表と裏

〜〜あらすじ〜〜

芸能界で働いていたお母さんたちの命をファンに奪われ、芸能界から引退した、超人気子役のヒイラ。中学生になり、幼馴染で大人気俳優のサクに芸能界に戻ってこないかと誘われているが、誘ってくるサクに怒って喧嘩してしまった。

「謝らないとな･･･」

サクは何も悪くないし、ちゃんと謝らないといけないな･･･

「ご、ごめん」

「大丈夫だよ！僕もあんな事があったって知ってるのに誘ってごめんね。」

「私、芸能界に戻ることにした。お母さんを奪った人たちの候補があるんだよね。全員芸能界で働いてる。ファンの人が犯人ってなっていたけど、そういうわけではないみたい。」

「そうなんだ･･･僕もみんなにそれとなく聞いてみるね！」

そう、私は芸能界に戻る決意をしたんだ。犯人候補の名前は、霞　連(かすみ　れん)かなり人気な俳優で、お母さんたちに恨みを持っているという噂がある。桜　美雨(さくら　みう)お父さんのことが好きで、お母さんを恨んでいたという噂がある。最後の容疑者は、椎名　雅(しいな　みやび)芸能界で有名な事務所の社長。お母さんたちを事務所に勧誘したが断られ、その後お母さんたちの人気が出たことを恨んでる。このくらいだったと思う。この人たちに近寄って、情報をこっそり引き出そう。 今回出るドラマだが、戦国時代の争いのときのドラマらしい。サクが主人公で、私が主人公の恋人の役らしい。久しぶりの撮影だから頑張らないとな。その前に復帰の記者会見をしないといけないらしい。そこから頑張らないと！

〜〜記者会見〜〜

「この度私ヒイラは、復帰することになりました！」

「質問か何かある方は挙手をお願いします(司会者)」

「じゃあ、前園新聞の斎藤さん」

「えーまず復帰おめでとうございます。復帰するきっかけとなったこととかあるんですか？」

「芸能界を降りてみて、やっぱり私は視聴者の皆さんに喜んでもらうのが生きがいみたいなもんだって気がついたんです」

「次は、椎名プロダクションの椎名さん（司会者）」

「親御さんがあんなふうになったのによく戻ってこれましたね。お母さんたちのことについてはどう思っているんですか？」

「はい。母のことは、とても残念だし、悲しいです。でも、私のことを応援してくれて、復帰を待ってくれた子がいたので、復帰しようと決めました。」

「ありがとうございました。これで復帰記者会見を終わります（司会者）」

〜〜記者会見が終わって〜〜

やっと終わった〜椎名さんも来ていたし、どうなることかと思ったけど、大丈夫で良かった。

「ヒイラー大丈夫だった？復帰記者会見やるって知ってびっくりしたよ。」

「びっくりさせちゃってごめんね。これからも、ドラマ頑張るからよろしくね！」

「僕のためにありがと〜大好き！」