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「尚さん、ポリネシアンセックスしませんか?」「ポリ…は??」
音羽尚はあまりの衝撃にあいた口が塞がらない。
ポリ…なんだって?いや、まあ幸太さんが言う事だ。どうせまた変なのだろう。
「五日間かけてセックスをするんです。」
「セッ…よくそんな恥じらいもなく言えますね。」
いや待て、そこじゃない。
「五日間…??」
そんな5日もかけてセック…性行為なんて出来るのか?
「はい!最近、俺のせいで尚さんに負担かけることが多かったのでこの機会にどうかなと…。」
「体力化け物な自覚はあったんですね。」
「と言うか、あなたが自重すれば済む話でしょう。」
なんて端的に言ってみるが、この男、喜多見幸太にはそんな我慢強いことはできないのだろう。
まあ、僕の体が毎度やられているのは事実である。
「…はあ、好きにしてください。」
なんて、わざとらしくため息を吐くと、喜多見の顔はぱあっと明るくなった。
1日目。
「今日はお話をしましょう!夜も遅いので横になりながら。」
幸太さんは「ねっ?」なんて可愛らしい笑顔で布団を持ち上げる。
「触れるわけではないんですね。」
いや、期待していたわけではないが少しびっくりする。
相手に触れない性行為などあるのだろうか。
「まだ1日目ですから、お互いの好きなところとか…話しませんか?」
修学旅行中の思春期男子か…。なんてツッコミは飲み込み、そういえば好きなところなんて話した事なかったな、なんて思う。
「僕は、尚さんの良い意味でも悪い意味でも誰にも態度を変えないところが好きです。」
「それ、褒めてます?」
音羽は眉間に皺を寄せつつ、少し笑う。
「尚さん、僕にもズバズバ言ってきて冷たいじゃないですか〜!」
なんて言いながら喜多見は少し口を尖らせた。
「幸太さんがバカなことを言うからでしょう。」
ぶっきらぼうにっ答えるが、別にそれだけが理由じゃない。
そりゃ、もちろん幸太さんのことが好きで恋人同士になったわけで。喋るだけで恥ずかしいとか目を合わせるだけで照れるとかそこまではいかないけれど、それでも少しだけ。幸太さんと話す時は気が緩みそうになる。
「それで、尚さんは俺のどこが好きなんですか?」
「…あー……。」
もちろん、僕も言わなければいけないよな。
いざ、言ってみるとなると変に緊張してしまう。
「…相手がどんな人であろうと、そこにある命はすぐ助ける。そんなかっこいいところ…です…かね……?」
言ってるうちにどんどん恥ずかしくなり、音羽は顔をあからめる。
「そんなこと思ってくれてたんですね!いつも怒られちゃうから、嫌なのかと思ってました。」
喜多見が笑いながら言うと
「あなたは自分の命を大切にしないからです。」
と、音羽に怒られる。
「毎回、どれだけ心配してると思ってるんですか。」
「あなたに死なれたら、しばらく仕事出来なくなりますよ、僕。」
珍しくデレる音羽が可愛くて、喜多見は思わず抱きしめそうになる。
「もー!そんな可愛いこと言われたら俺触りたくなっちゃいますよ!」
「触らないって言ったのは幸太さんでしょう?もう寝ますよ。」
「ほんと、ずるいですよ!尚さん!」
2日目。
「今日は何をするんですか?」
「今日は軽いキスとか、ボディタッチです!」
軽いキスだけなら、まだ大丈夫か。
「…気になってたんですけど、昨日からするこの甘い香りはなんですか?」
「あ、気づいてました?アロマ炊いてみたんです!」
この甘ったるい匂いが、音羽の脳にモヤをかける。
このアロマもきっと、雰囲気作りのためだろう。
「あまり好きじゃないですか?」
「いや、大丈夫です。」
「それなら良かった!」
そう言うと、喜多見は音羽に軽く口付けをする。
急な口付けに驚いた音羽は、少し甘い声が出てしまう。
「今日は思う存分抱きしめられますね!」
「…どうぞ。」
音羽はそう言いながら、両腕を広げた。
喜多見はその光景を見て、固まってしまう。
「来ないんですか…?」
「え、あ、行きます!!」
それもそのはず、音羽からデレることなんて滅多にない。
「昨日から可愛すぎますよ、尚さん…。」
音羽の腕の中で喜多見は、こんなんであと3日耐えられるかな…。と思いつつ、瞳を閉じた。
3日目。
寝室から甘い匂いがすると、「もうそろそろか。」と何となく察せるようになってきた。
「尚さん、今日は深いキスとか布越しで触るとかします。大丈夫ですか?」
「ええ、構いませんよ。」
だんだんと昨日から難易度が上がってきている。
これがポリ…ポル…?なんちゃらか…。
にしても、性行為までの時間も名前も長いな。なんて、テキトーなことを考えていると喜多見にキスをされる。
「尚さん、集中して。」
「まっ、んぅっ…、こうたさん…、」
「待ちません。下、触りますよ。」
喜多見は音羽のモノをズボンの上から優しく触り始める。
「良いって、いってない…、んっ…ぅ、」
おかしい。甘い匂いのせいか、今まで焦らされたせいか。明らかに感度が上がっている。
「尚さん、かわいい。」
「やめっ、みみもとは…、だめっ…です!」
トンッと肩を押すが喜多見はびくともしない。
それどころか、さっきよりも触る手つきがいやらしい。
「こうたさん…もう、だめ…。」
「だーめ。」
喜多見は手を止めると、音羽にキスをする。
「ぁっ…んぅ…、な、んで…。」
「イっちゃダメですよ、5日目まで。」
音羽は自分がこの行為に承諾したことを深く後悔した。
「今日はもう寝ましょう。落ち着くまで待ちますよ。」
喜多見は音羽を寝転がせ、優しい口調で言う。
「こうたさん…、キスして…。」
「尚さん、可愛いこと言わないでください。我慢できなくなりそう。」
そう言いつつ、喜多見は音羽へ口付けをした。
「続きはまた明日。ねっ、尚さん?」
4日目。
「幸太さん、続きは?」
喜多見は、夢なのか?と思うほど目の前の光景が信じられない。
あの、音羽尚が自分からお誘いをしたのだ。
「っ…、しますよ。」
喜多見は音羽にキスをしながら、ズボンを脱がせる。
「尚さん、後ろさわりますね。」
ローションを手のひらであたためると、音羽のそこに指を当てる。
少しずつ慣らしながら、奥へと指を進ませる。
「こうたさんっ…、ぁっ、じらさないでッ…!」
「ごめんね〜尚さん。今日もイっちゃダメだからね。」
「な、んでぇっ…!」
音羽は涙目になりながら、喜多見の腕を掴む。
「おねがっ、ぃ…!イきたっ…、」
思わず音羽の弱いところを刺激しそうになるが、喜多見はぐっと堪えた。
だんだんと刺激を弱めていき、とうとう指を抜いて音羽を落ち着かせる。
「お疲れ様です、尚さん。」
そう言って音羽に軽く口付けをする。
「幸太さんの意地悪…。」
今日は早めに切り上げないと、喜多見自身の理性が持たないのだ。
「ごめんね、明日まで我慢して。」
5日目。
音羽は期待に胸を躍らせていた。
今日でやっと終わるのだ。
「尚さん、おいで。」
喜多見は音羽を軽く抱きしめると口付けをする。
ベッドに音羽を押し倒し、音羽の弱いところを重点的にキスをしていく。
「こうたさん…、口は…?」
音羽が可愛らしく言うと、喜多見は満足げな表情で唇にキスを落とす。
そのまま口を開けるのがあまりにも愛らしく、深く長い口付けをする。
「ん、ふっ…、ぅ…。」
喜多見は音羽のゆっくりとズボンを下ろし、音羽の後ろを愛撫する。
時間をかけて、ゆっくり。とろっとろになるまで。
軽く、一時間は経っただろうか。未だに音羽は後ろを解され、イかせて貰っていない。
「こーたさんっ、もう…ッ、挿れてぇ…」
そんなに余裕のない表情で言われたら、喜多見も我慢はできない。
「挿れますよ、尚さん…。」
喜多見は自身のモノにゴムをつけ、音羽の後ろへ当てがう。
音羽の後ろは、もうすでにとろとろですんなり奥まで届いた。
「はっ、ぁ…♡やっと、きたぁ…♡」
音羽の頭はすでに何も考えられなくなっており、ただひたすら目の前の男との性行為に夢中になっていた。
「尚さん、これからもうしばらくは動きませんからね…。」
なんて、言ったがこんな可愛い尚さんを目の前にして俺が耐えられるだろうか?
ネットだと30分とか言ってたけど、そんなの無理だ。待てない。
「…じゃぁ、きすして。」
舌足らずに話す音羽は、少し拗ねたような表情をしている。
「かわいい、尚さん。」
音羽の望み通りキスをしてやれば、音羽の中が嬉しいと言わんばかりにうねる。
「なおさん…、キスだけで感じてるの?かわいい…。」
「かわいいって言われるの、すき…。」
あーーー可愛い。今すぐ抱き潰したい。
キスをたくさんしてやり、不意に時計を見れば繋がってから15分が経とうとしていた。
「もう、いいよな。」
喜多見はそう呟くと、腰を動かし始める。
「きゅ、うにっ…!?まッ…う゛ぅ…♡」
「はぁっ、尚さんのナカ、奥まで入っちゃいますね…。」
「もぉッ、イっちゃ…♡だめッ、♡」
音羽のソレは、焦らされ続け早くに果ててしまった。
それでも喜多見は腰を止めない。それ以上に我慢していたからだ。
「だ、だめっ…、ぅ゛♡イった、ばっか…ッ♡♡」
「すみませんッ、もう少し付き合ってください…っ、」
「そこッ、やッッ…♡やだ、ぁ゛♡」
「かわいい、かわいい。尚、好き。」
喜多見がそう言うと、音羽のナカがキュッと締まる。
「な、まえぇ゛…♡やめ゛て、ってぇ…ッ♡」
「尚が可愛いからっ、ふぅ…、ついっ、」
「こ、ぉ゛た…♡こーた…ッ!」
「ほんっと、かわいい。とまれなくっ、なるッ…!」
喜多見はさらに速く腰を打ちつける。音羽がイこうがお構いなしにどんどん腰を速める。
「もッ、むり゛…っ゛、あ、へっ゛、ぁ゛…♡ま゛っ、てぇ…ッッ♡♡」
音羽は何回目かの絶頂を迎える。
「はぁ゛っ、俺もそろそろっ…!」
「う゛う゛っ…!♡」
喜多見と音羽はほぼ同時に絶頂を迎える。
「はぁっ、…はぁっ、」
「はァ゛…♡、ぅ゛う、♡」
音羽はほぼ意識をトばしており、ピクピクと体が震えている。
「…より一層、盛り上がってしまった……。」
初めて音羽の意識をトばさせてしまい、喜多見は深く反省した。
「でも…可愛かったな、尚さん…。」
「またやろうかな…。」
深く反省…して…いた……?
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