ!そしたらですね、他の人気のcpと比べると少ないんですよ(オタワスとかランワスとか)。だから、推し栄養分(何言ってるか分からん)が足りないんですよ!
とゆう事で、誰かレナカルを恵んでくれませんか?お願いしますm(*_ _)m
では、次回また会いましょう
ヽ(・∀・)バイバーイ