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「ごめん、もう落ち着いた」
そう言いながら、私は目を擦る。
『今日はもう寝ていいよ?』
そんな優しい言葉が描かれた紙が目の前にある。
「でも洗濯物だって終わってないし…」
「それに───」
『やっておくから休んで』
そう言って『家』は大きな手で私をベッドまで
運んだ。
そして布団をかける。
無理やりにでも起きようと思ったが、
私は諦めて寝ることにした。
夜中くらいに、
私は涙が止まらなくて眠れなかった。
が、『家』が私を包み込むように
手を添えてくれたからなのか、
私はいつの間にか眠りに落ちていた。