テラーノベル
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ナレーション「今回の脱出島は…国民的女優とアイドルの異色コンビ!」
ボートがゆっくりと無人島に近づく。
砂浜に降り立った二人。
〇〇「わぁ…海きれい!!」
風磨「景色楽しんでる場合じゃないよ」
スタジオ笑い。
ナレーション「姫野〇〇、脱出島初参戦。しかも頼れるのは同じグループの菊池風磨のみ!」
スタッフ「ここで数日生活し、イカダを作って4km先のゴールを目指してください」
〇〇「4km…?」
風磨「まあまあ遠いね」
〇〇「遠いんだ、」
風磨「え、そこ?」
スタジオ笑い。
風磨「まず寝る場所作らないと」
〇〇「寝る場所…」
風磨は周囲の竹や木を見て歩き回る。
風磨「この辺に作ろう」
〇〇「手伝う!」
竹を運び始める〇〇。
しかし数歩歩いたところで
ズルッ
〇〇「わぁ!」
転ぶ。
スタジオ爆笑。
風磨「大丈夫!?」
〇〇「砂が口に…」
風磨「初日からボロボロじゃん」
〇〇「だって重い…」
風磨「筋トレだと思って」
〇〇「キントレ嫌だ…」
スタジオ笑い。
竹を組み、屋根の骨組みを作る風磨。
風磨「ここ持って」
〇〇「こう?」
風磨「違う違う逆」
〇〇「あ、ごめん!」
何度もやり直す。
風磨「まあ初めてならこんなもんか」
〇〇「バカにしてる?」
風磨「してないしてない」
スタジオ
「ちょっと喧嘩!」
葉っぱを屋根に敷く作業。
〇〇「これで雨防げる?」
風磨「たぶん」
〇〇「たぶん!?」
スタジオ笑い。
1時間後。
簡易シェルター完成。
〇〇
「できたー!」
風磨
「まあ寝れるくらいにはなった」
風磨「次は食料」
〇〇「魚?」
風磨「魚」
〇〇「私魚触れない」
スタジオ笑い。
海に入る二人。
魚が泳ぐ。
〇〇「いるいる!」
魚が近づく。
〇〇「うわぁぁ!」
悲鳴。
風磨「なんで逃げるの!」
スタジオ爆笑。
〇〇「本当に無理!怖いからやって!!」
風磨がモリ突き。
バシャ!
魚ゲット。
〇〇「すご!」
風磨「ほら持って」
〇〇「無理無理無理!」
スタジオ笑い。
カニ発見。
〇〇「カニいる!」
捕まえようとする。
カニが動く。
〇〇「ぎゃああ!」
逃げる。
風磨「さっきから悲鳴ばっかり」
スタジオ爆笑。
夜ご飯
焚き火。
魚を焼く風磨。
〇〇「いい匂い…」
風磨「自分たちで取ったやつ」
〇〇「なんかすごいね」
焼けた魚。
風磨「ほら」
〇〇「魚苦手なんだけど…」
風磨「頑張って」
一口。
〇〇「おいしい!」
スタジオ拍手。
〇〇「風磨が焼いたやつ美味しい!!!」
風磨「なら良かった」
カニも焼く。
〇〇「これ自分で取ったんだよね」
風磨「ほぼ俺だけど」
〇〇「そこは黙ってて」
スタジオ笑い。
夜🌙
焚き火の前。
〇〇「イカダどうする?」
風磨「明日作る」
〇〇「大丈夫?」
風磨「大丈夫だって」
〇〇「本当に?」
風磨「心配しすぎ」
〇〇「だって沈んだら怖いじゃん」
風磨「そんなこと言ってもやるしかない」
少し沈黙。
〇〇「なんか怒ってる?」
風磨「怒ってない」
〇〇「怒ってるじゃん」
スタジオ笑い。
風磨「いや普通に疲れてるだけ」
〇〇「…ごめん」
風磨「いや俺も言い方きつかった」
スタジオ「仲直り!」
就寝
シェルター。
風磨「寝よう」
〇〇「うん」
数分後。
〇〇「風磨」
風磨「なに」
〇〇「寝てる?」
風磨「寝てない」
〇〇「虫いない?」
風磨「いると思う」
〇〇「やだ…」
スタジオ笑い。
数分後。
〇〇「風磨」
風磨「まだ?」
〇〇「眠れない」
風磨「なんで」
〇〇「静かすぎる」
風磨「島だから」
スタジオ爆笑。
〇〇「話していい?」
風磨「短めなら」
〇〇「風磨と初めて会った時の話覚えてる?」
風磨「急に?」
〇〇「なんか思い出して」
風磨「覚えてるよ」
〇〇「あの時の風磨怖かった」
風磨「いつもそれ言う笑」
〇〇「うん」
少し沈黙。
〇〇「あともう一個言ってもいい?」
風磨「何?」
〇〇「風磨髪型さ、今の方がいいよ」
風磨「いや、前似合ってないみたいな感じ!!」
スタジオ笑い
〇〇「なんで風磨と、一緒に寝てんの?やだわ」
風磨「は?ここにきて?いまさら」
〇〇「男って感じが嫌だわ」
風磨「男だし」
〇〇「あ、そっか」
風磨「え、大丈夫?明日いけそ?」
〇〇「いやー、なんかしゅうととかみたいな可愛い感じが良かった。」
風磨「お前wwここから出すぞ」
〇〇「うぇ!!ごめんなさい」
風磨「許す」
〇〇「あざす」
風磨
「大丈夫だよ」
〇〇
「何が?」
風磨
「脱出できる」
〇〇
「本当?」
風磨
「俺経験者だから」
〇〇
「頼りにしてる」
風磨
「プレッシャー」
スタジオ笑い。
〇〇
「風磨」
風磨
「今度は何」
〇〇
「ありがとう」
風磨
「急にどうした」
〇〇
「一人だったら絶対無理だった」
風磨
「まあ俺も一人だったら寂しいけど」
〇〇
「ほんと?」
風磨
「ほんと」
ナレーション
「天然で怖がり。でも努力家の姫野〇〇。頼れる仲間と共に、脱出島の夜は更けていく——」
ーーーーー
無人島生活 2日目☀️
朝 6:03
波の音。
昨日作った簡易シェルター。
風磨はすでに起きている。
伸びをする。
風磨「よし…2日目」
横を見る。
〇〇「……すぅ……」
完全熟睡。
風磨「おーい」
軽く肩を叩く。
〇〇「……」
反応なし。
風磨「〇〇」
〇〇「……」
風磨「〇〇起きろ」
〇〇「……むり……」
風磨「むりじゃない」
スタジオ
「朝弱いタイプだ!」
風磨「6時」
〇〇「早すぎる…」
風磨「島だから」
〇〇「もうちょっと寝る…」
風磨「イカダ作るんだよ今日」
〇〇「…風磨やって…」
風磨「なんで!」
スタジオ爆笑
風磨「2人で来てるのよ!」
葉っぱの布団を取る。
〇〇「寒い!!!」
ガバッと起きる。
〇〇「ひどい!」
風磨「やっと起きた」
朝のミッション
今日のメイン
イカダ作り
風磨「これ作れないと脱出できない」
〇〇「分かってる」
風磨「竹を並べて」
〇〇「うん」
風磨「ツタで固定する」
〇〇「任せて」
風磨「不安」
竹運び、太い竹。
〇〇「うぅぅ…」
風磨「いける?」
〇〇「重い!!」
3歩。
ドサッ。
風磨「早い!」
〇〇「これ絶対筋肉痛」
風磨「まだ始まってない」
ロープ作り、ツタを編む。
〇〇「できた」
風磨「どれ」
見る。
ぐちゃぐちゃ。
風磨「これ何?」
〇〇「ロープ」
風磨「ロープじゃない」
スタジオ
「天然すぎる!」
午前10時
太陽が強い。
〇〇「暑い…」
風磨「まだ半分」
〇〇「え」
〇〇「ご飯食べたい」
風磨「早い」
〇〇「力出ない」
風磨「じゃあ食料探すか」
食料探し、森へ。
木を見る。
〇〇「あ!」
風磨「なに」
〇〇「バナナみたいなの!」
近づく。
風磨「バナナじゃない」
〇〇「じゃあ何」
風磨「知らない」
スタジオ
「食べるの怖い!」
結局食べられず。
浜辺🏖️
風磨「貝ならいける」
〇〇「貝!」
砂を掘る。
〇〇「あった!」
小さい貝。
〇〇「かわいい」
風磨「食べるよ」
〇〇「え」
風磨「食料」
〇〇「ちょっと待って」
〇〇「心の準備」
スタジオ
「優しい子だ」
昼ご飯
焚き火。
貝を焼く。
パチパチ。
〇〇「いい匂い」
一口。
〇〇「…」
風磨「どう?」
〇〇「…海」
風磨「海だよ」
〇〇「でも美味しい!」
午後🌆
イカダ作り再開
竹を並べる。
風磨「ここ押さえて」
〇〇「うん」
グラッ
竹が落ちる。
風磨「危ない!」
〇〇「ごめん!」
風磨「ちゃんと持って!」
〇〇「持ってた!」
風磨「いや落ちてる!」
〇〇「重いんだもん!」
空気が少しピリッ。
スタジオ
「おっと…」
〇〇「私だって頑張ってる」
風磨「…」
風磨「ごめん」
〇〇「…」
風磨「焦ってた」
〇〇「…私も」
〇〇「もう一回やろ」
風磨「うん」
〇〇「やっぱ私たちって仲良いね笑」
風磨「さっきまで言い争ってたのに笑」
スタジオ笑い
夕方🌆
ついに
イカダの土台完成
〇〇「できた…」
その場に座る。
風磨「どうした」
〇〇「動けない笑」
〇〇「もう無理」
スタジオ「体力限界!」
〇〇「腕が…」
風磨「よく頑張った」
〇〇「明日ほんとに海出る?」
風磨「出る」
〇〇「怖い」
風磨「俺いる」
〇〇「うん」
夜🌉
焚き火。
静かな海。
風磨「寝るか」
〇〇「うん」
10分後。
〇〇「風磨」
風磨「…」
〇〇「寝た?」
風磨「まだ」
スタジオ
「また来た!」
〇〇「あのさ」
風磨「なに」
〇〇「明日さ」
風磨「うん」
〇〇「イカダ沈んだらどうする?」
風磨「縁起悪い」
〇〇「でもさ」
〇〇「ちょっと怖い」
風磨「…」
風磨「大丈夫」
〇〇「ほんと?」
風磨「俺いるから」
〇〇「…」
少し安心。
〇〇「でも眠れない」
風磨「また?」
スタジオ爆笑
〇〇「なんか話して」
風磨「今?」
〇〇「うん」
風磨「じゃあ」
空を見る。
風磨「星めっちゃ綺麗」
〇〇「ほんとだ」
静かな無人島。
そして
脱出当日
3日目へ――
☀️
無人島生活 3日目
いよいよ脱出の日。
――朝 5:58
まだ空が少し暗い。
波の音。
風磨が先に起きる。
伸びをする。
風磨「今日か…」
横を見る。
〇〇「……すぅ……」
まだ寝ている。
風磨「起きないだろうな」
肩を叩く。
風磨「〇〇」
〇〇「……」
風磨「今日出発だぞ」
〇〇「…うぅ…」
目を開ける。
〇〇「海…」
風磨「そう海」
〇〇「帰れる…?」
風磨「帰る」
〇〇「よかった…」
また寝そうになる。
風磨「起きろ!」
スタジオ
「あはは!」
〇〇「眠い!」
風磨「今日だけは頑張れ!」
〇〇「…うん」
朝ごはん
残っていた少しの貝。
焚き火で焼く。
〇〇「最後の島ご飯」
風磨「そうだな」
〇〇「ちょっと寂しい」
風磨「早く帰りたいけどな」
〇〇「それはそう!!」
スタジオ
「かわいい」
出発準備
巨大なイカダ。
昨日2人で作ったもの。
風磨「これで4km」
〇〇「結構遠いね」
風磨「うん」
〇〇「やっぱ途中で沈まない?」
風磨「縁起悪い!」
スタジオ笑い
〇〇「でも怖い」
風磨「大丈夫」
〇〇「ほんと?」
風磨「信じろ」
〇〇「…うん」
出発
イカダを海へ押す。
重い。
〇〇「重い!」
風磨「押して!」
波。
ザブン。
イカダが浮く。
風磨「乗るぞ!」
2人飛び乗る。
〇〇「うわああ!」
スタジオ
「出発した!」
海の上
風磨がオールを漕ぐ。
〇〇も漕ぐ。
〇〇「腕痛い」
風磨「まだ5分」
〇〇「え?」
スタジオ
「先長い!」
30分後
太陽。
暑い。
〇〇「暑い…」
風磨「水飲む?」
〇〇「うん」
少し休憩。
〇〇「ねえ」
風磨「なに」
〇〇「海って広いね」
風磨「今さら?」
突然
風が強くなる。
波。
ザバン!
〇〇「うわ!」
スタジオ
「え!」
イカダが揺れる。
〇〇「怖い!」
風磨「落ち着け!」
波がぶつかる。
〇〇「沈まないよね!?」
風磨「沈まない!」
スタジオ
「頑張れ!」
その時
ミシッ
音。
〇〇「え」
風磨「…」
イカダのロープが少し外れる。
〇〇「壊れた!?」
風磨「大丈夫!」
風磨、必死に結び直す。
波。
〇〇「風磨!!」
〇〇半泣き。
スタジオ
「頑張れ!」
風磨「落ち着け!」
〇〇「怖い…」
涙が出る。
〇〇「私…海怖い…」
風磨「大丈夫」
風磨「もう半分来てる」
〇〇「ほんと?」
風磨「ほんと」
〇〇「…」
涙を拭く。
〇〇「漕ぐ!」
風磨「えらい」
スタジオ
「泣ける!」
再び漕ぐ。
〇〇「腕…」
風磨「あとちょっと」
〇〇「ほんとに?」
風磨「ほら」
遠く。
小さく
ゴールの旗
〇〇「見えた!」
スタジオ
「来た!!」
〇〇「見えた!!」
〇〇「帰れる!!」
最後の力
2人全力で漕ぐ。
風磨「いけ!」
〇〇「いけーー!!」
ゴール
浜に到着。
ザザッ。
イカダが止まる。
〇〇「着いた…」
風磨「脱出成功!」
スタジオ
「おめでとう!!」
〇〇、その場に座る。
涙。
風磨「泣いてる?」
〇〇「怖かった…」
涙が止まらない。
〇〇「でも楽しかった!」
風磨「だろ?」
〇〇「風磨いたから頑張れた」
風磨「いや〇〇もめっちゃ頑張った」
〇〇「ほんと?」
風磨「ほんと」
〇〇
笑いながら泣く。
スタジオ
「感動!」