TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

青嫌われ

一覧ページ

「青嫌われ」のメインビジュアル

青嫌われ

1 - 第1話

♥

28

2025年02月11日

シェアするシェアする
報告する

青嫌われ

兄弟パロ











産まれた時からずっと独りだった。

兄弟だって誰1人として僕のことを見てくれなかった。


話かけても、後で、ちょっとうるさい。

そう言って結局聞いてくれなくて、自分の感情は抑えるように、迷惑にならないように。

そうやって生きてきた。


僕は、自分のことを見てもらいたかった。

心配して欲しかった。話を聞いて欲しかった。

でも、結局その気持ちは押し殺して、表に出さないようにって。


それが癖になってしまって。

家でも、学校でも、言いたいことが言えなくなった。


学校の友達の「いじり」がエスカレートして、嫌になっても言い出せなくて。

気がつけば「いじめ」に変わっていた。


お兄ちゃんに相談することもできないまま、何日も、何ヶ月も経った。


でも身体も心も限界だったのだと思う。

僕が死んでも誰も悲しまないって感じていた。

いつか忘れられて。

いや、死んだことにも気づかれないまま終わると思った。


「死んじゃおう」


軽い気持ちでどうやって死ぬか、計画を立てた。

死ぬ日が段々近づいてる事実に少しワクワクなんかして。

辛かった学校も、家での時間も、寝る前のこの計画を立てる時間があるからか、心がスっと軽くなった気がした。


溺死は苦しそうだからやだな、

転落死は、本当に死ねるのかな、

首吊りはどうだろう、でも物を揃えるお金が無いや、


ずっと、毎日考えてた。


そうだ、包丁で刺しちゃおう。


日付は明後日!


それまでに、取っておいたお菓子を食べて、ゲームして、あの映画も見よう。

学校は休んじゃえばいいや。








でも


結局怖くて死ねなかった。

お腹に刺したら、楽になれるのに。

怖くて怖くて。

死んだらどうなるんだろう。暗い世界に独りかな。またひとりになるの?


その日はずっと泣いた。

次分が憎くて気持ち悪くて。


生きてたって仕方がないのに死にきれない。

こんな命価値がないのに、刺せなかった。


それからまた同じような日々に戻ってしまった。

いつもと同じ、変わらない朝、昼、夜。


僕はどうも痛いのが、怖いのが嫌なんだ。

だから、楽になれそうなODに身を委ねた。


頭も身体もふわふわして、幸せな一時だった。

でも目を覚ませば地獄のようで、気持ち悪くて吐いて吐いて吐きまくった。


そのつらさから逃れるためにまたODの繰り返し。


このまま一生、目が覚めなければいいのに。


こんなに僕は可笑しいのに。


誰も僕のことなんか見てくれない。









この作品はいかがでしたか?

28

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚