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#すちみこ
1,631
七星そら
839
422
注意⚠️
nmmn
年齢操作・暴力表現
BL表現
学校
____赫視点
翠 「やあやあ、おはよ〜」
赫 「…何当たり前のように教室入ってんすか」
茈 「気にすんな、いつもの事だ。」
まだ誰も来てない時間帯、一番乗りに教室に入ったと思えば数秒後に生徒会の2人が入ってきた。
翠 「あれ、他のふたりは?」
赫 「今日はどっちも休みっすよ。…で、そちらは?」
翠 「あはは、我らの生徒会長さん遂に病院に運ばれたよ 笑」
茈 「無理すんなっていくら言っても聞きはしねぇからな。」
ん?
いや、まぁ心臓病の人がここにいること自体おかしかったのは知ってるけど…
赫 「凄い冷静っすね」
翠 「まぁ?初めてじゃないし…」
茈 「その見舞いにお前らも行くかって誘いに来たんだけど…まあ、お前一人なら今からでも行くか。」
赫 「えぇ…そんな軽くていいんすか…?」
獅子王先生(担任)は生徒会絡みのことならいくら授業を抜け出しても怒られないという法則を知っていたので快く誘いを受け入れる。
2人の先輩の軽い誘いで俺は、みこととこさめの居ないつまらない一日を抜け出せたのだ。
病院
___翠視点
ガラガラガラ___
翠 「らんらんいますかー?」
赫 「他のお客さんもいるんだしもう少し静かな方が…」
茈 「なつ、それすちには禁句の言葉だから。」
赫 「え?」
紫暮さんにそう言われ、翠川さんの様子を見ても変なところはない。
強いて言うなら紫暮さんが俺のことを暇から「なつ」と呼び名を変えていることと、翠川さんが病室を見ながら固まっていることぐらいだ。
翠 「らんら、ん…?」
茈 「何固まってんだよ、見えねぇだろうがよ。」
赫 「なんかあったん…すか…って、桃瀬さん!?」
病室の入口には翠川さんが立ち塞がっている。その間から見えた窓際のベットの近くには桃瀬さんが倒れていた。
翠 「らんらん!聞こえる?!」
桃 「っ”ぅ…」
翠川さんは数秒固まった後に、誰よりも早く桃瀬さんの近くに走って意識の確認をした。
見ていても桃瀬さんからの反応はない。胸を押えて小さく呻き声が出ているくらいだ。
翠 「いるまちゃん…ッ、誰か呼んできて…」
茈 「!お、おうッ、なつお前はそこにいろよ!」
紫暮さんは背中を見せて、素早く病室を出て行った。俺にはこんな時どうしていいのか分からず立ち尽くしたまま。
翠 「…!いとま、こっち来て…?」
赫 「っえ、お、おれ…?」
翠 「大丈夫、そのままゆっくり来てね…そして、俺の真似ができる?」
床に倒れてる桃瀬さんの体を座らせて、それを翠川さんは支えている。
言われるがままに翠川さんと入れ替わって桃瀬さんの体を支えるが思っていたよりもずっと軽くてどこかに吹き飛んで行ってしまいそうだ。
翠 「ごめん、ここ任せるね…っ」
赫 「えっ?ちょ、待って…ッ!」
こんな時まで自由人なあの人は、病室を早足で抜けていった。
任せるね? なんて言われても俺と生徒会長には直接的な関わりすらも、繋がりもない。
こんな時、どうすれば…
桃 「ッご、めん…、迷惑かけて…ッ」
赫 「意識あったんすねッ、いま紫暮先輩が誰か呼びに行ってくれてるんで待っててくださいッ!」
桃 「…っ、今は大丈夫…俺をそこに…乗せて欲しい…ッ笑」
弱々しい桃瀬さんの指先が刺したのは病室のベットの上。近くのカーテンはユラユラ揺れて、窓から吹いてくる風邪は冷たい。
赫 「…っしょ、これでいいっすか?」
桃 「うん、ありがとう…ようやく落ち着いた…ニコッ笑」
見慣れない患者さん専用の服を纏った桃瀬さんと、まるで桃瀬さんの為だけに作られたような部屋が対照的で不思議な感覚がする。
棚の中に入ってる勉強の本や、棚の上には桃色のうさぎの人形やいかにも桃瀬さんの趣味じゃなさそうな動物の人形が他にも5体並んでいる。
桃 「お見舞い来てくれたのに、こんなんでごめん…」
赫 「いやいや、なんで謝るんすか?」
桃 「…なんで…?それは、俺が迷惑かけてるから…」
前々から思ってはいたが、この人はなんだが小動物のようだ。
生徒会長には見えないほどに弱々しくて、常に周りには紫暮さんや翠川さんが着いてるからか桃瀬さんはより小さく見える。
茈 「おい!、ナース呼んできたぞ…って、大丈夫なんか!?」
桃 「うん、大丈夫ニコッ笑 呼びに行かせちゃってごめんね?」
茈 「いや、それは構わねぇけど…また発作か?」
俺と看護師さんだけ置いてかれたような病室で、紫暮さんと桃瀬さんは話を続ける。
桃 「…ねぇいるま、すちだけに伝えて欲しいことがあるんだけど…いい?」
茈 「暇は?こいつにも言わねぇほうがいいか?」
桃 「うん、あんまり聞いて欲しくはないかな…?笑」
赫 「…じゃ、お暇しておきます…」
桃瀬さんの柔らかい瞳と、紫暮さんの威圧的な目力に後押しされて俺だけ病室の外に出る。
ふたりの会話を聞きたい気持ちもあるが、俺は早足で違う場所へと向かう。
今、俺がどこへ向かっているのかは俺自身でも知らない。けど、ふたりの会話が聞こえないどこか遠くに歩いていく。
病院の外
____翠視点
翠 「…薬が効いてない…?」
茈 「あぁ、らんからはそう聞いた。まだ担当医にも伝えてないらしい。」
らんらんが病院に運ばれてから3日、いつもならこの時点で薬を貰って帰ってきてるはずなのにまだらんらんは帰ってこない。
理由は入院中の現在、今までにないくらいに頻繁に発作が起きているからだと周りの看護師が言っているのを聞いた。
翠 「あと半年…らんらんは生きてられるのかな…?」
茈 「わかんねぇ、ここからまたらんの体に合う薬を探してかねぇと…」
らんらんは小さい頃から体が弱くて、俺の病院には幼い頃からずっと入院と退院を繰り返していた。
そんな体に合う薬なんて、100個に1個…今まで見つけられていた方が不思議なくらいだ。
「……」
とことこ…
翠 「あれ?あの背中…みこちゃんじゃない?」
茈 「そうか?人違いだろ。てか、こんな時間にいるなんて聞いてねぇし…」
目の前の人が曲がり道を曲がったその瞬間、12時の鐘がなる。
もしこの人がみこちゃんなら、こんな真昼間に外を出歩くなんて教師にバレたら大変だし、芋づる式にバイトのこともバレそうな気がするが……
茈 「…なぁ、あいつが曲がった先って…」
翠 「え?曲がった先…?」
何も言わずにいるまちゃんは目の前で走り出す。頭での理解が追いつかないまま俺はいるまちゃんの背中を追いかける。
声をかけ続けてもいるまちゃんは止まることなく暗い街に入っていく。
翠 (ちょっと…ッ、どこ行くんだよッ!?)
暗い待ちの路地裏
____黈視点
ドンッッ!(背中を押される
黈 「ッい”った…ッ」
真昼間の路地裏、背中を押され壁に押し付けられる。突然の出来事の中で困惑していれば、手を後ろに回され背中で腕を掴まれる。
黈 「何するんやッ!、はなして…ッ」
「はぁ、はぁ…っ♡ 」
後ろから聞こえる気持ちの悪い呼吸が耳にかかる。気色の悪さで涙が溢れてくる。
さわっ…(尻を触られる
黈 「んっ…⸝⸝⸝ やめて…ッ」
「やっと見つけた…っ、この前知らない男に犯されたんでしょ?ぼくが消毒してあげるよ…♡」
黈 「…っは?なんでその事知って…ッ」
俺の質問は耳には届かない。
手を紐で結ばれて、気持ち悪く腰や尻を撫でるように触られる。
感じたくないのに、この前翠川さんに触れられたところと同じところを触られて口から小さく声が漏れてしまう。
気持ち悪い、嫌だ。
誰か、助けて…ッ
コメント
3件
うわ、第9話めっちゃ重い展開だ…。桃瀬さんの発作、薬が効いてないってやばくない?あと最後の黈ちゃんのシーン、読んでて息が止まったわ。あの気持ち悪い呼吸の描写とか、過去のトラウマを思い出させる感じがリアルで怖かった。翠と茈が気づいて追いかけてくれたの、ここで助けが来てほしい…続き気になる🔥