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夢で見た太敦。

♥

121

2024年03月30日

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この話は私が夢で見た太敦で

結構好きなシチュだったので

ちょっと改善して作りました。

ヤンデレ系です。

何故か太宰さんがポトマ時代の太宰さんです。(夢だからかな?)

あと敦君もポトマです。

それじゃ、スタート。


はっはっと荒げた息遣い。

冷や汗をかきながら逃げる。

恐ろしい「黒」から。

「あッ……!」

嗚呼、転んでしまった。

終わりだ。

「敦くん、」

捕まえた!!


「ねぇ、敦くん」

「ん?なんですか?」

「君って、ほんとぉに優しいよね」

「そうですかね……?えへへ……」

「嗚呼、優しいよ」

「だからなのかな」

「中也も、芥川君も」

「姐さんも」

「全員、君に絆されたのは」

「……?」

「みんなね、君が好きなんだよ」

「みんな、みぃぃんな」

「君の事が」

「え?でも、別に善いことじゃ……」

「私にとってはよくないんだよ」

「Qだって君が好きなんだ」

「あの子は恋愛の方じゃないけど」

最後の方は聞こえなかったので分からなかったが、

これだけは分かる。

逃げろ。

此処に居たら駄目だ。

この人に、

殺される。

「ねぇ、敦くん」

「……っあ 」

答えることもなく逃げてしまった。

「!敦くん!!!」

逃げなきゃ。逃げなきゃ。

急げ。急げ。

でも、どこに行けば?

警察署……は駄目。

捕まってしまう。

ならば……


髪が濡れている。

気づかない内に雨が降っていたようだ。

僕は、

武装探偵社の一階にあるカフェ、

「うずまき」にいる。

「お客さん、どうされましたか?」

「す、すいません……ビショ濡れで……」

「少し……逃げて……」

「……ひとまず、武装探偵社の方を呼びますね」

「……」

つい此処に来てしまったが、

僕はポートマフィア。

武装探偵社とは敵対関係にある。

果たして、許されるのだろうか?

追い出されるのではないか。

不安で仕方が無い。

だが、それよりも不安なのは……

「其奴か?」

「!」

彼は、国木田独歩。

確か資料に載っていた。

「……」

ポートマフィアという言はこの人には伝わっている。

攻撃されるか?

「ビショ濡れじゃないか」

「……え?」

「ほら、タオルだ」

「あ、ありがとうございます……」

なんで……


「太宰治が……」

「えっ、と……すいません、こんな事に付き合わせて」

「いや、いい」

「そんなの誰でも逃げ出したくなるだろ……」

「そう、ですかね……」

少し、安心した。

なんて油断したのがいけなかった。

「やぁ敦くん、」

随分と楽しそうじゃないか。

「へっ……?」

「お前は……!」

「国木田独歩くん、だっけ?」

「私の敦くんに何していたのかい?」

「貴様っ!!」

「はーい無効化〜」

「!」

「さっ、帰るよ」

敦くん♡

「あ……」

思わず、

逃げ出してしまった。


はっはっと荒げた息遣い。

冷や汗をかきながら逃げる。

恐ろしい「黒」から。

「あッ……!」

嗚呼、転んでしまった。

終わりだ。

「敦くん、」

捕まえた!!!

もう、

逃げられない。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

2

ユーザー

うわぁ、最高です…😭💕夢でこんな私の性癖盛り盛りな夢見れてて羨まし過ぎます…🥰 私も少し前、太宰さんがブリッジしながら国木田さんを追い掛ける地獄絵図な夢を見てました…。

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