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#うりさん
ろのみ🩵🫧
43
19
#年上彼氏
おうか

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うわっ、第38話…ここで来たかー! 「た…俊之」って言いかけたとこ、めっちゃグッときたわ。ずっと「部長」呼びだったのに、ようやく名前で呼ぼうとしてるの、堪らん。 「逃がさない」って決意する俊之も、泣きべそ湊も、どっちも愛しい。 後半の「しんじゃうかと思った」からの流れ、初めての感覚に戸惑う湊の反応がリアルで刺さる。 最後の「愛してる」からのキスシーン、渇望と愛護が混じった俊之の心中、めちゃくちゃ熱かった🔥 この2人、やっとちゃんと向き合えた感じがして胸熱やわ。
「呼んで、名前」
「た……俊之」
……今、“た”って言った。
「湊」
「はい? 」
「飯でも、行こうか。何食べたい? 」
「帰りたい。家に」
「何で」
また、目をキョロキョロさせている。
「何で! 」
「……だ、だって……もう……いっぱいいっぱいで。一旦帰りたい」
「帰ってどうするんだよ」
「一人で……ゆっくり温めたい」
温める?この状況……ということか?
分からんな。分からんなら、聞けばいい。
「何を温めるんだ」
「部長が……今まで……私に言ってきた事」
……既婚変換してたのを……未婚変換してるのか。
「あはは! 馬鹿だなぁ」
「……だ、だって……」
「一人で温めずに、ほら」
抱き締めたままの、湊の顔をそっとはさむ。どえらい、べっしょべしょの。
「逃がさない。もう……」
ようやく、俺の前で泣いた彼女を愛しいと思った。心から。
そして、もう……泣かせるつもりはないとも。
「家、どこ? 」
「あー……知りたい? 」
知りたいというか……
「教えてくれないならストーカーするけど? 」
「引っ越すんじゃなかったな。遠くなっちゃった」
その言い方が、随分可愛い。
「いいよ、会いに行く」
「土曜の夜と、日曜も? 」
……ん?聞いたことあるな。どっかで。
「全部、湊のもんだ」
「あとは……」
「次の仕事は? イタリア行くんだろ?」
「そんな事まで?」
「ああ、ストーカーだろ?」
そう言うと、また笑った。
「とりあえず、携帯番号」
「知ってるんでしょ? どうせ」
「はは! だな。入手済。行くのか? イタリア」
「うん」
「いつ、帰ってくるんだ?」
「帰ってこない」
「……湊」
「って言ったらどうする?」
「イタリア支店つくる」
アジア圏にはあるんだけどな~。支店。
「怖」
「で、いつ?」
「6月。2週目」
「は?」
「1週間だけ。お土産買ってくるね」
「……ああ。楽しみに待ってる」
「そろそろ、帰るね」
「……泊まればいいだろ」
「何も持ってきてないもの」
「じゃあ、朝に……」
「嫌いなのよね、それ」
「……ああ、俺もだ」
「用意、して?」
「……ああ」
俺が、行けばいいのか。そうか、初めてだな。湊の家。
「でも、何も、しないでね? 」
「……好き勝手に抱かないからって言っても……駄目か? 」
……好き勝手とか、言われるとこっちも……傷つくし、手は出しにくい。
「……だって……」
「嫌だった? それとも……怖かったか?」
そんな、自分本意に……抱いたつもりもないんだけどな。
「あんなこと……さ、されたことなかったんだもん」
と言って、隠れた。
…………
ああ、なるほど。そんなに経験は無さそうかと思っていたが隠れた湊を引っ張り出す。
「……良く……無かったって事か? 」
「し……」
「し? 」
「しんじゃうかと、思った!!」
そう言ってまた隠れた。その言い方に吹き出す。
真っ赤になる顔が可愛い。そうか、怖くもあるんだな。変わっていくその先が。
「しなない、しなない。そっか。んー……ちょっと……あれだな」
「何?」
「とりあえず、今……そっち行ける状態では……無くなったかな」
「へぇ?」
「うん、はい。ほら……」
そう言って、玄関の鍵を掛けた。そして、ワンピースの裾を持って、一気に脱がす。
「え……ちょ、ちょっと!」
「うん、力抜いて」
「何もしないと……」
「仕方がないなぁ、湊は。しなない、しなない、ちょっと、天国行くだけ」
「やだ、表現がオッサンすぎる~」
「あはは! じゃあ、湊の言葉で表現して」
「アモーレ!」
「Ti amo」
キョトンとする彼女に
「愛してる、湊」そう言った。
「ピロー……」
トークじゃねぇ。塞いだ彼女の唇から……甘い吐息が漏れる。
「本気だ。湊が、信じない事には、始まらないだろ」
「格好いいセリフだけど……全裸ではちょっと……」
「ん、じゃあ、帰って来てから話すとしようか」
「どこか……ん、ちょ……ん」
「天国……」
見てみたい。もっと、乱れる姿も。
もっともっと、変わっていくだろう……彼女の身体も。
知らない事なんてないほど、全部。知り尽くしたい。
渇望するように、雄っぽい支配欲が押し寄せる。それに、優しく触れたい愛護欲が混じる。
どう触れていいのか、どう触れたのか、ただ自分の欲望だけを押し付けないように抱いた。