※マブ
※学パロ
アイスクリームネタってあんまし書いたことなかったけど書いてみたいので書きます
季節的少し早いけど、ね。
ほのぼのでも書きたいものが多すぎるのだ。
夏。
最近は地球温暖化のせいか、暑くて暑くて仕方がない。熱気をもった風によって俺の薄い茶髪が揺れる。
時季は6月。梅雨時のため雨が降っていなければ涼しいものの、晴れていれば溜まりに溜まった湿気によって蒸し暑くて仕方ない。
俺は炎天下の中、同級生であるロボロと2人でコンビニに向かっていた。部活が始まるため、それまでに昼飯をかって食べなければならないのだ。……まあ、ロボロはただの付き添い。
rbr「あつ……、」
sha「それな、湿気えぐ……これからやばいやろ、俺ら。溶けて死ぬって。8月とか終わりやん」
rbr「部活とかやばいって……、」
ロボロは隣でパタパタと服を仰ぐ。頭一つ……いや、それ以上身長が低くて下手すれば、はたいている服の中が見えてしまいそうで怖い。実際、骨の剥き出した細い首とその周辺を直視して、少しばかり気まずくなっているのだ。……まあ、気まずいのは俺だけなんやけど、
見ていたことが気づかねるよう、そっと目を離し近くのコンビニまでの道のりを急ぐ。
sha「……この後部活とかだる、」
rbr「うっわ乙。野球部やん、お前」
sha「体育館使えんかなぁ〜」
rbr「聞いたことないで、野球部が体育館w」
sha「それはそう」
突き刺す紫外線に、首あたりを汗が一筋伝う。ロボロの一本一本の細い黒髪には、美しく汗が浮かび光に照らされてあった。
sha「……えー、と。弁当買って、アクエリ買って、ゼリーも買っとこ」
rbr「コンビニ弁当ってまずくない?」
sha「まあまあ、」
ロボロは苦笑しながら財布を取り出して、小銭入れをガチャガチャと漁る。それから考えたようにして、俺の方を見つめた。
瞳孔は上を向いて、はっきりと俺を見つめる。熱によって溶けそうなくらいにぐらぐらとしている桃色の瞳は、どこか扇情的で。
……いや、友達相手に何考えてるん、俺。
軽く首を横に降って邪悪な考えを飛ばす。
rbr「……パピコって何円やったっけ」
sha「えー……覚えてないって。200はいかんやろ、確か」
rbr「じゃあ買えるわ」
sha「……え、お前も買い物するん?」
rbr「暑いもん。アイス買う。2人で半分こな?」
……それでパピコなんか。
当たり前かのように俺の分まで用意して、それに俺がロボロを見た時だけ少しエロい気がする。暑いのは分かるが露出が多い、多すぎる。普段そんなんやないやろ?
なんだか全てを計算されているようで童貞のくせに、と軽く地団駄をふむ。
憎しみのような、けど冷たくはない曖昧な感情を糧に蹴った、1センチにも満たない小石はどこか遠くに飛び散った。
しばらくするとコンビニエンスストアに着く。店内は涼しく、快適であった。しかしいつまでも留まるわけにはいかず、ポカリとお茶と塩分チャージと適当におにぎりを取ってレジカウンターに急ぐ。
会計を終えると、外ではすでにロボロが待っていた。
rbr「……あれ、ゼリーじゃないん?」
sha「やっぱやめた」
rbr「へー」
自分から聞いてきたくせに、興味なさげにアイスを2つに割って俺に差し出してくる。
sha「何味?」
rbr「コーヒー」
sha「……まあ、そうか」
rbr「見たら分かるやろ」
ロボロは栓を開けて先端に口をつけ、アイスを食べ始める。
俺も放置しておいたら溶けてしまうため、同じように栓を開けて食べ始める。
食べている間は会話がなくなって寂しい。そのせいか、俺は食べながらロボロの方を見た。アイスを吸う度に、桃色の唇がぴくりと動く。そのたった1つの動きに見惚れてしまう。ただ、羞恥だとか何も考えず、ロボロを見つめてしまっていた。
rbr「……どーしたん、あんさん」
当然ながら、ロボロに嫌そうな目でこちらを見られる。そりゃそうだ、何もせずただじっと見つめていたのだから。
sha「……っ、あーごめ」
rbr「……それよりアイス垂れとるで?」
sha「え、?」
見ると、手相に沿って液化したアイスがドロドロと流れている。体が冷たいな、と感じていたがコレが原因だったとは。
sha「や、っば、」
宙に浮きそうな液を急いですくう。あたふたと喚く俺に、ロボロは苦笑する。
rbr「もー……あんさん、その手貸して」
sha「え、?」
無理矢理手を引っ張られて、アイスは汚れていない手に握らせられる。何をしだすかと思えば、ロボロは自分の舌を使って俺の指を隅々まで舐めていく。
確かに冷静でなかった俺と比べれば処理の速さは速いが、……いや、なんで?ここまでせんでよくない??
指と指の間をロボロの舌が伝う。くすぐったくて、熱くて。
今度は指がロボロの唾液で汚れていく。どろどろとした自分の手に恥ずかしめが押し寄せてくる。心臓はどくどくと早く打ち付けて、冷やされたはずの体は再び熱を取り戻す。ロボロの長い舌の感触が忘れられず、下を俯くしかなかった。
rbr「……あ、汚れたやん、……はい、手拭き」
そう言ってコンビニで無償で貰えるだろう手拭きを渡してくる。
sha「……最初からコレにすればよかったやん、」
rbr「まあ、……」
ロボロはけど、と付け足してわざとらしくニヤリと笑いながらこちらを見上げる。
rbr「こっちの方が良かったやろ?」
ロボロはサイダーの泡が弾けるみたいに、にか、と笑った。いや、もしかしたら嘲笑っていただけなのかもしれない。
ただ全てを見透かすような言動に、少しイラっとする。かっこいいのがムカつく。
sha「……んなわけないし、」
rbr「え〜?」
ロボロの口角は上がりっぱなしで、下がってくれない。バカにされているようで。
sha「……お前、覚えとけよっ!?」
rbr「んふふ〜w」
残ってあったアイスを口に放り込む。
体温は冷たくなるはずなのに、熱いまま熱が引くことはなかった。
ほのぼの久々に書いたから舐めてたぜ……1500くらいで終わると思っている自分がいました。余裕で2500越え。ほえー、
アイス食べたい。どうでも良いけど主はスーパーカップのミニがいつまで経っても好きです。ミニくらいがちょうど良いよね。
それとコーヒー飲めないのにコーヒー味のアイスは大好きです。ピノとかめためたうまい。
おぬぬめアイスありゅ?
閲覧ありがとうございました!
コメント
9件
rbrさんの余裕すこでした!!! おすすめのアイスは バニラモナカジャンボとかですかね〜バニラのコクが美味しいですー!
え、天才ですか!!! ほんと可愛すぎます( ◜ω◝ ) 絶対rbrさんは計画通りって思ってます!!() 多分shaちゃんがutならもう即襲ってますよ((((((((( めっちゃ好きすぎました( ᐛ )و
アイスクリームいいなぁ、、