テラーノベル
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🧣「…嘘だろ、学園長…ついに異世界追放かよ…」
毎度の如く、凛太郎との口論になり、そろそろぶった斬ってやろうかと思った矢先に、マシュマロが間に入ってきた。鎌を上にずらしてマシュマロは無事だったものの、校舎は全く無事ではなかった。縦に亀裂が入り、そのまま崩れていくのを傍観していた。まあ学園長が許してくれるわけもなく『 適当なとこでのたれ死んでこい』となんかヤケクソ的に適当なとこに飛ばされたと思ったら、全くもって知らないとこに来た
🧣「どーなってんだ、ここ……。迎え待とう。学園長だって流石に1週間放置ってことはないだろう。…てか、人いなくね?なに、廃墟?」
確かに夜更けではあるが、明かり1つついていない町があるだろうか
🧣「どっかいこ。こここえー
鬼舞辻「!」
🧣「…腹とか諸々大丈夫ですか?なんか口?めっちゃ出てますけど…え、なんの妖怪で??」
不死川「なんでいやがんだよ! 」
🧣「え?」
竈門「危ない!!逃げて!!!!!!!!!!」
なんか出てきた…え、どっから?…学園長と同じ感じか?刀?マジでなんなん、ここ。逃げて、って何から…
ヒュンッッッッッッッッ
🧣「うおっっっ!?…あっっぶねぇなテメェ!」
『?!』
なに、それ。やばいって。ほっそい腕?みたいなのが飛んできて、なんとなく当たったら死にそうだったので避けた。別に避けれるので問題はないが…横で建物が倒壊したのをみて、やっぱり避けてよかったと思う飯綱
🧣「…えっと、それでは、失礼しました…アッハハハハ…」
鬼舞辻「ちょうどいい」
🧣「だぁ?!それ振り回さないでもらって?!物損で俺が殺されんだよ!!!!!」
ただでさえ物損でこんな辺境に飛ばされたのだ。てか待って、お前ら、和服…?半分羽織の色が違う人いるけど、…あれ荊棘ちゃんと模様同じじゃね?…え、ここ明治?
🧣「今って西暦何年ですかっっ…だから!話聞いてもらっていいですかね?!どっかいくんで」
なんかすごい目で見られてる。もしかしてコイツ対峙中?俺めっちゃ邪魔じゃん。どきますっつってんのに全く攻撃をやめないクソ野郎。学園長みたいだ
🧣「っと……。なあ、あれ何?すっげえ殺意高いじゃん」
竈門「え…」
冨岡「なぜ避けられる?お前は何者だ」
🧣「なんでって…避けられるでしょ、あれくらい。何者って言われても…教師で秦中一家の世帯主の秦中飯綱です」
不死川「ふざけてんのか、てめぇ…」
🧣「え?」
なにも間違ってことは言ってないが…。間違ったことを言っているわけではなく、ほぼ目で追えないようなスピードで攻撃されているはずなのだが。はずなのだが、全然普通に避けるし、無駄口も余裕で叩く。自分たちでさえそんな余裕はないというのに
🧣「えっと…帰っていいですか、マジで。…っと」
『?!』
🧣「刺すのやめてもらっていいですかね?!ぶったぎられるより出血多いんですよ!痛いし!!!!!」
目の前に飛んできた何かキャッチしてみれば、なんかヤバい人?もすっげぇ面白い顔になっている。さっきから当たるのはまずいとなんとなく分かっているので、避けるが、今回は確実に殺しに…というより動きを止めにきた。いきなりこんなに殺意ましましでこられるのも怖いが、飯綱にはどうしても学園長の方が怖く感じる
🧣「…あ、鎌でんじゃん」
竈門「鎌?え、鎌?!」
🧣「俺かまいたちだから。…あれ斬っちゃって大丈夫そうなやつ?」
不死川「何抜かしてんだてめぇ、!!!!!!!」
🧣「…帰りたいっつってんのにかえしてくんないんで。じゃあ強行突破しよっかなって」
不死川「死なねえんだから無理に決まってんだろ!!」
🧣「なるほど。じゃ、遠慮しなくていいですね」
不死川「テメェ頭いかれてんのか?!」
🧣「多分殴られすぎていかれましたね…。…さて俺は帰りたいんです。帰してくれるなら斬らないし大人しく消えます」
鬼舞辻「なら消えろ」
🧣「…」
ほぼ音速に等しいであろう速度の攻撃。ため息しかでない
鬼舞辻「!」
🧣「忠告はしたぞ。どうやったら俺は帰れるか知ってたりする?」
鬼舞辻「貴様ぁ!!」
🧣「えー…先に手出したのそっちじゃん…俺の人生理不尽な怒りに振り回されて終わりかよ…」
もちろんなんの問題もなく避けられたし、なんなら攻撃より早く懐に入って首も切れた。斬るのと同時に首が再生していったのはびっくりしたが、再生より早く斬ってやれば問題なかった。しかも血が出てないのでリアルな首だ。ちょっろグロくて怖い。首掴んで目線を合わせてみると、瞳孔が猫みたいだ。秋雨の親戚だろうか…あとであの猫の課題増やしてやる
🧣「まーもーどーでもいーや…彷徨ってくるんで。ということで、じゃ」
そうやって俺は、その場を後にした…のだが
ドスッッッッ
🧣「…?」
どういうことだ?胴体と頭は切り離して…。そういうことか。首なくても動けるんだ。しくじったな…
🧣「………………あれなんともない?」
鬼舞辻「は?」
🧣「当たったらまずい気がしたんだけどな…勘が鈍ったか…?」
🧣「…!あれにはいれば、」
飯綱の前に、ゲートのようなものが現れた。前のように飛び込めば戻れそうだ。一刻も早くこんな物騒なとこおさらばしてしまおう
💉「いらっしゃい♡…あれ、秦中くん、怪我してるじゃぁん…!!♡♡♡♡♡♡♡♡」
🧣「… 」
地獄から地獄へ突き落とされた気分だった。が、背に腹は変えられない。あの攻撃はくらっちゃまずいものだったはずだから
🧣「…今回ばかりは素直に頼る。ちょっと話聞いてくんね?」
💉「はーい♡」
💉「なにそれ…くっそムラムラすんだけど…♡♡♡ハァハァね、秦中くん…バラしていい…?♡♡♡♡♡」
🧣「…死にたくない」
💉「だぁいじょうぶ〜僕が君を死なせるわけないじゃないか♡♡♡♡♡」
もしかして攻撃の効果ないの、コイツのせいじゃね?基本新薬の実験は俺にされる。学園長の目の届くところにいろと言われたらしいので俺に打ってるんだそう。あのクソジジイ。監視するなら行動の矛先自分にむけろや
🧣「俺、大丈夫そう?」
💉「秦中くん基本毒耐性あるから」
🧣「まってきいてないんだけど?」
💉「ん〜ほら。君に打った新薬でさ、たまに副反応で君寝込むじゃん?」
🧣「本当にやめて欲しいんだけど」
💉「で、多分それでついちゃった♡でも、秦中くんの面白いとこはさ、それ毒耐性でもないってこと」
🧣「あのさぁ、俺の学のなさ知っててその説明なら自分の頭開いと方がいいぞ 」
💉「なんだろうね…秦中くんが毒耐性持ったんじゃなくて、身体が持ったんだよね」
🧣「?」
💉「つまり、毒だって身体が認識しないの。で、今その状態。身体が認識しないから、毒の効果が現れない」
🧣「…」
💉「本当にきみの身体の構造を知りたくてたまらない…♡♡♡♡」
🧣「…バカは、毒に気づかないということで…」
あんま深くまで出しちゃうと鬼滅に失礼なレベルになっちゃうし、完結編の映画やるっぽいし。適当にフラッときて場を混乱させて帰ってきてもらいました
コメント
4件
まじでありがとうございます泣
面白すぎる笑