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「…壱歌、弐倉、参崎、肆塚、伍灘、陸岳、漆山、捌番……ですか」

停車駅の駅名を読みながら、連絡手段を模索している。

「…駄目ですね、連絡どころか圏外だから何も出来ない…」

ずっとガラケー使ってるのが仇に成ったか?

…え、駅名の数字が旧字?今更ですね。其れは先代閻魔の気まぐれです。気にしなくて下さい。

厭、其れより特筆すべきは____

「…玖々訪が無い」

玖々訪__駅の外は現在の諏訪大社の様な神社と南北朝時代の様な街並みが広がっている

其処は一応私の自宅が有るところで、閻魔様に頼んで終点を玖々訪にして頂いている。

「そんな事有りますか?厭無いですよね…」


…厭、もしや此れ異変なのでは?

捌番の隣に不自然な隙間が有るし

「つまり此れは次の車両に行けば元に戻りますよね」

私はドアを開けて次の車両に足を踏み入れた


「あやっぱり、壱歌に成ってますね。次が弐倉ですか」

……おや?

「電光掲示板が…」


【Don’t look】

【見るな】





次は弐倉 Next to Nikura








【駅名が1つ消えている異変】クリア

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