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──何がクリスマススペシャルなのだろう?
そう思っていると、とりあえずパンツだけ穿いて、
「メリークリスマス!」と、匠がクリスマスプレゼントをくれた。
私もセクシーランジェリーを着ておパンティを穿いた。
「うわっ、ありがとう〜! ホントにプレゼントがあるんだ」と喜ぶと、
「うん、開けてみて!」と言うので、
開けなくても、包装紙が某ジュエリー屋さんの物なので、だいたいは、想像がついてしまった。
──嬉しい
小さな紙袋から箱を取り出し、中の小さな箱を開けると、ケースが出て来た!
──絶対アレよね?
そして、ケースをパカっと開けると……
指輪が入っていた。
「え?」
思っていたのとは、違う指輪が入っていた。
顔合わせの翌日、私たちは結婚指輪を買いに行ったが、サイズ変更や刻印に日にちがかかると言われた。
でも、どうしても、そのブランドの指輪が欲しくて、待っていたのだ。恐らくそれが出来上がって来たのだと思っていた。
なのに……
「え? コレ……」と言うと、
「綾、婚約指輪は、要らない! って言ってただろ?」
「うん」
「付ける場面もないしって」
「うん」
「だから、普段でも付け易いシンプルな物ならどうかな? ってお店の人と相談して買った。どうかな?」と言ってくれた。
「ありがとう〜! 凄く嬉しい〜」となんだか泣けて来た。
ダイヤモンドって、1粒で大きくて高価で、私には勿体なくて貰っても嵌める場面が想像つかなかったから、要らない! と言った。
でも、このダイヤモンドの指輪は、キラキラ可愛いくて綺麗なダイヤモンドが、ぐるっと1周付いているフルエタニティになっている。
「コレなら結婚指輪と重ね付けして、普段使いしても良いと思うんだけど、どうかな?」と、
「ありがとう〜凄く嬉しい!」と、匠に抱きついた。
「良かった〜」と言うと匠は続けて、
「それと……」と、2人の結婚指輪を取り出して、
「ようやく出来たよ」と、言う。
「え? 取りに行って来てくれたの?」と言うと、
受け取りを横浜店から東京本店に変更していただいたようで、そこでダイヤモンドの指輪を買って来てくれたようだ。
「手出して」と、左手を出すと、薬指に結婚指輪を嵌めてくれた。
「やっぱり、コレにして良かったね」と言うと、
更にダイヤモンドの指輪を重ね付けしてくれた。
「綺麗〜」
「だろう? うん、はい俺も!」と、自分の指輪を私に嵌めるよう促す。
匠の左手薬指に結婚指輪を嵌めた。
「うん、やっぱコレがイイ!」と言う匠。
匠の指が一気に既婚者のカッコイイ指になった。
「男性の結婚指輪って、どことなく色気を感じるのよね」と匠の指に触れながら言うと、
「そう?」と言う。
「うん、今度から、この人結婚してるんだ!って思われるね」と言うと、
「そうだな、事実だし」と言う匠。
「でもね、結婚指輪を見て男の色気を感じて寄って来る|女《ひと》も居るから気をつけてね」と言うと、
「え〜? 綾もそうなのか?」と言っている。
「ん? ううん、私は他の|男《ひと》にはそんなこと思わないよ! たっくんの指、綺麗でカッコイイ」と、匠の指を撫でる。
「なんかゾクゾクする! 綾、指フェチ?」と聞く匠。
「そうかも〜! この指、好き」と言うと、
「ハハッ、そうかそうか」と笑っている。
「え〜どうして笑ってるの?」と聞くと、
「男性の指は、セックスシンボルと言われてるんだよ」
「え、そうなの? どういう意味?」と言うと、
「指が男性器みたいってこと。女性は、男性の指にセクシーさを感じて、男性は、女性の手のひらから、母性を感じるんだって」
「へ〜〜そうなんだ〜」
「だから、指が綺麗〜とか素敵〜! と褒めてくれる女性は、その男性とのセックスを想像してたり、無意識に生殖能力を見定めてるんだって」
「え?」と驚いた。
「想像はしてないよ! だって匠とは、しちゃってるじゃん」と言うと、
「そう! だから、又したいなぁって思ってるんじゃな〜い〜?」と、うっとりしながら言う。
「思ってないよ」と、スッと手を離す。
すると、
「なんで? 綾は思っても良いんだよ! 《《妻》》なんだから想像しても!」と言う。
《《妻》》と言う言葉に反応してしまった。
「《《妻》》! 私、たっくんの《《妻》》よね?」
「うん、俺の《《妻》》だよ!」と言う。
「そうよね〜」と、ニコニコ笑う。
「うん、だから想像してくれても良いんだよ。でも、他の男とは想像しちゃダメだよ!」と言う。
「想像なんてしないわよ」と言うと、
「え? 俺とはしてよ!」と言う。
「ふふっ、想像しなくても、すぐにしちゃうでしょ?」と言うと、「確かに……」とキスをする。
「ほら」
「ふふ」
もう一度キスをする。
「待って!」と止める。
「ん?」
「私からもプレゼントがあるの」と匠へのプレゼントを取って来る。
「メリークリスマス!」
「おお、嬉しい〜ありがとう! 何かな〜」とニコニコしながら開けている。
「ダイヤの指輪には、比べ物にならないけど……」
と言うと、中身を見て、
「ハハハハッ、良いじゃん! 何コレ」と、笑っている。
そして、
「ジャーン!」と取り出す。
人気ブランドの黒いボクサーパンツと、黒が透けているセクシーボクサーパンツそれに、豹柄のボクサーパンツ3種。
当然のように、透けているボクサーパンツを取り出し、早速穿いている。
「うわっ、エロッ!」と自分で笑っている。
「ふふふ、だって私にばかり、スケスケを着せるから……」と言うと、
「うんうん、又エロが増す!」と喜んでいる。
「豹柄のは、浮気防止よ!」
「そんな心配はないけど、コレもカッコイイよ!」と前に当てながら笑っている。
「ハハッ超派手!」
「どう?」と、スケスケを穿いたのを私に見せる。
「ふふふふっ、なんかヤダ〜」と笑ってしまう。
「え? そうか? ほら、良いだろう?」と、
迫ってくる。
「ふふふふ」
「クリスマススペシャルだから、コレでもう1回」
と、言いながらキスをする。
が、やはりスケスケが見えると笑ってしまう。
「あ〜ダメだよ、コレ」と、自分で買っておきながら笑える。
「ちょっと寝転んでみて」と、匠をそのまま寝かせて眺める。
「ふふふふ」
「今、どういう時間?」と匠が聞くので、
「目を慣らしてるの」と言って、優しく触れてみると……
「おお〜」と、喜んでいる。
「ん? 感じる?」と聞くと、
「うん、薄いから、すっごく感じる」と言う。
「へ〜そうなんだ〜」と、私はまた、悪い顔になっているようだ。
「ダメですよ〜今から手術するので、ジッとしててくださいね」と言うと、
「麻酔なしですか?」と言う。
「ええ、昔から私は、この手法なので!」と言う。
「怖い怖い……」と笑っている匠。
「メス!」と、
そーっと指を滑らせて撫でていく。
「あ〜それは、危険です」と言うので、
「大丈夫ですよ〜すぐに終わりますからね〜」と、
ついに、局部に触れると、
「あっ!」と、声をあげる匠。
「大丈夫ですか?」
「もうダメかもしれません」と言うので、
「そんなこと言わないで! 気を確かに!」と言いながら、私は必至で笑いを堪える。
が、匠は、「ヤバイ! ヤバイ!」と、言っている。
「大丈夫ですよ〜もうすぐラクにしてあげますからね〜」と、苦しそうな おパンツを下げてあげる。
と、
「ああっ!」と言うので、
「ほ〜ら、少しラクになりましたよ」と言うと、
「は……い……でも、余計に限界が近づいて来てるようなのですが……」と、
「何を言ってるんですか! 大変なことになっていますよ! 今から手術ですよ!」と言うと、
「あ、はい、大変なことになっていますか……今からなんですね……」と観念したかのようにジッと待っている。
あんまり焦らすと、可哀想なので、いきなり舌を這わすと、「あ〜〜っ」と声をあげる。
「大丈夫ですか〜?」と聞くと、
「とっても気持ちいいです」と言う。
「それは、良かったです〜では……」と言うと、更に攻める。
パクッ……
攻める……攻める……
「あっ、ウッ、もう〜そこは……あっ! 無理そうです」
「やめますか?」
「やめないで!」
「ふふっ、では続けます……」
「ウッ、あ〜〜やっぱもう無理です!」
と、匠は、ついに上体を起こし、
「《《先生》》もう我慢出来ないので、ごめんなさい!」と、私を押し倒した。
「失礼しま〜す」と……
そして……しばらく……
匠によって《《注射》》を打たれる。
「あ〜〜〜〜っん、あ〜〜〜〜っ……」
「「はあ、はあ〜はあ……ああ〜」」
「お疲れ様でした」と言うと、
「ふふ、最後は俺が注射したけどね〜」と笑っている。
「あ、メスで切るの忘れた」と言うと、
「切らないで! 使えなくなるから」と笑っている。
途中、プレゼント交換などもしたが、あっという間に2時間経っていた。
「ホントだ! 2時間かかったね」と言うと、
「おお、俺は2時間かかる!」と言っている。
「何が?」
「アレが!」
「ううん、途中プレゼント交換してたよね」
「まあ、そうだけど……」
「2時間ずっとしてる人って居るのかなあ?」
「どうだろな? 綾、凄い質問するよね〜」と笑う。
「興味で聞いただけだよ」
「あ〜ごめんね、2時間ぶっ通しは、ちょっと……」
と言う。
「そんなこと言ってないから!」
「ハハッ」
「綾、メリークリスマス!」
「たっくん、メリークリスマス!」
もう25日になっていた。
「サンタさん来るかなあ?」
「え、もうさっき来たでしょ? 急いで帰って行ったよ」
「そっか、また来年来てね〜」
「うん」
チュッ、チュッ
「楽しかった」
「俺も」
もう一度シャワーを浴びてから、2人で休んだ。