テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
1,201
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
—— 病院 / 夜 ——
(病室の電気は少しだけ暗くなっていた)
— あっきい:
よし、今日は特別ルール!
— ちぐさ:
……なにそれ。
— ぷりっつ:
消灯時間ギリギリまで雑談。
— まぜ太:
看護師に怒られない範囲な。
— あっと:
ギリギリ攻めるな。
— けちゃ:
でも今日はさ、ちょっとくらい特別でもいいよね。
(ちぐさは小さく笑う)
— ちぐさ:
……ありがとう、来てくれて。
— あっきい:
当たり前だろ。
— ぷりっつ:
来ない選択肢ない。
— まぜ太:
逃げたら一生言われる。
— あっと:
義務。
— けちゃ:
だって、ちぐ大事だもん。
(少し沈黙が流れる)
— ちぐさ:
……ねぇ。
— あっきい:
ん?
— ちぐさ:
もしさ。
— まぜ太:
その話禁止。
— ちぐさ:
まだ何も言ってないよ。
— ぷりっつ:
言おうとしただろ。
— ちぐさ:
……うん。
(みんなが少し笑う)
— あっと:
大丈夫だ。
— けちゃ:
うん。きっと大丈夫だよ。
— まぜ太:
ちぐ、明日終わったらさ。
— ちぐさ:
?
— まぜ太:
また旅行行こう。
— ぷりっつ:
今度は倒れるなよ。
— ちぐさ:
それは保証できない……。
— あっきい:
じゃあ配信もするぞ!
— ちぐさ:
病院配信!?
— けちゃ:
それちょっと怒られそうだねぇ。
(笑い声が病室に広がる)
— ちぐさ:
……こういう時間、好きだな。
— あっきい:
これからもある。
— まぜ太:
終わらない。
— ぷりっつ:
終わらせない。
— あっと:
それだけ。
— けちゃ:
明日終わったら、またみんなで笑おうね。
(ちぐさの目が少し潤む)
— ちぐさ:
……うん。
(夜は静かに過ぎていった)
———
【第16話・終】