オリジナル暗黒童話(多分)
人肉人形
ある日、ものすごくお金持ちで、裕福な家がありました。
その家に、ひとりの女の子、ヘレナが生まれた、ヘレナは親に大層可愛がってもらった。
5歳の誕生日の日、ヘレナはとっても可愛いフランス人形をもらった。
それはとても可愛くて、ヘレナは人形が好きになった。
それはもう、人を扱うように、、、
その日から、ヘレナは
ご飯を食べる時も一緒
寝る時も一緒
出かける時も、抱っこ紐で一緒に出かけた
お風呂は、いつも見えるところに置いて一緒に過ごしていた。
微笑ましかった、小さい子が自分のあげたものを大切に、いつも一緒にいて、遊んでくれているのはとても嬉しい。
それから毎年、ヘレナの誕生日プレゼントは人形になった
6歳 熊の人形
7歳 猿の人形
8歳 可愛い二つ結びの人形
9歳 ロングの髪が本物みたいな人形
10歳 手が上下する人形
12歳 足が自由にできる人形
13歳 髪を洗ったりできる人形
14歳 すごくでかい人形
15歳 本物の赤ちゃんみたいな人形
16歳 電池で喋ったり、動く人形
17歳 自分の問いに答えてくれる人形
18歳 自分にそっくりな等身大の人形
18歳になるまで、ヘレナに人形を与え続け、だがそれは一部であり
それだけではない、ヘレナの気に入った人形
欲しいと言った人形
親が可愛い、ヘレナにあげたいと思った人形
、、、何せ、裕福な家系、子供を甘やかし続けた、、、
それが、ダメだった、、、
ヘレナは18歳、親が甘やかした結果
人形が大好きな女の子になってしまった
18歳になっても、人形を愛して、離れられなくなっている
もう、そろそろ、結婚してほしいし、一人暮らしを始めてほしい
そう思った、父は母と話し合い、
人形を燃やし、消すことにした、、、
もう、これ以外の手段が見当たらない
隠しても、「愛の力で見つけられるの!」
と、言ってはぐらかされる。
最終手段だった、、、
今まであげつづけた人形をこの手で燃やすなんて、、、
あの子の悲しい顔を見るなんて、、、
嫌だったが、ヘレナの将来のためだった、、、
ヘレナ ねぇ!!やめて!お父さん!
燃やさないで!私の宝物なの!
父 すまない、、、ヘレナ、、、
お前のためなんだ、、、
母 そうよ、、、悪いけど、我慢して、、、
ヘレナ いや!やめて!お願い!!!!
全て、燃えた、、、
そのあとヘレナは自分の部屋に閉じこもってしまった
ヘレナは部屋から出ることなく、ずっと啜り泣いている
悪いことをしてしまったが
今まで甘やかし続けたこちらにも問題がある
だが、、、
その頃のヘレナは、もう、泣いてなどいなかった
怒っていた、怒り狂っていた
ヘレナの手には刃物、親を殺す勢いで、
扉の前に立っている
父が部屋のドアを開ける
ヘレナは、両親、父と母を二人とも殺した
だが、父と母を殺した後はこの怒りをぶつけるものはもう、どこにもなかった
ただそこには、父と母の
ヘレナは、父と母をみた、
きれいだと思った、、、
今まで貰ってこなかった人形、、、
綺麗な血を流す人形、、、
ヘレナは、狂っている、、、
両親の死体で、人形を編み出した
バラバラに切り落とした、腕、脚、首、胴
全てをくっつけ、一つにした
ヘレナは、実感した
この人形は私にしか作れない、、、!
それからヘレナは自分にしか作れない人形を作るため、
人を呼び寄せた
少女
飴で誘った
赤ん坊
親が目を話しているすきに狙った
男の人
自分に惚れさせ、家に連れ込み殺した
女の人、、、
逃した、、、
男と同じ、家に連れ込んだ、、、
が、ヘレナの噂は広がっていっていた、
『最近いろんな人が狙われているらしい』
注意警報も出ていた
だから、女の人は逃げることができた、はずだった
こんな、血だらけ少女を前にして、、、
怖くて、足が動かない、、、
悔しさと、、、
悲しさと、、、
怒りが、、、
人形が、、、
どれだけ彼女を追い詰めたのだろうか、、、
ヘレナはもう、人肉人形を作ることしか
できない、、、
そのあと、ヘレナはある一人の、男によって、人生の幕が閉じられた、、、
その後のヘレナの家の中
出てきた人形は、、、
コメント
3件
すごい面白い!めっちゃ好みwこういう作品思いつくのすごい!尊敬してる!