コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ねぇねぇ。君は今何をしているのかな?
頭の中はいつも君だけ。
私はあれから荷物を全て持って家に帰った。家に帰っても誰もいない。話す相手もいない。
私はただひたすら自分の部屋で泣いた。
泣いたところで誰にも伝わるわけがないのに。
あれから2ヶ月が経過した。
桃花から聞いた話だと、私が学校に行かなくなってから翔太くんの様子がおかしいと言う。
翔太くんの親友の康二くんも学校に来なくなったと言うし、翔太くんの調子も悪くなっているらしい。
桃花は「○○が来たら翔太くん喜ぶんじゃない?!」と言うけど、私はそんなわけないと思っている。
そんな私の家に翔太くんがやってきた。
桃花から家を聞いたと言う。
翔太「○○さん。最近何かあったの?」
翔太「俺のせい?」
そんな目で見つめないでよ。泣いちゃうじゃん。あなたのせいじゃないのに。
私は涙をこらえきれず、その場で泣き出してしまった。
翔太「ごめん!俺のせいだよね!ごめんね!帰るよ!」
ここで止めないと翔太くんは自分のせいだと勘違いしてしまう。止めなければ。
○○「待って!!」
私は叫んだ。生まれてから今まで一度も出したことの無いほどの大きな声で。
翔太「え…?」
翔太くんの目からは涙がこぼれてきそうだった。
ごめん。この4文字が言いたいだけなのに。なんでこんなにも勇気がないんだろうか。