青嫌われ
兄弟パロ
産まれた時からずっと独りだった。
兄弟だって誰1人として僕のことを見てくれなかった。
話かけても、後で、ちょっとうるさい。
そう言って結局聞いてくれなくて、自分の感情は抑えるように、迷惑にならないように。
そうやって生きてきた。
僕は、自分のことを見てもらいたかった。
心配して欲しかった。話を聞いて欲しかった。
でも、結局その気持ちは押し殺して、表に出さないようにって。
それが癖になってしまって。
家でも、学校でも、言いたいことが言えなくなった。
学校の友達の「いじり」がエスカレートして、嫌になっても言い出せなくて。
気がつけば「いじめ」に変わっていた。
お兄ちゃんに相談することもできないまま、何日も、何ヶ月も経った。
でも身体も心も限界だったのだと思う。
僕が死んでも誰も悲しまないって感じていた。
いつか忘れられて。
いや、死んだことにも気づかれないまま終わると思った。
「死んじゃおう」
軽い気持ちでどうやって死ぬか、計画を立てた。
死ぬ日が段々近づいてる事実に少しワクワクなんかして。
辛かった学校も、家での時間も、寝る前のこの計画を立てる時間があるからか、心がスっと軽くなった気がした。
溺死は苦しそうだからやだな、
転落死は、本当に死ねるのかな、
首吊りはどうだろう、でも物を揃えるお金が無いや、
ずっと、毎日考えてた。
そうだ、包丁で刺しちゃおう。
日付は明後日!
それまでに、取っておいたお菓子を食べて、ゲームして、あの映画も見よう。
学校は休んじゃえばいいや。
でも
結局怖くて死ねなかった。
お腹に刺したら、楽になれるのに。
怖くて怖くて。
死んだらどうなるんだろう。暗い世界に独りかな。またひとりになるの?
その日はずっと泣いた。
次分が憎くて気持ち悪くて。
生きてたって仕方がないのに死にきれない。
こんな命価値がないのに、刺せなかった。
それからまた同じような日々に戻ってしまった。
いつもと同じ、変わらない朝、昼、夜。
僕はどうも痛いのが、怖いのが嫌なんだ。
だから、楽になれそうなODに身を委ねた。
頭も身体もふわふわして、幸せな一時だった。
でも目を覚ませば地獄のようで、気持ち悪くて吐いて吐いて吐きまくった。
そのつらさから逃れるためにまたODの繰り返し。
このまま一生、目が覚めなければいいのに。
こんなに僕は可笑しいのに。
誰も僕のことなんか見てくれない。